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【ワインコラム~福村編 ワイナリー訪問記 その3】Braida編

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bottleさて、今月のワイナリー訪問記はいよいよイタリアです!
2013年の秋に2週間、ブライダにて研修をさせて頂きました。私が収穫した葡萄がついにワインとなって続々と入荷してきましたので、今回はブライダ社ついてご紹介したいと思います。

ブライダ社のフラッグシップバルベーラ・ダスティ・ブリッコ・デッルッチェローネ

ブライダはバルベーラのポテンシャルを引き出し世界に紹介したカンティーナ。
バルベーラは特に世話をしなくても勝手に沢山実をつけてくれる品種です。
そのようなバルベーラから造られるワインは酸味が強い大量生産の安ワインばかりでした。
ブライダの先代のジャコモ・ボローニャ氏はバルベーラでも丁寧に栽培・醸造すれば高品質のワインが造れるとの信念の元に、畑の改良、房の選別、収量規制、バリックの使用などをの改革を行いフラッグシップワイン“バルベーラ・ダスティ・ブリッコ・デッルッチェローネ”を産み出しました。
1980年代当時このような手法をバルベーラに採用するのは常識では考えられないことでした。
1990年にジャコモ氏は亡くなりましたが御家族によって引き継がれ大きく発展しています。
今でも“バルベーラ・ダスティと言えばブライダ!”です。

ブライダ社が位置するロッケッタ ターナロは北イタリア、ピエモンテ州アスティに位置し、州都トリノから南東に車で1時間弱、アスティから車で東に20分ぐらいの場所です。自然の国立公園があり田園風景が広がる田舎町です。

【アクセス】
Via Roma 94,Rocchetta Tanaro,Asti,Piemonte,Italia

営業日時:火~日 10時~13時、15時~17時(土曜休業)
9月から11月は定休日なし。(要予約)

ブライダ社が位置するロッケッタ ターナロは北イタリア、ピエモンテ州アスティに位置し、州都トリノから南東に車で1時間弱、アスティから車で東に20分ぐらいの場所です。自然の国立公園があり田園風景が広がる田舎町です。
ロケッタ ターナロといえば、サッシカイヤで有名なマルケージ インチーザ デッラ ロケッタの本拠地がある場所でブライダからも歩ける距離です。
標高の高いところには葡萄畑が点々と広がりますが、平地にはとうもろこし畑(食用ではなくオイル用だそう。)などがあり農業が盛んです。

私が研修させて頂いた2013年は雹が降った年で、ブライダの畑も大きな被害を受けました。例年に比べて約30%収穫量が落ちた年です。

2013年は9月17日から収穫がスタート。Moscato、Pino Nero、Dolcetto、Grignolino順で収穫されました。
9月後半も雨が多い天気で思うように収穫が進みませんでした。本来ならもう少し収穫を待ちたいとのことでしたが天気予報で雨の予報が出た為、9月28日より予定を早めてバルベーラの収穫が始まりました。

収穫は朝8時から始まります。

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先に、雨でもたない大きめの葡萄から収穫。例年に比べて実が大きい年でした。Roccetta tanaroの一部の畑は7月と8月に2回降った雹の影響で葉に穴が開き、葡萄があまり良い状態でなく、カビが生えて腐敗しているものも多く見られました。

色の明るいものや、カビが生えているものは収穫しません。

樹の上の方にある葡萄は残します。糖度が低い為ワインにはされず、サン・マルティーノの葡萄と呼ばれます。(11月11日のサン・マルティーノの日まで残っていることからそう呼ばれる。)モスタルダなどにされます。モスタルダとはマスタード風味のジャムで、チーズにかけて食べたりします。

cellarピエモンテでの収穫は意外と朝はゆっくりで、秋に出る霧で濡れた葡萄が乾くのを待ってから収穫を始めます。とはいっても8時くらいには収穫を始めて、暗くなる7時くらいまでひたすら葡萄の収穫は本当に重労働です。2日後くらいにきた背中まで痛い筋肉痛は後にも先にもこの時だけだと思います(笑)
畑での選果はもちろん、ワイナリーに運ばれてからもベルトコンベアーで選果します。畑では7時くらいまでの作業ですが、醸造所では毎晩遅くまで届いた葡萄をすぐにプレスしてステンレスタンクに移動という作業が毎晩続きます。醸造所では仕事の90%が掃除と言われるくらい、醸造所を常に清潔に保つことが重要です。

 

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最後になりましたがBraidaの親戚が経営するi Borognaは必須訪問レストランです!!
マンマが作るイタリア一美味しいアニェロッティが食べられます!特に秋に白トリュフに時期に行くのがおすすめです!この時期はメインにフレッシュポルチーニのグリルもお勧めです。

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■ i Borogna
Via Nicola Sardi, 4 – 14030 Rocchetta Tanaro (Asti)
Tel: +39 0141 644600 – Fax: +39 0141 644105 – P.IVA: 01067650059
mail: info@trattoriaibologna.itなかなかイタリアに行く機会がない方に朗報です。なんとi Borognaで長年腕を振るったシェフが和歌山で同じ名前でピエモンテ料理を提供しています。

■トラットリア イ ボローニャ

和歌山県和歌山市十番丁19 Wajima十番丁ビル5F
Tel:073-422-8228
毎週火曜日、第1・3月曜日
(定休日が祝日の場合は営業。振替休業日を別途設定。)

 

では、今回も最後までお目通し頂きましてありがとうございました。
次回は別府担当のコラムです。