2008年6月 Deep関西編 |
最近は外に出ることの多くなった人見です、こんにちは。今回は西日本のワイン生産の現状を肌で感じようと思いたち、誠に勝手なお願いを聞いていただき、丹波ワインの黒井社長に案内をして頂きました。 まだ見ぬ関西地区でのワイン事情は、僕にとって非常に貴重な体験となりました。 伝統とは、革新とは、何か。それではいってみましょう。 |
| *丹波ワイン編* |
早朝、眠い目をこすりながら新幹線にて一路京都へ。京都駅にて丹波ワイン黒井社長のお出迎え。恐縮です。車で走ること1時間ちょっと。丹波ワインに到着!!現在の黒井社長のお祖父様が、もともと照明器具を扱う会社をこの場所に設立。そして2代目のお父様が、海外で飲んだワインに感動し、会社の隣にブドウ畑をつくり丹波ワインを設立。 ![]() そしてさっそく畑を案内してもらうことに。 丹波ワインさんといえば、日本では珍しいブドウ品種を約40種類ほど試験的に栽培しているとのことで、非常に興味をそそられる作り手さん。 畑に入って最初にお出迎えしてくれたのは、ネフレスコールという品種(右の写真)。知ってます?僕は知りませんでした。ヨーロッパ原産の品種で、房がなんと1メートルにもなる品種だそうです。 古代の壁画にえががれているのは、コレかもしれませんね。 ![]() 畑は除草剤は一切使わず、薙刀茅という草が生い茂っていました。(左の写真) この草は暑くなってくる6月下旬頃には茶色くなって枯れて、地面を覆うそうです。そして他の雑草が生えにくくする効果があるそうです。一部では土の栄養分が偏るという意見もあるようですが、偏ることがいけないことだとは僕は思いません。それも個性なんじゃないでしょうか。それはそれで面白いと思います。 ![]() 薙刀茅の他にタンポポがとても印象的で、心が和みます。 土もふかふかで、色々な虫やカエル、へびも見かけました。でもちょっと怖かった。自然を身近に感じている方ほど、強く感じているのはやはり地球温暖化。ここ丹波でも、年々降水量は微妙ながら減っているそうです。どうなっていくのでしょうか、この先。。。 気を取り直して。 この丹波ワインの畑だけでも、表土の違いがあり、その場所その場所にあった品種や台木を組み合わせて、見つけていくだけでも気の遠くなる作業だそうで、今も試行錯誤の真っ最中とのことでした。その台木も自社でまかなえる分は自社でやる、という徹底振り。ここ丹波ワインさんの畑では、大きく二つの土壌があり、一つは黒ボク土といわれる非常に栄養分に富んだ土壌です。もう一つは赤土の粘土質の土壌。黒ボク土の方にはシャルドネ、カベルネソーヴィニヨンが、赤土の方にはメルローが主に植わっているそうです。この辺もまだ完全に納得が行っているわけではなく、まだ試行錯誤の段階です、とのことでした。 丹波といえば、そう、黒豆ですね。この黒ボク土が、美味しい丹波の黒豆をつくる要因だそうです。ただ、その土がブドウにあっているかどうかは、分かりませんけどね!と、笑いながら黒井社長。あ、うん、そ、そうですよねぇ、、 ぶっちゃけてますね! それにしてもたくさんの品種が植わっています。メインとなる品種は、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、ピノノワール、シャルドネなどですが、他にもすでに商品化されているサンジョベーゼ、ピノブラン、セミヨン(右写真)、最近うまくいっていると黒井社長がおっしゃっていたタナ。他にはシラーや、樹齢25年のリースリング。去年アマローネを仕込んだけどうまくいかなかったという山ソーヴィニヨン。試験栽培をしている区画にくると、黒井社長でもどれがどの品種かわからないとのことで、ワイナリー立ち上げ当初から栽培と醸造を手掛けている末田さんにお話を伺いながら、僕が必死でメモできた分だけご紹介します。 アリアニコ、コルテーゼ、オステイナー、シュナンブラン、アリゴテ、ムスカデル、ゲヴュルツトラミネール、エーレンフェルダー、ジンファンデル、テンプラニーリョ、グルナッシュ、カリニャン、マルベック、カベルネフラン、プティヴェルド、ガルガネーガ、シルヴァネール、ヴィオニエ、ネッビオーロ、ショイレーベ、バルベーラ、トレビアーノ、ムーロン、マルヴァジーア、ランブルスコ、ピノムニエなどなど。 もう楽しくて仕方がありません!!ヽ(・∀・)ノ うきうきしちゃいますね。しかし、当然というかなんというか。全ての品種がうまくいっているわけではないです。むしろほとんどがうまくいかないらしいです。中でもネッビオーロとシラーは樹勢が強すぎて、コントロールが難しいそうです。(右写真はネッビオーロ) 丹波ワインさんではピノブラン、シャルドネ、カベルネソーヴィニヨン、タナあたりが可能性、安定性ともにあり、今後とも主力になっていくであろう品種だそうです。 続いて樽試飲へ。たーくさん樽が貯蔵されています。 その中から、まずは我がカーヴドリラックスで丹波ワインさんの商品を取り扱いを始めたときのアイテムでもあるサンジョベーゼから。2007年産をテイスティング。そもそもなぜ日本でサンジョベーゼ?との質問に、日本人にあう赤ワインを造ろうと考えて薄めの赤をと思ってサンジョベーゼを植えたそうです。確かに軽く仕上げてあって、和食がイメージしやすいワインです。個人的にこういうワインは大好きなので、少々熱くなってしまいました。 次にピノノワール2007を樽試飲。 芳醇なフルーツ感があって、今までの丹波ピノとは少し印象が違う感じです。色の濃さをとっても、ボディの厚みをとってもスケールアップした感じです。期待大ですね。それと比較する為にすでに瓶詰めされている2006のピノを試飲。こちらは今までの僕の中での丹波ピノの印象のキャラクター。少し樽感がまだ馴染んでない気がしますが、もう少ししたら落ち着くでしょう。個人的に2002、2005と丹波ピノは飲んでいますが、一貫して同じキャラクターを感じていましたが、2005と2006では造り方を少し変えているそうなんですね。ただ不思議なことに2005と2006は同じようなキャラクターで、2006と2007は造り方は同じなのに、まったく別のキャラクターになっているということ。 ワインに対して人が介入できる割合というのは、それだけ少ないということでしょうか?自然の力は偉大ですね。これだからワインは面白いんですよね。 その他に、カベルネ&メルロー、失敗しちゃったという山ソーヴィニヨンのアマローネ、セミヨンの遅摘みを試飲。印象深いのはやっぱり山ソーヴィニヨンのアマローネ!エスプレッソに砂糖を山盛り入れたような味わい。面白いです。アルコール度数が上がりすぎたらしいです。 |
そんなこんなで、丹波ワインさんでの見学は終了しました。![]() いやほんと色々やってほしいです。 伝統に縛られない環境があるので、これからも面白いことをやり続けてほしいです! |
| その後、兵庫県にある日本酒の酒蔵、西山酒造さんを見学。焼酎や、なんとグラッパもやっているとのこと。貴重なお話、体験をさせていただきました。 |
| * おまけ画像 * |
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夜は京都市内で鶏づくし。 ご馳走さまでした。 ![]() |
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最近は外に出ることの多くなった人見です、こんにちは。
早朝、眠い目をこすりながら新幹線にて一路京都へ。京都駅にて丹波ワイン黒井社長のお出迎え。恐縮です。車で走ること1時間ちょっと。
畑に入って最初にお出迎えしてくれたのは、ネフレスコールという品種(右の写真)。

この丹波ワインの畑だけでも、表土の違いがあり、その場所その場所にあった品種や台木を組み合わせて、見つけていくだけでも気の遠くなる作業だそうで、今も試行錯誤の真っ最中とのことでした。その台木も自社でまかなえる分は自社でやる、という徹底振り。
それにしてもたくさんの品種が植わっています。メインとなる品種は、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、ピノノワール、シャルドネなどですが、他にもすでに商品化されているサンジョベーゼ、ピノブラン、セミヨン(右写真)、最近うまくいっていると黒井社長がおっしゃっていたタナ。
もう楽しくて仕方がありません!!ヽ(・∀・)ノ
続いて樽試飲へ。
芳醇なフルーツ感があって、今までの丹波ピノとは少し印象が違う感じです。色の濃さをとっても、ボディの厚みをとってもスケールアップした感じです。期待大ですね。
