|
![]()
リースリング・ツアー in Germany ②7/9
ラインガウのリューデスハイム村、ホテルはリューデスハイムシュロス。 天気は晴れ。
朝食は重め。(写真は二人分) 時差ぼけであまり寝れませんでしたが、ホテルの朝食が思いのほかおいしそうなブッフェスタイルだったので、調子に乗りすぎました。
すきな具を選んでオーダーしてから焼いてもらえる卵焼きがめちゃくちゃおいしかったです。
午後からゲオルグブロイヤーの社長、テレーザ・ブロイヤーさんにアテンドしてもらう予定だったので、ちょっと街中を散策。
観光地であるリューデスハイムにしてはあまりにも人がいない。 なんでしょう? 朝だから?曜日の問題?
ブドウ畑をまわる観光バスはわりと満席でした。
今日の午後うかがう予定のゲオルグブロイヤーのワイナリーも予めチェックです。
ワイナリーカラーの水色がまぶしい。
一通り町のなかは散策して、ちょっと飽きたので丘の上へ行って畑を回ることにしました。
そう、昨日いやな予感がしたあのゴンドラに乗って。 顔がひきつっています。(高所恐怖症)
ゴンドラの上からみるラインガウの畑の景色は最高でした。
私と同じ恐怖症をもつ方ならわかると思いますが、すれ違うゴンドラをみると足が竦みます。
とにかく怖いので、写真をずっととって恐怖を紛らわせていました。
丘の頂上につく頃には冷たい風がビュンビュンふいて、凍えるほど寒かったです。
結構むかしに、ドイツがフランスで戦争に勝った記念につくられた、という像を発見。 かなーりでっかいです。
ほかの観光客に笑われながら、極寒のなかさらに寒い思いをしました。
丘の上なので、ライン川が一望できます。 そしてやっぱり寒いです。
この寒いというのはもちろん標高が高いということもありますが、丘の上は森になっており、そこは日陰なので空気が冷たいままなので、気温差で風がふくっぽいです。 この風がブドウ畑の健康状態を保つために必要なので、丘の上は森が残されているとのことです。これ覚えておいてください。
戦勝記念像からさらに西へいくと、いわゆるラインガウのグランクリュ畑がひろがるところへ出ます。
土壌が赤いですね。赤色なんとか岩という石が砕けてこういう色の土壌になっているようです。 非常に石がたくさん入ったごつごつとした土壌ですが、表土は結構あります。
しばらくあるくと、本日のホストのゲオルグブロイヤーの畑の目印発見。
企業カラーの空色の支柱です。目立ちます。
ブルゴーニュのように、ひとつの区画の畑に所有者が何人もいて、細分化されています。伝統がある土地ならではですね。 支柱でだれの所有かわかるようにしてあるようです。 生産者によってかなり生育具合が違うのが見てわかるかと思います。
このあたりは
おそらくこの地図の水色部分の真ん中にある「ベルクロットラント」の上のあたりだと思われます。 赤い土、ロットラント。なんとなく語源はこのあたりにありそうな響きですね。 知らないですけど。
まだ時間もあるし、おなかもすいてないのでもうしばらく西へ畑を見に。
まあまあの斜面にブドウが植わっています。その向こうにはライン川。 上の地図をみていただいても分かるとおり、ラインガウの畑は南向きに斜面が広がる生産地。 南向きということは、日中の日差しを長時間あびることができます。 そしてライン川。このライン川から反射する日光も南向き斜面の畑にプラスされます。
あとは土壌に含まれる石。 この石が日中の太陽熱を保持して、夜間に下がりすぎる気温をカバーしてくれるという役目があります。 このあたりの石をひろってみると写真のとおりいろいろな石がありますが、もともとここにあったものでない石も含まれるとのこと。
大昔にこのあたりに建っていたお城や館の崩れた石材とかも結構まざってしまっているらしいです。 これも歴史の長いこの土地ならではの特徴ですね。
あと思い出しました、粘板岩でした。いわゆるスレートがたくさんふくまれる土壌です。 先ほどのは赤色粘板岩で、酸化した鉄分が多く含まれるため、赤がでているらしいです。
アポイントは13時だったので、お昼ご飯をこの畑のすぐそばにあるレストランへ。
丘の上にあるレストランなので、見晴らしは最高です。 ライン川の偉大さを改めて感じます。
このあとずーっとワインだから、と昨日の夜も言っていた気がしますが、またビールをのみました。 地ビールです。
軽めに頼んだつもりが一皿の量が多く、またしても大量のジャガイモと肉でしっかりとおなかが膨れました。 だらだらとしているうちに、アポイントの時間になり、待ち合わせ場所の畑へ移動します。
ここからようやくリースリングツアーの本番開始です!
次回へつづく。
|