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谷口のおすすめ


 バレラ レッド10(12年4月)
 サンタ・バーバラ・ワイナリー シャルドネ10(12年3月)
 ルモワスネ ブルゴーニュ・ルージュ・ルノメ00(12年1月)
 グリモウ カベルネ・ソーヴィニヨン・レセルバ05(11年11月)
ワイルド・ホース セントラル・コースト・ピノ・ノワール 06(10年7月)
 コス チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア・クラッシコ07(10年6月)
 シャトー・プピーユ05(10年6月)
毎日これで良いじゃん、と思える、良いとこ揃ったワイン
バレラ レッド 2010
バレラ レッド 2010
Balela Red
■ 赤 ミディアムボディ
■ 南アフリカ/西ケープ
■ 850円

谷口のおすすめ

僕の思い出の一本。 なぜならばー、カーヴドリラックス直輸入のワインで、僕が初めて口にしたワインですから。
まだ僕はリラックスで働いておりませんでした。 びっくりしたもんです。この値段でこんなにガッシリと脂の乗ったワインがあるもんなんか、と。
近所のスーパーで見つけました。当時はワインのこと何も知りませんでしたが、「ワイン界の大魔王・内藤のおすすめ」という顔写真入りの説明書きがありまして、値段以上に、その微妙な安心感と危険な説得力に押されて、つい手を伸ばしました。 そして・・・ひと口飲んでびっくりです。ナメてました1000円以下。ナメてました南アフリカ。
甘く重たい、煙るような深紅のバラの華やかさ(言い過ぎじゃないからね)。紫の果実、赤の果実、ピンクの果実がめくるめく口の中で入れ替わり、ヴァニラにふわりと包まれます。
すごいでしょ。850円でここまで言えます。 色んなワインに通じた今でも、別に毎日でもこれで良いじゃん、と思える、良いとこ揃ったワインです。

(12年4月)
絵の通りの味!(200%主観) 力強くどっしりとした存在感
サンタ・バーバラ・ワイナリー シャルドネ 2010
サンタ・バーバラ・ワイナリー シャルドネ 2010
Santa Barbara Winery Chardonnay
■ 白 こくのある辛口
■ アメリカ/カリフォルニア州/サンタ・バーバラ
■ 2,500円

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ボトルデザインの話になります。このラベルの絵がとっても好きなんです。絵ラベル史上一番グッと来るラベールかもしれない。
ワインを選ぶ際にはある程度、ってゆうかけっっこぉぉー気になりますよねラベルって。(ってみんな言ってます。)
ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ等、お堅いイメージのある地域のラベルはやはり威厳ありき。カッコいいフォントと、カッコいいエンブレムと、有るとこはシャトーの絵とか。これぞエチケットのクラシックってやつですね。高価だったり歴史があったりすると、さすがにチャラく見られたくないでしょうから、カチッとキメてます。超高くてもムートンは一級に後から仲間入りという立ち位置から、挑戦的というか斬新、毎ヴィンテージ違う画家が描いたエチケット。これも好きです、買えませんが。
\1000代〜¥2000代のボトルは、遊び心あるラベルも多いですね。テーブルワインなんだから、ラベルも楽しくなきゃって考えはまったく納得。逆に安くても、外だけ飾って高貴に見せるって手もあります。これも納得…まんまと釣られてしまいます。
パッと見て魅かれるって、人間ですから重要です。直感! もちろんワインは中身第一。味さえ良ければ総て良し。でも飲まなきゃわからない。造り手、品種、土地などでイメージは湧きますが、特に知識も無い、でも目が飲みたがってる。 そんな場合は自分を信じてGOです。そのデザインにGOを出した、ワイナリーのセンスも信じましょう。センスはセンスですから、良いセンス悪いセンス、私のセンス同じセンス。造り手だって脳ミソの中で五感のセンスは連動してますから、どこかで気が合えば、あとは仲良くやっていけます。
僕がしみじみと好きな、このサンタバーバラワイナリー・シャルドネの絵。アイルランドの画家、マーク・シールズの作品です。儚そうで物憂げで乾いているけど、何かが始まりそう。 
しかししかし何がすごいって、中身と外見が一緒なこと!絵の通りの味!(200%主観) 力強くどっしりとした存在感。色々主張はしますが、酸は丸く、果実味柔らかふわふわふわり。ハッキリ言ってまったく酸っぱくないです。ヴァニラの花の、濃い白、薄い黄色。そしてほんのりと青っぽく。清潔。
とりあえず酸は弱めなので、まずキンキンに冷やして、引き締めてから飲むことをお薦めします。
額縁をそのままラベルにするって好きだーーー。 上から下まで中身まで、ボトルとしてセンスの良い一本です。
(12年3月)
何度飲んでも美味い!“自分で買える値段”のブルゴーニュ
ルモワスネ ブルゴーニュ・ルージュ・ルノメ 2000
ルモワスネ ブルゴーニュ・ルージュ・ルノメ 2000
Remoissenet Pere & Fils Bourgogne Renommee
■ 赤 ミディアムボディ
■ フランス/ブルゴーニュ
■ 2,600円

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私がブルゴーニュをお薦めするのは初めてではなかろうか。もちろん今までにも大感動したブルゴーニュの赤は数々ありますが。
でもそれらは自分で買っていない…、ってか手ぇ出ません。超有名どころグランクリュで20年物。って、そりゃ感動もしますわね。

で、やっと出会いました。何度ねえ飲んでもですねえ、目がまん丸くなって、あっれーこんな美味しかったっけーってなるワインを。そして自分で買える値段…。(←ここ一番重要。)

立ち姿からして好きです。エチケット渋い。ルモワスネのキャップシールって絶妙な色!こういう色の服着て歩いてたら超ダサいってゆうぐらい絶妙。

グラスに注いだ時のワインの色というのがまた、すごくキレイです。注ぐ前の静置の状態にも依りますが、運が良ければクリスタルクリアーでピンクサファイアーなキラキラがグラスの中で踊ります。
香りの印象というのはそこまで強烈ではないです。静かなイチゴです。

口に含んだ時のまず最初の感動は、その静けさです。まったく刺激的ではない、何も攻撃してこない。静かーに浸透していくのを、待ってくれているような受動的なワインです。
10年以上経ていまだに、とても若々しい酸がありますが、やはり静かに、静かな甘みと調和して、染み入ります。

僕が最初に飲んだ時、夜寝る前に飲みました。それが良かった。お薦めします。
暗めの部屋で静かに、眠りに就く前に、心を落ち着ける、安らげる。瞑想するワインです。
(12年1月)
値段は安いが、旨さは高い!最大ギャップのワイン
グリモウ カベルネ・ソーヴィニヨン・レセルバ 2005
グリモウ カベルネ・ソーヴィニヨン・レセルバ 2005
Grimau de Pujades Cabernet Sauvignon Reserva
■ 赤 フルボディ
■ スペイン/ペネデス
■ 1,580円

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最近特に思っております、スペインって良い意味で値段と味にギャップが大きいと。
その中で最大ギャップのワインがこちらのグリモウ・カベルネソーヴィニヨン。

カタルーニャ州ペネデスの小さなワイナリー、グリモウが作るカベルネ・ソーヴィニョン、わずかにテンプラニーリョ。
アメリカンオーク樽で12ヶ月熟成、セラー内で36ヶ月の瓶熟です。手間掛かってます…それだけ美味しいです。
控えめの酸+しっかりとワイルドなタンニンをお持ちですが、派手ではない渋めの樽バニラが包んでくれるベストバランス。
黒に3歩手前の赤紫といった濃さです。濃いけど濃すぎず、気付けば酸も有るといった感じ。力強さとエレガンス、兼ね備えてます。

値段は安いが、旨さは高い。いつも探してますが嬉しいですねー見つかった時。
3,200円かと思ったら1,580円だったー!って言うヤツ。
それこれ。
(11年11月)
ザッツ ニューワールド!果実の甘みがたっぷりのカリフォルニアワイン
ワイルド・ホース セントラル・コースト・ピノ・ノワール 2006
ワイルド・ホース セントラル・コースト・ピノ・ノワール 2006
Wild Horse Central Coast Pinot Noir
■ 赤 ミディアムボディ
■ カリフォルニア/セントラル・コースト
■ 2,700円

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濃く、甘くのピノノワールです。キレイな酸で透き通ったルビー色、とは真逆。ムワッと濃く咽び煙る香り華やかで、しっかりとした樽の甘み。ニューワールドは濃くて飲めませんとおっしゃる方、あなた方が嫌いなワインはこれでしょう。

好みってのはどうしようもないですよね。確かに、同じ価格帯として2006年、2007年のブルゴーニュルージュ色々を飲むと、酸は先ず前面に出てきますし、透明度と言うか鋭さと言うか、スキッ、シャキッと口の中を洗浄してくれる気がしますね。

ワイルドホース・ピノの場合は 、先ず果実の甘みがまったりと口の中に広がり、べったりと旨みを供給してくれる。同じ品種でここまで別のワインが出来ますか、という顕著な例になるでしょう。僕は大好きなんです、こういうワイン。分かりやすいじゃないですかねえ、美味しいポイントが。
(10年7月)
ワイルドさと清楚さをあわせ持った、エレガントなワイン、どうぞ
コス チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア・クラッシコ 2007
コス チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア・クラッシコ 2007
Cos Cerasuolo di Vittoria Classico
■ 赤 ミディアムボディ
■ イタリア/シチリア州 DOCGチェラスオーロ・ディ・ヴィットリア・クラッシコ
■ 2,900円

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完璧なワインなんてある訳は無いんですけれどもね、近いんです。もちろん自分の味覚での判断です。

バランスの良いワインに惹かれる私には、儚さも図太さも、赤い黒いも、一つのボトルに入っているこのワインは理想に近い一本。
色は濃いです。香りは華やか、肉厚なバラの花びらから、薄いピンクの可愛い桜の花まで幅広く。
しっかりとした果実味ですがさらりとした飲み口。甘く、辛く、重く、軽やかで華やか。

とてもバランスがいいのですが、全ての要素が、ちょうど良い+1ぐらいですね。だから、ちゃんと色々な味が主張し合っているのです。

葡萄はヴィットリア土着のフラッパートが40%。フラッパートだけだと、爽やかなボイズンベリーのような酸と、チェリーの甘みを持った、ピンク色のワインになりがちですけど、残り60%のネロダヴォラで、重厚さ、黒さ、ヴェルヴェット感アップ。このブレンドが絶妙バランスの元ですね。
ワイルドさと清楚さをあわせ持った、エレガントなワイン、どうぞ。
(10年6月)
バランスよく飲みやすい!旨みがグンを抜いているプピーユのセカンド
シャトー・プピーユ 2005
シャトー・プピーユ 2005
Chateau Poupille
■ 赤 ミディアムボディ
■ ボルドー コート・ド・カスティヨン
■ 2,200円

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大仰な話が付いて回るプピーユですが、こちらはそのプピーユのセカンドです。

とてもバランスが良く、滑らかで飲み易いですね。コートドカスティヨンのメルローらしく、最初に来るのはピリッとしたスパイスなのですが、そこからは、うすーくまるーく延ばされて飲むのにいちばん適した状態が長く続きます。チョコレートで言えば、カカオの比率が段々下がって行きミルキーになって安心、と言う感じです。辛すぎると食べヅラいですよね。

ファーストはスパイシーで濃くワイルド、セカンドは飲みやすさのバランス。しかし、旨みがグンを抜いているからこそのお薦めです。
メルロ100%、平均樹齢は30年。70%はオーク樽で36ヶ月間じっくりと。30%はステンレス樽。ファーストもセカンドも同じ葡萄を使い、熟成段階でランクが振り分けられています。要するに違いはインパクトの差です。
飲み続けるのなら、ガツンと叩かれるより、ジワーッと染み込むものを、と、思います。
(10年6月)