1999年創業 ワイン専門店　カーヴ・ド・リラックス

メドック格付け3級シャトー・ジスクールのセカンドワイン
産地：フランス／ボルドー
原産地呼称：AOCマルゴー
品種：カベルネ・ソーヴィニヨン70％、メルロ12％、カベルネ・フラン9％、プティ・ヴェルド9％

樹齢の若い（3〜10年）樹から生産。100％樽（新樽33％）で熟成（12ヶ月）。
赤いプラムや、クローヴなどのスパイスの香りに、キルシュを思わせるニュアンス。口に含むと比較的ボディは大人しめで、香りの高い果実や土っぽい印象があり、しっかりとしたテクスチャーが感じられます。果実の豊かなアロマとシナモンやナツメグのスパイスが食欲をそそります。

シャトー・ジスクール
ジスクールの歴史は14世紀にまでさかのぼりますが、本当の始まりは1552年にボルドーの富裕商人ピエール・ド・ロム氏が、“ジスクーツ”と呼ばれていた貴族の邸宅を買い取り、周辺にブドウ園を造って、最初のブドウを植えたときのことです。それ以来、ブドウ栽培の事業は成長を続け、19世紀にはプロミ家、ペスカトール家、クリューズ家によって整備が行われています。85haの所有地のうち栽培面積は85haで、細かくは43区画に分けられており、カベルネ・ソーヴィニヨン53％、メルロ42％、カベルネ・フランとプティ・ヴェルドで5％が栽培されています。植樹密度は1haあたり8300〜10000株と高く、それにより株同士の競争が促され房につく実の数は少なくなります。ブドウは区画毎にステンレスタンクで醸造され、新樽比率50％で16〜18ヶ月間の樽熟成を施します。

若いうちから楽しめ、熟成のポテンシャルもあるワイン
産地：フランス／ブルゴーニュ
原産地呼称：AOCショレイ・レ・ボーヌ
品種：ピノ・ノワール

ドメーヌのラインナップでは唯一のコート・ド・ボーヌに位置する赤。熟したラズベリーのアロマにスパイシーな甘草のフレーバー。チャーミングな果実味に柔らかな酸味。ストラクチャーは比較的しっかりしており、若いうちから楽しめますが、熟成のポテンシャルもありそうです。

レシュノー
フィリップとヴァンサンのレシュノー兄弟が運営する1986年創業のドメーヌで、父から相続したわずか3haの畑をおよそ10haの規模にまで拡大。拠点とするニュイ・サン・ジョルジュをはじめ、マルサネ、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネ、ショレイ・レ・ボーヌなどに点在する畑は、事実上のビオロジックで、いくつかビオディナミ的な調合物も使っていますが、認証を得るつもりはないようです。原則的に100％除梗で10〜12℃の低温マセレーションを4、5日続けた後、自然にアルコール発酵。トータルで3週間のキュヴェゾンを行った後、およそ16ヶ月樽熟成（新樽率は50％〜100％）。

マーケットの熱い注目を浴び続ける生産者
産地：フランス／ローヌ
原産地呼称：AOCコート・デュ・ローヌ
品種：グルナッシュ、ムールヴェドル、カリニャン、シラー、サンソー

イチゴやブラックベリーなどのフレッシュな果実のアロマと果実味が、とてもジューシーに感じられます。適度なタンニンと涼しげな酸、美しいストラクチャーが、重すぎずベタッとしない1本に仕上げています。

ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス
代々､ブドウを生産してきたサボン家が1973年より元詰めを始め、ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスを設立。ブドウ栽培と醸造学の学位を持つクリストフ・サボン氏によって運営されています。彼らの所有するシャトーヌフの畑は分散しており､あらゆる土壌にまたがっています。それぞれの畑の管理は困難を極めますが､これこそがジャナスのワインに飛びぬけた複雑性を持つ素晴らしいワインにしているのです。

スパイス感と熟れた果実味
産地：フランス／ロワール
原産地呼称：AOCシノン
品種：カベルネ・フラン

レ・グレゾーは、ドメーヌの背後に隣接し、ベルナール・ボードリー最高樹齢約50年の区画です。砂利と粘土からなる土壌から、スパイス感と熟れた果実味を持つ充実した味わいが生み出されます。10年の熟成が可能な長熟のポテンシャルを持ったワイン。ベリーやプラムの果実感に、森林や土の香り、スパイシーなニュアンスもあります。タンニンは豊富ですが、絹のようになめらかな口当たりと下草の熟成感が特徴。

ドメーヌ・ベルナール・ボードリー
ドメーヌ・ベルナール・ボードリーは、わずか親子2代にして、不動のトップに躍り出たシノンの新星ワイナリーです。ドメーヌのあるクラヴァン・レ・コトー村は、トゥーレーヌ地区の主要都市トゥールの西方、ヴィエンヌ川沿いに位置しています。ボードリー家は数世紀に亘ってこの村でブドウ栽培家を営んできましたが、フランス味覚研究所のジャック・ピュイゼ教授の傍らで醸造コンサルタントに就いていたベルナール氏が2haを相続したことによって独立。その後、畑を拡大し、現在は30haの畑からテロワール毎に5つのキュヴェと極少量のシュナン・ブランの白とロゼを生産しています。息子マチューは“ビオ栽培の偉大なる父”ユエの元で修行を積みました。畑では除草剤や化学肥料は一切使用せず、テロワールを尊重するため、新樽は一切使用しません。

エレガントで果実味が前面に出てくるスタイル
産地：フランス／南西地方
原産地呼称：AOCカオール
品種：マルベック

平均樹齢約25年。ビオロジック栽培、手摘み収穫。全房で低温マセレーションし、コンクリート&樽で発酵後、6ヶ月熟成。清澄なし、ノンフィルターで瓶詰め。
チェリー、カシスなどのフレッシュな赤黒系果実や複雑なスパイスのアロマ、リコリスのニュアンス。桑の実のような少し酸を連想させるような果実味とタンニンが絶妙に調和している、やさしい口当たりのワインです。

マス・デル・ペリエ
カオール市の南西、コース（フランス南西部の高台地形）に位置するトレプー・ラシエル村にある家族経営ドメーヌ。2006年より現当主ファビアン・ジューヴ（5代目）が引き継ぎ、ドメーヌを興し、ビオロジック、ビオディナミ農法を実施。2009年「エコセール」、2011年「デメテール」、2014年「ビオディヴァン」を取得しました。素晴らしく多様性のあるマルベック品種の中でも「繊細さ」を活かすことを信条にエレガントで果実味が前面に出てくるスタイルのワイン造りを行っています