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エクスペリエンス・ナパ・ヴァレー Day4-12018/6/21
四日目です。 朝はだいぶ余裕があって9:30出発、今日もゆっくりできて体調万全です。
一応今日でプログラムはすべて終わり、明日の朝6時半にはホテルをでる予定です。
この日の最初のプログラムは、ブレンディングセッションとあります。 まさかワインをブレンドするとか?
ついた場所はシレノス・ワイナリー。
どこかでみたことがある人だなと思っていたら、初日に関西弁でナパヴァレーの概要を説明していただいたスコットさんでした。 http://blog.cavederelax.com/2018/07/-2018618-nvv-8.html
スタッフの方を紹介していただき、今日ここでこれからやるプログラムについてご説明をうけます。
無論、説明を受けている最中も、ウエルカムワインがあります。
朝一ワインはやっぱりリースリングですね! きれい系なリースリングでした。ありがとうございます。
大方の予想通り、ワインのブレンディングをします。 5つのチームにわかれてどこが一番かの競争です。
ブレンディングの経験者として、これは負けるわけにはいきません。 カベルネソーヴィニヨンのクローン337、クローン15、メルロ、カベルネフランの4種。 このワインたちをブレンドし、その比率を提出してあとでワイナリーの人にブレンドしてもらって、みんなでブラインドテイスティングして、よかったものに投票をするというコンペです。
私たちのチームはD。負けないよ! 制限時間30分という短い時間でなんとかほぼ理想どおりのカベルネフラン主体のワインを完成させました。
だいぶ完成度高くできたと思うので、自信ありです。
各チームブレンド比率を決定して紙に書いて提出。 ワイナリーの方にブレンドをお願いしている間に、
私たちはスコットさんにワイナリーとその隣接した畑を案内していただきました。
昔はグロワー(葡萄栽培者)がもってきた葡萄をこのおおきな秤で計って値段を決めていたそうです。
1968年設立。その前はこのあたりは胡桃が植わっていたそうです。
1970年~1980年までは葡萄を売っており、ワインはつくっていなかったとのこと。
ワイナリーのすぐとなりのカベルネソーヴィニヨンのクローン337が植わっている場所は、昔はピノノワールが植わっていたとのこと。 土地に適した葡萄品種というのも、だんだんとわかってきて、ここではカベルネソーヴィニヨンがあっているとの判断のようです。
カベルネソーヴィニヨンと一言で言っても、クローンによって実のサイズからぜんぜん違います。 このクローン15は実が長いのが特徴。
ほかにもクローン4は香りが強いとか、クローン8はスパイシーだとかいろいろあるとのこと。 テロワールとの相性、どういうワインをつくりたいのかというのも含めてクローンの選抜は重要な要素であるということを学べました。
カベルネソーヴィニヨンよりシャルドネのほうが早く収穫できる、つまり生育がシャルドネのほうが早いってことですね。 写真をみると、もう結構実がふくれてますねー!
ナパヴァレーでは、地域全体としてサスティナヴィリティ(循環農法)の考え方が浸透しており、肥料や農薬、殺虫剤、除草剤などの化学的なものはなるべく使わなりワイナリーがほとんどです。 ここシノレスでも、殺虫剤ではなく鳥が住めるような樹を残して、その鳥が虫を食べる。もっと大きい猛禽類などもいて、それはねずみやもぐらなどを食べてくれるので非常に大事な存在です、とのこと。 自然との共生って感じがしますね。
遠くに見える、赤い棒状のものですが、あれは風車のようなファンで、毎年春に霜の被害があるので、そういう日にはこのファンを回して地表付近の冷たい空気をとばして霜の被害を防ぐそうです。 その時期はどこの畑もこのファンが回っていて、夜中から早朝にかけて轟音がとどろいて眠れないらしいです。 背に腹はかえれませんね。
ん?
あつい畑から、涼しいセラーに入ってまた説明をいただきました。 樽はいろいろなメーカーから仕入れているとのこと。
さて、ブレンディング結果のテイスティングです。 どれがどのチームのワインかわかりません。
とはいっても、私たちのチームDはカベルネフランを主体にしたので他のチームとは違うはず!というところから推察して、まず間違いなくこれだというワインにたどり着きました。 挙手制で、一番美味しかったワインと二番目に美味しかったワインをポント制にして、ナンバー1ワインが決まりました。
結果はー
見事にわれわれのチームDのワインがもっともポイントを獲得しました!やったぁ!
そして、お土産に各チームの自分たちのワインを持ち帰りさせてくれるとのこと。 なんとうれしいサービス!
コルクを自分の手で打栓して、
キャップシールも自分で締めて、手書きでボトルにサインします。
ちなみに優勝チームだけゴールドのキャップでした。 これは良い記念になりました。ありがとうございます! すごく楽しいプログラムでした!!
つづいて今日のランチ会場へ移動です。
ブラック・スタリオン・エステート・ワイナリーに到着。 おぉ、まさにブラックなスタリオンじゃないですか!
お出迎え頂いたのは、 Barbour Vineyards, Kathy Simpson General Manager Barnett Vineyards, Fiona Barnet Owner Black Stallion Estate Winery, Ryan Stewart Asia Sales Manager Black Stallion Estate Winery, Elizabeth Rice Europe Sales Manager の4名の方。
まずは恒例のウエルカムワイン。 これはまた上質なシャルドネをいただきました。濃いです。濃いー。
ささっとワインをいただき、せっかくなので記念写真を、ということで、
黒種馬?の前で全員集合。
ワイナリーを少しだけ案内していただきました。
しっかりとした石造りの外壁です。
樽の数がすごいです。 これは圧倒されますねぇ。
生産量がすごそうです。 これ管理するの相当大変ですよね?すごいなぁ。
さて、ランチです。 屋根つきの屋外にセッティングがされていました。
セルフでとって食べるブッフェスタイルです。 いろいろなサラダや、トルティーヤ
さすがの私も真剣な眼差しで盛り付けていきます。
おいしいなぁ。 無限にたべれるのではないかと錯覚をしましたが、食べすすむとそれが錯覚だと気がつきました。
食べながらも各ワイナリーの方から説明をうけました。
ここで飲んだ3つのワイナリーのワインは日本未入荷とのこと。
いろいろなお話をいただきました。 ありがとうございました。
一応ワインのご紹介を。 2015 Barbour Vineyards Cabernet Sauvignon, St. Helena
2015 Barnett Vineyards Cabernet Sauvignon Spring Mountain, Spring Mountain District
2015 Black Stallion Estate Winery Cabernet Sauvignon, Napa Valley
最後にもうひとつ特別なワインをいただきました。 2013 Transcendent Cabernet Sauvignon, Napa Valley
どれもこれも集中力のあるすごいワインでした。 むむー、いくらぐらいなんだろうか?
おなかもいっぱい。ワインものんで眠くなりそうな感じですが、次へ移動です。 一応次が最後のプログラム。
Day4-2へつづく。
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