東北を代表するワイン産地は山形県です。この県の2トップと言える老舗が、上山のタケダワイナリーと赤湯の酒井ワイナリーです。タケダワイナリーはエントリーから最高級レンジまで全てが価格を超える価値を持ち、日本中のつくり手から尊敬される存在。酒井ワイナリー（バーダップワイン）は独自の哲学から生まれる静謐で滑らかな味わいが特徴です。他には日本で最も遅摘みのマスカット・ベーリーＡで知られる朝日町ワイン、最北の甲州を産む月山ワイン、オーナー鈴木さんの味わいセンスの良さが光るベルウッドヴィンヤード、多くの受賞を誇る安定感抜群の高畠ワイナリーなどにも注目です。宮城県のファットーリア・アル・フィオーレのワインはやさしさを感じる味わい。青森、秋田、岩手、福島にもどんどん新しいワイナリーが出来ています。高い緯度により、基本的に冷涼な気候を考えると、さらにワイナリーが増えそうです。