マンズワイン ソラリス・千曲川ソーヴィニヨンブラン 2023

マンズワイン ソラリス・千曲川ソーヴィニヨンブラン 2023

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味わいの特徴

味わい ミディアム

ライトボディミディアムボディ フルボディ
果実味
淡い 豊か
酸味
弱い 強い
旨味
弱い 強い

マンズワイン ソラリス・千曲川ソーヴィニヨンブラン 2023

マンズワイン ソラリス・千曲川ソーヴィニヨンブラン 2023

通常価格 4,620 (税込)
通常価格 セール価格 4,620 (税込)
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白ワイン

750ml / ソーヴィニヨン・ブラン

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長野県千曲川ワインバレー東地区に位置する小諸市の自社管理畑のソーヴィニヨン・ブランを使用しています。香りを最大限に活かすため、早朝に収穫しすぐにワイナリーへ運んで仕込みを行います。ホールバンチプレス(除梗せずに房ごと搾ること)した果汁をステンレスタンクで発酵・育成させました。年によってそのニュアンスを変えるソーヴィニヨン・ブランならではの豊かな香りと酸味が魅力的なワインです。

外観は輝きのある淡い黄色。香りは非常に豊かで、グレープフルーツやレモンなどの柑橘、トロピカルフルーツの華やかな香りに、レモングラスなどのハーブ香を感じます。アタックは豊かな酸味を感じ、そのあとから厚みのある果実味が現れてきます。余韻には再び酸味が伸びて来て引き締まった印象です。非常に香り高い素晴らしいワインに仕上がりました。(西畑 徹平)

商品データ

商品番号 4935874301334
種類 白ワイン
生産地 日本長野県・小諸市
ヴィンテージ 2023年
品種 ソーヴィニヨンブラン
容量 750ml
この地域のワインを見る

ワイナリー情報

マンズワイン

マンズワイン

ソラリスシリーズを手掛けるマンズワインは、1962年にキッコーマンの子会社として設立された。翌年には勝沼ワイナリーを開設しワインを仕込み始めた歴史のある会社だ。実は日本デルモンテもキッコーマンの子会社。1967年、当時のマンズワイン社長が長野市善光寺付近のデルモンテ用のトマト畑を視察した際、近隣農家の軒先にブドウを発見。「善光寺ブドウ(龍眼)」と呼ばれる品種で、調べてみると高品質なワインが造れることが分かった。そこで、1971年に上田市塩田地区で契約栽培を開始。

その後、上田市から小諸市にいたる千曲川ワインバレーに契約栽培地を増やし、1973年に小諸ワイナリーを開設したのだ。このワイナリーこそが、現在、ソラリスシリーズが造られている醸造所である。

マンズワインHPより。島崎社長は、ソラリスシリーズを立ち上げた方でもある。 マンズワインHPより。島崎社長は、ソラリスシリーズを立ち上げた方でもある。

実は、小諸ワイナリー敷地内では1981年からシャルドネを垣根仕立てで試験栽培しており、欧州系品種の栽培が可能だと踏んでいた。また、このシャルドネの試験栽培場では、降雨量の多い日本でのワイン用ブドウ栽培に立ち向かうべく、後述する「マンズ・レインカット栽培法」の研究も行っており、この方法で栽培していたブドウは、雪害の被害を免れたそうだ。

ピンチはチャンス!倒壊した棚仕立ての龍眼は、マンズ・レインカット栽培法による垣根仕立ての欧州系品種に植え替えることに。まずシャルドネ、メルロ、信濃リースリングの3品種が植えられ、その後ソーヴィニヨン・ブランも加わった。

冷涼な小諸市にあるワイナリー内の自社農園や契約農家での畑には、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、信濃リースリングやメルロといった品種が栽培されてきたが、晩熟タイプのカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培は難しいと判断していた。しかし、カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワイン造りを諦められない。検討を続け、1994年、マンズワインは上田市東山の畑にカベルネ・ソーヴィニヨンの植付けを始めた。元々は松林だった山を削った造成地で南向きのなだらかな斜面。農地履歴のない土壌なので、余分な肥料を必要としないブドウ栽培に向いていた。

東山の畑の様子。ぴしっと整列した畝と遠目に山が連なる様子が美しい。
▲ 東山の畑の様子。ぴしっと整列した畝と遠目に山が連なる様子が美しい。

「鴻ノ巣」とは長い年月をかけて隆起した堆積岩の地層のことで、この一帯がおよそ2000万年前から500万年前は海の底だったことが分かる貴重な場所だ。粘土質の土壌を少し掘り起こすと海底だったことを物語る小石がたくさん出てくる。壮大で圧巻の景色が眼前に広がり、一瞬日本にいることを忘れてしまう…。この土壌環境が東山の畑にも広がるのだ。火山灰性粘土質で、砂が比較的多い砂壌土に近い土壌。水はけがよく、ブドウ栽培に適している。東山のカベルネ・ソーヴィニヨンに手応えを感じ、自社管理畑を広げて、メルロの栽培も開始。東山のブドウは程よく水分ストレスもあることでゆっくり育ち、樹齢と共にどんどんそのポテンシャルを発揮しているそうだ。

マンズワインのインスタアカウントより。ソーヴィニヨン・ブランの収穫時の様子。ブドウの樹の上にレイン・カットが覆いかぶさっているのが良く分かる。 マンズワインのインスタアカウントより。ソーヴィニヨン・ブランの収穫時の様子。ブドウの樹の上にレイン・カットが覆いかぶさっているのが良く分かる。

ちなみに、「マンズ・レインカット栽培法」は1987年に特許出願され、1996年に許諾。今では日本全国で見られる、日本のワイン造りに多大な影響を与えた凄い技術なのだ。

緻密な作業を繰り返すことで得られるブドウの収量は非常に少ない。例えば、「東山カベルネ・ソーヴィニヨン 2021」は24hl/haという超低収量。フランスのブルゴーニュ地方のグラン・クリュの赤ワインの法定最大収量が35ha/hlと規定されているのと比べるとその低さが良く分かるだろう。厳選に厳選を重ねた果実だけが残るから最高のワインになるのだ。

畑には様々なブドウ品種が栽培されているが、ソラリスシリーズとして販売されるのは一握りだけ。例えば、東山の畑にはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ以外に、ピノ・ノワールや浅間メルロといった黒ブドウ品種も栽培されている。美味しいブドウが育っているのだが、スティルのソラリスシリーズとして出すには早いと判断しているそう。最高峰だと納得するまでは出さない。こういう自己規律が効いているのだ。

因みに、ピノ・ノワールはロゼのスパークリングワインがソラリスシリーズとして販売されている。また、マンズワインの千曲川シリーズには、ピノ・ノワールや浅間メルロの赤ワインもあるので、気になる方は是非手に取って頂きたい。どれも美味しいのだ。

小諸ワイナリーの敷地内には、1区画内に32品種が所狭しと並ぶ品種園がある。ワイナリー開設時、小諸に合う品種が何なのか分からず、フランス、ドイツの代表的な品種を中心に垣根仕立てでブドウ栽培を開始したそうだ。また、品種園には、マンズワインが独自にブドウを交配した品種も栽培されている。信濃リースリング(シャルドネ×リースリング)、浅間メルロ(メルロ×(シャルドネ×龍眼))、シャルドネ・ドゥ・コライユ(甲州×シャルドネ)がそうだ。果樹の試験栽培はお金がかかるし、地道な作業だ。こういった先人達の地道な努力の積み重ねがあるからこそ、この地で何を植えるべきかが明確なのだろう。

小諸ワイナリーにある品種園。1区画内にこんなに多種多様なブドウ品種が並ぶ様子は中々見られない。
▲ 小諸ワイナリーにある品種園。1区画内にこんなに多種多様なブドウ品種が並ぶ様子は中々見られない。

このスピリットは受け継いでいて、温暖化対策の一環として、現在、東山の自社管理畑の中ではプティ・マンサンとヴィオニエを試験栽培中とのこと。近い将来、この品種がソラリスのラインナップに加わるかもしれない。

味わいの特徴

味わい ミディアム

ライトボディミディアムボディ フルボディ
果実味
淡い 豊か
酸味
弱い 強い
旨味
弱い 強い

商品データ

商品番号 4935874301334
種類 白ワイン
生産地 日本長野県・小諸市
ヴィンテージ 2023年
品種 ソーヴィニヨンブラン
容量 750ml
この地域のワインを見る

ワイナリー情報

マンズワイン

マンズワイン

ソラリスシリーズを手掛けるマンズワインは、1962年にキッコーマンの子会社として設立された。翌年には勝沼ワイナリーを開設しワインを仕込み始めた歴史のある会社だ。実は日本デルモンテもキッコーマンの子会社。1967年、当時のマンズワイン社長が長野市善光寺付近のデルモンテ用のトマト畑を視察した際、近隣農家の軒先にブドウを発見。「善光寺ブドウ(龍眼)」と呼ばれる品種で、調べてみると高品質なワインが造れることが分かった。そこで、1971年に上田市塩田地区で契約栽培を開始。

その後、上田市から小諸市にいたる千曲川ワインバレーに契約栽培地を増やし、1973年に小諸ワイナリーを開設したのだ。このワイナリーこそが、現在、ソラリスシリーズが造られている醸造所である。

マンズワインHPより。島崎社長は、ソラリスシリーズを立ち上げた方でもある。 マンズワインHPより。島崎社長は、ソラリスシリーズを立ち上げた方でもある。

実は、小諸ワイナリー敷地内では1981年からシャルドネを垣根仕立てで試験栽培しており、欧州系品種の栽培が可能だと踏んでいた。また、このシャルドネの試験栽培場では、降雨量の多い日本でのワイン用ブドウ栽培に立ち向かうべく、後述する「マンズ・レインカット栽培法」の研究も行っており、この方法で栽培していたブドウは、雪害の被害を免れたそうだ。

ピンチはチャンス!倒壊した棚仕立ての龍眼は、マンズ・レインカット栽培法による垣根仕立ての欧州系品種に植え替えることに。まずシャルドネ、メルロ、信濃リースリングの3品種が植えられ、その後ソーヴィニヨン・ブランも加わった。

冷涼な小諸市にあるワイナリー内の自社農園や契約農家での畑には、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、信濃リースリングやメルロといった品種が栽培されてきたが、晩熟タイプのカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培は難しいと判断していた。しかし、カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワイン造りを諦められない。検討を続け、1994年、マンズワインは上田市東山の畑にカベルネ・ソーヴィニヨンの植付けを始めた。元々は松林だった山を削った造成地で南向きのなだらかな斜面。農地履歴のない土壌なので、余分な肥料を必要としないブドウ栽培に向いていた。

東山の畑の様子。ぴしっと整列した畝と遠目に山が連なる様子が美しい。
▲ 東山の畑の様子。ぴしっと整列した畝と遠目に山が連なる様子が美しい。

「鴻ノ巣」とは長い年月をかけて隆起した堆積岩の地層のことで、この一帯がおよそ2000万年前から500万年前は海の底だったことが分かる貴重な場所だ。粘土質の土壌を少し掘り起こすと海底だったことを物語る小石がたくさん出てくる。壮大で圧巻の景色が眼前に広がり、一瞬日本にいることを忘れてしまう…。この土壌環境が東山の畑にも広がるのだ。火山灰性粘土質で、砂が比較的多い砂壌土に近い土壌。水はけがよく、ブドウ栽培に適している。東山のカベルネ・ソーヴィニヨンに手応えを感じ、自社管理畑を広げて、メルロの栽培も開始。東山のブドウは程よく水分ストレスもあることでゆっくり育ち、樹齢と共にどんどんそのポテンシャルを発揮しているそうだ。

マンズワインのインスタアカウントより。ソーヴィニヨン・ブランの収穫時の様子。ブドウの樹の上にレイン・カットが覆いかぶさっているのが良く分かる。 マンズワインのインスタアカウントより。ソーヴィニヨン・ブランの収穫時の様子。ブドウの樹の上にレイン・カットが覆いかぶさっているのが良く分かる。

ちなみに、「マンズ・レインカット栽培法」は1987年に特許出願され、1996年に許諾。今では日本全国で見られる、日本のワイン造りに多大な影響を与えた凄い技術なのだ。

緻密な作業を繰り返すことで得られるブドウの収量は非常に少ない。例えば、「東山カベルネ・ソーヴィニヨン 2021」は24hl/haという超低収量。フランスのブルゴーニュ地方のグラン・クリュの赤ワインの法定最大収量が35ha/hlと規定されているのと比べるとその低さが良く分かるだろう。厳選に厳選を重ねた果実だけが残るから最高のワインになるのだ。

畑には様々なブドウ品種が栽培されているが、ソラリスシリーズとして販売されるのは一握りだけ。例えば、東山の畑にはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ以外に、ピノ・ノワールや浅間メルロといった黒ブドウ品種も栽培されている。美味しいブドウが育っているのだが、スティルのソラリスシリーズとして出すには早いと判断しているそう。最高峰だと納得するまでは出さない。こういう自己規律が効いているのだ。

因みに、ピノ・ノワールはロゼのスパークリングワインがソラリスシリーズとして販売されている。また、マンズワインの千曲川シリーズには、ピノ・ノワールや浅間メルロの赤ワインもあるので、気になる方は是非手に取って頂きたい。どれも美味しいのだ。

小諸ワイナリーの敷地内には、1区画内に32品種が所狭しと並ぶ品種園がある。ワイナリー開設時、小諸に合う品種が何なのか分からず、フランス、ドイツの代表的な品種を中心に垣根仕立てでブドウ栽培を開始したそうだ。また、品種園には、マンズワインが独自にブドウを交配した品種も栽培されている。信濃リースリング(シャルドネ×リースリング)、浅間メルロ(メルロ×(シャルドネ×龍眼))、シャルドネ・ドゥ・コライユ(甲州×シャルドネ)がそうだ。果樹の試験栽培はお金がかかるし、地道な作業だ。こういった先人達の地道な努力の積み重ねがあるからこそ、この地で何を植えるべきかが明確なのだろう。

小諸ワイナリーにある品種園。1区画内にこんなに多種多様なブドウ品種が並ぶ様子は中々見られない。
▲ 小諸ワイナリーにある品種園。1区画内にこんなに多種多様なブドウ品種が並ぶ様子は中々見られない。

このスピリットは受け継いでいて、温暖化対策の一環として、現在、東山の自社管理畑の中ではプティ・マンサンとヴィオニエを試験栽培中とのこと。近い将来、この品種がソラリスのラインナップに加わるかもしれない。