
2006年10月1日 「ムーラン・ド・ラ・ガルデット編」〜職人の作る、本物のジゴンダス〜
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| ::ムーラン・ド・ラ・ガルデット:: Moulin de la Gardette |
10月1日夕方。前日、食事の席で是非伺いたいですという話をしたら、あっさり了承頂いたムーラン・ド・ラ・ガルデット(以後MG)に行きました。5代目となるジャン・バティストさんはとても温和でゆったりとした方でした。 ジャン・バティストさんはナパのダイヤモンドクリークで修行するなど、今となっては多くなりましたが、同年代では貴重な経歴の持ち主です。早速、コンクリートタンクの中に入ったブドウをピジャージュ。ピジャージュってどんなイメージですか?僕のやる前のイメージは割とスコーン、スコーンといけると思っていましたが、めちゃめちゃ重たいです。大人が両手に力入れて動くぐらいです。ちなみにMGではルモンタージュも併用しております。発酵の活発な時期はルモンタージュ、発酵初めやゆっくりめの時にピジャージュするようです。 ![]() ![]() ![]() |
一通りピジャージュとルモンタージュが終わり、樽試飲。![]() ![]() 05 シラー&サンソー シュール・リーの状態でとても強く男らしい感じ。 05 グルナッシュ これは凄いの一言。グルナッシュ良いですね。ジャミーですがとてもエレガントです。 03 ジゴンダス樽熟 3年間樽に入りっぱなしの状態。ブドウ本来のエキス分が強かったせいもあり、樽のスパイシーさがとても綺麗に反映しています。 02 ジゴンダス ユニーク この年はグルナッシュ100%のこのワインだけ。年的には難しい事は確かで、他のものより色調も薄い。しかし今飲むならすごく美味しい。余韻は短め。 98 ジゴンダス ヴァンタブラン さらにエレガント。果実味は赤い乾いた果実。アフターにカカオをほんのり感じます。 以下、瓶での試飲。96 ジゴンダス ヴァンタブラン いやー完璧な熟成。しかしまだ若さも感じます。これまたとてもエレガント。エキス分も濃すぎず、スーボワ、ジビエが出ています。美味。 04 ジゴンダス トラディション グルナッシュ80%、ムールヴェードルとシラーが10%ずつ。スミレやブルーベリーのようなアロマがとても綺麗。適度な酸とタンニンのバランスが見事。ストラクチャーもしっかり、04のMGは大成功のように思えます! 04 ジゴンダス ヴァンタブラン グルナッシュ80%サンソー、シラーが10%ずつ。こちらはまだ若さを感じるものの、同じく酸とタンニン、果実と樽のバランスが素晴らしい。フィネスを感じるジゴンダスとはまさにコレ!日本人が好きそうな味わいです。 MGは年産3万本という小さな造り手ですが、そのどれもが昔ながらの良さを残し、ただ濃く甘いだけのワインとは対極に位置します。04年の出来は今回行った生産者の中で個人的には一番の印象です。特にヴァンタブランは樹齢60年を超えるものばかりで、樹齢100年のブドウも入っています(彼は控えめに、少しだけだという)。すごい存在感があるんですが、エレガントで凛としたワイン。是非、日本でお目にかかりたい! ![]() その後、泊めて頂くことになり子供たちと体操のお兄さんばりに遊ばれました。樽の車の絵を描いたのも彼ですね。明日はいよいよ収穫なので6時起きです。 |
翌朝、無事に起床できいざ畑へ!ヴァンダンジャー達と軽くあいさつかわし、ジャン・バティストさんの指示を受け(区画の状態や収穫のスピードなど)一気に摘みだします。 ![]() 熟年の技はさすが!全然スピードが違います。負けず嫌いなので渾身のスピード&カリテでやっていたら...写真ありません。。 |
この区画は多少腐敗果もあったので、収穫の時点で選果します。![]() その後、トラックは満杯になり「RYO、君はトラック運転できる?ここがアクセルで...」とか結構ハードルが上がってきます。 |
収穫したブドウはすぐさまカーヴへ運びます。![]() ![]() ![]() トラックよりブドウがどばーっと流れこみ、除べん・破砕→プレス→コンクリートタンクにジュースが流れこみます。少し前までなっていたブドウがこんな風になるなんて、なんかすごいですね!この後、2回同じようなトラックが到着し作業は続きます。 ![]() |
![]() 次はラベル貼りと梱包作業です。 大きな規模の造り手ではないので機械も実にシンプル。いつもはこの一連の作業を一人でやられているみたいです。ラベル不良がないか、検品も真剣に行います。これだけの量を一気にやったので、へとへとです。 いつもは開けて、品だしする逆の仕事なので、ある意味貴重な経験ですね。ムーラン・ド・ラ・ガルデットはホントに優しく、正直で丁寧なジャン・バティストさん、まさにそのものだと思います。 小さい=良いワインと必ずなるとは思いませんが、何から何まで手作りのワイン、ジゴンダスの働き者まさに職人です。テロワールの表現、伝統の継承、ヴィンテージで表現。彼のワインは全てが揃っている。「秘訣は?」と伺ったところ、「その年の良いブドウをパッションを込めて造ること」ただそれだけだそうです。なんかテクニックなことを聞くのがバカらしくなるようなシンプルな答え。余計なもので固められているど真ん中を打ち抜かれたような答えです。 ![]() でもそれが全てだと一日コバンザメのように引っ付いて思いましたし、彼のワインを飲めば実感できると思います。同じくコバンザメのように付いていった彼の息子のセザールにもこのパッションは伝わってるはず。早くセザールが大きくなって一緒に仕事ができれば良いのにね!きっと伝統は自然とつながって行くんでしょう。 この後、車でサンコムへと続きます。 |
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10月1日夕方。前日、食事の席で是非伺いたいですという話をしたら、あっさり了承頂いたムーラン・ド・ラ・ガルデット(以後MG)に行きました。
ジャン・バティストさんはナパのダイヤモンドクリークで修行するなど、今となっては多くなりましたが、同年代では貴重な経歴の持ち主です。




以下、瓶での試飲。
翌朝、無事に起床できいざ畑へ!
この区画は多少腐敗果もあったので、収穫の時点で選果します。





小さい=良いワインと必ずなるとは思いませんが、何から何まで手作りのワイン、ジゴンダスの働き者まさに職人です。テロワールの表現、伝統の継承、ヴィンテージで表現。彼のワインは全てが揃っている。「秘訣は?」と伺ったところ、「その年の良いブドウをパッションを込めて造ること」ただそれだけだそうです。