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川合のおすすめ

 レ・カレッシュ・ド・ラネッサン05(12年5月)
フリードリッヒ・ベッカー ジルヴァーナ QbA トロッケン10(1リットル)(12年3月)
 マッド・ハウス ヘイ・メーカー 各種(12年2月)
 丹波ワイン 京都産スパークリング・サペラヴィ11(12年1月)
ゲオルグ・ブロイヤー リースリング・ソヴァージュ 08 (10年10月)
チェスコン ピノ・ネーロ 09(10年10月)
この値段からは想像できない実力派ボルドー
レ・カレッシュ・ド・ラネッサン 2005
レ・カレッシュ・ド・ラネッサン 2005
Les Caleches de Lanessan
■ 赤 ミディアムボディ
■ ボルドー/AOCオー・メドック
■ 1,600円

かわいのおすすめ

初めて飲んだワインがボルドーだった、っていう人は案外多いんじゃないかと思いますが。
その後ブルゴーニュにはまったり、イタリアやニューワールドのカジュアルワインに親しんだりしているうちに、ボルドーワインと疎遠になっている人も多いのかなって気がします。
かくいうわたしもその一人。同じお金を出すなら、ブルゴーニュやドイツを選んでしまいがちです。
でも、コスパが高くて美味しいボルドーなら、いつでも大歓迎。
このレ・カレッシュ・ド・ラネッサンは、2005年というグレート・ヴィンテージ。
果実味もタンニンもほどよくこなれているかと思えば、ミネラルも酸味もがんばっていて、ああ、ボルドー飲んでる!という満足感があります。
ハンバーグや豚肉の生姜焼きなんかと一緒に飲むと、しみじみシアワセ〜な気分が味わえます。
1,000円代のボルドーとしては秀逸です!
ぜひお試しあれ。
(余談ですが、このワインのことをつい“カレイシュウ”と呼んでしまうのはわたしだけ?もちろん、そんな“シュウ”はしませんよ!)

(12年5月)
食事と一緒にゴクゴク飲めるお得サイズのジルヴァーナ
フリードリッヒ・ベッカー ジルヴァーナ QbA トロッケン 2010(1リットル)


当主のフリードリッヒ・ベッカー氏とフリードリッヒ・ベッカー・ジュニア氏



ラベルに描かれているブドウの木はベッカー家の建物の入口にあります
フリードリッヒ・ベッカー ジルヴァーナ QbA トロッケン 2010(1リットル)
Friedrich Becker Silvaner QbA Trocken
■ 白 すっきりとした辛口
■ ドイツ/ファルツ/QbA
■ 2,400円

かわいのおすすめ

ジルヴァーナ(シルヴァーナ)は、ドイツを中心にアルザスやオーストリアなど、冷涼な気候の土地で造られる白ブドウ品種。リースリングより早熟で造りやすいことから、おもに普段飲みのワインに使われています。
ベッカーはファルツ最南端のシュヴァイゲン村にある醸造所で、戦争などで国境線が何度も入れ替わったことから、その畑はドイツとフランスの両方に拡がります。
ベッカーの造るピノ・ノワールは世界的な評価を得ていますが、そんなベッカー家の普段の食卓に上るのがこのジルヴァーナ。ソーセージやポテト料理などとともに気軽に楽しまれています。
香りは柑橘系をベースに洋ナシや白桃、白い花。口に含むとしっかりとした果実味と酸味が拡がって、ジルヴァーナーあなどれじ、という感じ。そのままでも後を引くおいしさなのですが、実力を発揮するのはやはり食事と合わせたとき。天ぷらやお刺身ともぴったりと寄り添って、1リットルもあっという間です。
ところで、ベッカーのワインのラベルには、キツネの絵が描かれていますが、これはイソップ童話の「キツネとブドウ」*1 にちなんだもの。ファルツ一の巨大共同組合の跡継ぎだったフリードリッヒ・ベッカー氏は、周囲が甘いブドウを作り続けているなか、1973年に独立して辛口のワインを造り始めました。「ベッカーのブドウはすっぱい」と陰口を叩かれながらも、ドイツのピノ・ノワールの評判を勝ち取ったベッカー氏の意地が表れています。

*1 空腹でブドウが食べたかったキツネですが、ブドウは高い木の上にあってどうしても届かない。「こんなブドウはすっぱいや。すっぱいブドウはだいきらい」と強がりを言って終わる話。
(12年3月)
近年注目のニュージーランドから、これぞニュージー!の2本
マッド・ハウス ヘイ・メーカー ソーヴィニヨン・ブラン 2010

マッド・ハウス ヘイ・メーカー サウス・アイランド ピノ・ノワール 2009
マッド・ハウス ヘイ・メーカー ソーヴィニヨン・ブラン 2010
Mud House Hay Maker Sauvignon Blanc
■ 白 フルーティーな辛口
■ ニュージーランド/マールボロ
■ 1,550円


マッド・ハウス ヘイ・メーカー サウス・アイランド ピノ・ノワール 2009
Mud House Hay Maker South Island Pinot Noir
■ 赤 ミディアムボディ
■ ニュージーランド/サウス・アイランド
■ 1,550円

かわいのおすすめ

近年じわじわと注目を浴びてきているニュージーランド・ワイン。十年ほど前までは、生産量の少なさやインフラの不備などから、「美味しいけど、ちょっと値段が…」と思うこともあったのですが、今ではリーズナブルな価格のワインが手に入るようになりました。
ここでご紹介する2本も、マッド・ハウスのベーシック・レンジ。これぞニュージー!という味わいのソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワール。これであなたもニュージーランド・ワインの虜になること間違いなし!
ニュージーランド・ワインにハマったら、ぜひニュージーランドのワイナリーを訪問してみてください。風光明媚って、こういう景色なんだってしみじみ思いますよ!ああ、また行きたい…

マッド・ハウス ヘイ・メーカー ソーヴィニヨン・ブラン 2010
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン産地といえば、一番に思い浮かぶのがマールボロ。このワインは、パッション・フルーツやグアバのようなトロピカル・フルーツ、青トマトのへた、爽やかなハーブ、といった香りが特徴。これでもかといったフルーティーな味わいを爽やかな酸味がぴしっと引き締めています。

マッド・ハウス ヘイ・メーカー サウス・アイランド ピノ・ノワール 2009
サウス・アイランドはニュージーランドの南島。有名な産地にはセントラル・オタゴとネルソンなどがあります。このワインは、ぎゅっぎゅっと詰まったベリー、土っぽさ、甘苦系のスパイス、といった香りが特徴。味わいはとても滑らかで、タンニンもまろやか。南島のピノ・ノワール特有のしっとりとした感じがたまらない一本です。

(12年2月)
グルジア生まれの京都育ち。サペラヴィって何物?
丹波ワイン 京都産スパークリング・サペラヴィ 2011
丹波ワイン 京都産スパークリング・サペラヴィ 2011
■ 赤 スパークリング やや甘口
■ 日本/京都府
■ 2,100円

かわいのおすすめ

サペラヴィというブドウ品種はご存知ですか?
ワイン発祥の地と言われるグルジアの土着品種で、世界の他の地域ではめったに見ることはないそうなのですが…
そのサペラヴィを京都で栽培してワインを造っちゃったのが丹波ワインさん。いつもオモロイ(?)ことをやってくれます。

実は去年も店舗ではサペラヴィのワインを販売していたのですが(“てぐみ・シリーズ”)、酸っぱいもの好きのわたしでも汗が出るほど酸味が強くて、通販での販売を自粛していたという経緯がありました(とても対面販売でないとムリなほど酸っぱかった。けどクセになる美味しさだった)。

ところが、今年“スパークリング・シリーズ”に姿を変えて登場してきたサペラヴィを頂いてみると…
思ったほど酸っぱくない!
いや、確かに爽やかな酸味はあるのですが、果実味や渋み、甘みといった他の要素とのバランスがよくて、自然な酸っぱさに感じられます。
まず赤、青、黒のいろんなベリーの香りがぱっと開いて、シナモンみたいなスパイスやハーブ、土っぽい香りがのぞきます。口に含むと優しくシュワシュワして、果実味と滑らかなタンニンが広がり、最後に残るほのかな甘みに心がなごみます。
複雑なマスカット・ベリーAという雰囲気もあるし、サンジョベーゼを柔らかくしたふうでもあります。
この複雑さがしょうゆ味の煮物にピッタリ!
ちなみにわたしは鱈の肝を甘辛く煮付けたものをアテにしました。

どうしたんだ!というほど変身した今年のサペラヴィ。ぜひ一度お試しください。(12年1月)
一本筋の通ったリースリング。 ドイツワインが初めての方にもおすすめ!
ゲオルグ・ブロイヤー リースリング・ソヴァージュ 2008
ゲオルグ・ブロイヤー リースリング・ソヴァージュ 2008
Georg Breuer Riesling Sauvage
■ 白 すっきりとした辛口
■ ドイツ ラインガウ QbA
■ 2,500円

川合のおすすめ

ドイツワインといえば、甘口の白ワインばかりだと思っていらっしゃる方も多いのでは?たしかに数十年前まではそうだったかもしれませんが、今では上質な辛口白ワインをがんばって造っている生産者も数多くいます。

そんな生産者のラインガウ代表といえるのが、ゲオルグ・ブロイヤー醸造所です。今回は、そのゲオルグ・ブロイヤーのベースレンジであるリースリング・ソヴァージュをご紹介します。

ソヴァージュはフランス語でいう「ワイルド」で、ここでは果汁を完全に糖分がなくなるまで発酵させたものという意味です。グラスにそそいだばかりのときは、柑橘系の果実(グレープフルーツ、レモン、夏みかん)の香りと火打石のようなミネラル香がガシっと感じられ、時間が経つにしたがって、りんごやハーブなどの柔らかいアロマが立ってきます。

口に含んでみると、シャープで気品のある酸味、ミネラル感、柑橘系やりんご、メロンのような果実味が広がり、余韻の持ちもいい感じです。リースリングの特徴であるオイリーな感じはあまりありません。翌日に飲むと、酸やミネラル感がまろやかになり、代わりに果実味が強く出てきます。

塩やレモンを使ったお料理に合います。たとえば、タン塩、ホタテのソテー、塩味の焼鳥、サラダなんかにも。





2枚目の写真はゲオルグ・ブロイヤー醸造所の当主のテレーザさん。2004年に急逝した父・ベルンハルト・ブロイヤー氏の跡を継いで奮闘しています。それにしても、畑の傾斜はすごいです!向こうに見えるのがライン川ですから、つまずくと下までころげおちそうな勢いです。最大斜度は65度だそうです。

(10年10月)
チェスコン新戦力のピノ・ネーロがスタイリッシュなデザインで登場!
チェスコン ピノ・ネーロ 2009
チェスコン ピノ・ネーロ 2009
Cescon Pinot Nero
■ 赤 ミディアムボディ
■ イタリア ヴェネト州
■ 1,280円

川合のおすすめ

今回ご紹介するワインは、社長が5月にサンプル試飲していたもの(ぺろぐびワイン日記を参照)。ピノ好きとしては、社長の「これ、買います」のコメントを信じて、入荷を心待ちにしておりました。

そして9月。やっと手にしたピノ・ネーロは、見た目なかなかスタイリッシュ。ネーロ(黒)のラベルに赤い差し色。チェスコンお約束の小枝ももちろん付いています。

さて、肝心の中身ですが、香りはイチゴ、ラズベリーといった赤い小さな果実にスミレの花。どこかスパイスやハーブのニュアンスもあります。味わいは決して派手ではありませんが、果実味や酸のバランスがよく、なめらかな口当たりで余韻もあります。少し野菜っぽさが感じられるのもわたし好み。

このワインと一緒に頂いたのが、里芋と牛肉の甘辛煮、ほうれん草の胡麻和えという和風のお惣菜だったのですが、これがドンピシャ(ヤギ風?)。おしょうゆ味と相性がいいようです。イタリアンだと牛肉のカルパッチョ、チーズだと白カビ系が合いますかね。

それにしても、ピノ・ノワールでこの価格。ゴハンと一緒にグビグビ楽しめる一本です。

(10年10月)