ファーストヴィンテージである2004年がリリースされると、すぐに業界の注目を浴びたアリアンナ・オッキピンティ。彼女は醸造学校に通う学生時代、イタリアのガストロノミー界でとても有名な記者に、「過剰なテクニックと科学的アプローチによって、本来の神聖さを失ってゆくイタリアワインの現状、そして価値ある樹齢の高い樹が生産効率を重視する為に抜かれていくことの悲しみ」などを訴えました。 その後新聞や雑誌、ワイン関係者のブログなどに手紙の内容が掲載され、ワインをリリースするころには既に評判になっていました。そのため、少量しか生産されていなかった彼女のワインは取り合いとなり、現在ではイタリア国内で入手することすら困難になっています。