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ブシャール・ペール・エ・フィスは1731年創業の歴史あるメゾン。もともとリヨンからベルギーへ織物を売る行商を行っていたブシャール家が、道中立ち寄るブルゴーニュのワインを販売するようになり、評判を得てワイン商へとなりました。 現在の社屋は15世紀の城、シャトー・ド・ボーヌ。ボーヌの中心街を取り囲む城壁のすぐ内側にあり、もともと武器の保管庫や兵士の宿舎であったところをカーヴとして利用しています。(よ)は実際に2回ほどカーヴを訪問させていただきましたが、地下2階からなる広々としたカーヴは壮厳な雰囲気。外は猛暑でも、カーヴの中は上着がないと寒いほどの気温。そして湿度十分で、ワイン保管に適した環境です。 ![]() 「ブルゴーニュワインの博物館」とも言われるブシャール社のカーヴの中には、1846年のムルソー・シャルムをはじめとして、騒然たるオールドヴィンテージのコレクションが収められています。 1995年には、シャンパーニュ・メゾン「アンリオ」のジョセフ・アンリオ氏が社長に就任。アンリオ改革が始まります。アンリオ氏の理想のワインとは、「ひとつひとつの畑の個性が忠実に反映されていること」。 伝統的な農法で畑の土壌を活性化し、同時に収量をギリギリまで制限することが大切となります。 収穫は毎年依頼している収穫人による手摘み。小さなケースに畑、パーセルを記載してブドウを入れ、パーセル毎にブドウを管理。よりスピーディーに、より的確に選果出来るようにしています。 ![]() ブシャール・ペール・エ・フィスはネゴシアンであるとともに、コート・ドール最大の所有畑を誇る、ドメーヌでもあります。 1775年に、ヴォルネイ・カイユレの区画を購入したことをはじめとして、次々と銘醸畑を購入。現在では130ha(そのうち12haがグラン・クリュ、74haがプルミエ・クリュ)の所有畑となっています。 中でもフラッグシップ的なワインといえば、ブシャール社のモノポール(単独所有)ボーヌの名畑、グレーヴの中でも特によい区画である「ランファン・ジェズュ」。「ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ」とは「幼子イエスの畑」という意味で、ブルゴーニュを代表する銘酒の一つです。 醸造においても、アンリオ氏は「樽香は、それぞれの畑の葡萄がもつ個性を100パーセント引き出すためにある。多くてもいけないし、少なくてもいけない」というポリシーを貫くために、樽会社を設立したほど。また、コルクの品質研究など、ワインの品質管理にも徹底的に取り組んでいます。 05年にはサヴィニー・レ・ボーヌ村に新しい醸造所が完成(ここも見学させていただきました♪)。05年収穫分から稼動しています。 国道を挟んでボーヌの畑からすぐの立地にあり、ボーヌに多くの自社畑を有するブシャール社にとって、収穫後すぐにブドウを運んでこれる好立地。最新の醸造設備が整い、自社畑のそれぞれの区画に合わせて使いわけられる様々な大きさの発酵樽や地下深く掘られたカーヴは、ワインにストレスをあたえず作業行程に合わせて配置された効率のよい設計。さらなる品質の向上に期待がふくらみます。 |

ブシャール・ペール・エ・フィスは1731年創業の歴史あるメゾン。
1995年には、シャンパーニュ・メゾン「アンリオ」のジョセフ・アンリオ氏が社長に就任。アンリオ改革が始まります。