密着取材 | 福島屋
まっとうな食を届ける―福島屋のこだわりとは?
まだまだ寒い風が吹く2月下旬。
首都高を走る車内は、雲ひとつない快晴のおかげで上着なんて必要のない暖かさ。
東京都で最も人口の少ない市で、とても小さな羽村市。
そんな情報を裏付けるかのように、羽村市のカントリーサインを境に、拓けた道路と長閑な街並みがしばらく続く。
カーナビの示す通りに、一瞬「ここ!?」と言いたくなる所で右折してほどなく現れた小さな街並み。
道路の左右には、ここに暮らす人たちが日々買い揃えるためのスーパーがならび、日常の1ページを描く風景となっている。

「食を選ぶことの大切さ」-福島屋が目指す現代の食文化
「当たり前のものだが、よく吟味してお客様へ届けたい。」


「えらぶ」
「つくる」
「まなぶ」
店内に掲げられているコンセプトだ。
日本の食材の本質を学び、味わい、体験するコミュニケーションの場所を目指している。
そんなコンセプトに賛同し、私たちTHE CELLAR 六本木店と虎ノ門ヒルズ店もFUKUSHIMAYA TASTING MARKETへ出店させていただいている。
生産・加工・販売が一体となった福島屋の強み
福島屋といえば、「生産、加工、流通、販売が一体」という言葉が頭に浮かぶが、それこそまさにFUKUSHIMAYA TASTING MARKETの中で行われていることである。
福島屋が仕入れた食材、調味料で加工し、販売する。例えば、普段私もお昼ごはんに購入している唐揚げ。モモとムネが選べるのもうれしいところ。
味がしっかりと染み込んでいて冷めても美味しい。
国産鶏使用で、福島屋の売場で購入できる無添加の調味料で味付け、同じく揚げ油も福島屋で購入できる商品を使用している。

福島屋の厳選素材を使用するレストラン―"食を体験する場"
薪窯で焼き上げる、天然酵母パン、ピザ、そしてクッキー!
羽村駅前中央通りを数分歩いた場所にある福島屋が運営する「薪窯レストランZONAVOCE」にお邪魔し、開発製造責任者の田中さんにお話を伺った。

田中さんはイタリアのパルマで開催される「カンポナート・モンディアル・デッラ・ピッツァ」というピザ職人の世界大会で、2019年に日本人出場者トップの成績を収めている方なのだ。使用している食材について一つ一つ丁寧に説明してくれたのが印象的だった。
色鮮やかな赤い扉を開けると、天井が高いアトリエのような空間が広がり、時の流れもゆったりと感じられた。


奥行きのある店内には、食事を楽しむファミリー、海外からのお客様らしきグループに地元のご夫婦と思しきお二人など、皆さん愉し気にテーブルを囲んでいた。
客席のすぐ隣には、大理石のテーブルと直径1.5メートルのイタリア製の大きな石窯がある。目の前で生地が成形され、色鮮やかで新鮮な旬の具材をトッピング、窯へ入れられる。
スタッフの連携プレイにより、あっという間に仕上がっていく様もライブ感があって非常に楽しい。

丁寧な焼き上げが魅力のクッキー。
手土産に迷ったらこれ!私の上司も大切な取引先への贈り物には迷わず選び大好評だ。


「薪窯×こだわり食材!焼きたてピザの感動を丸ごと味わう」
ピザをいただく前にまずは、なんとも嬉しいシンプルサラダ。
レタスを中心に、レンコン、にんじんや目の前の畑で採れたブロッコリーなど季節によって具材は変わる。
追いオリーブオイルとお塩で、素材の良さが際立つ。
おすすめの4種のピザをいただいた。


旬の牡蠣のジェノヴェーゼ(2月末で終了)
宮城県産雄勝湾産の牡蠣の旨み、高温・短時間で焼き上げることで際立つプリっとしたジューシーさ、口いっぱいに広がる香り高いジェノヴェーゼが美味!
震災後、量産型から少量生産へシフトすることで質の高い牡蠣が作られている。
マルゲリータ
定番だけれど一番の人気メニュー。
ナポリピザのレシピを忠実に再現し、酸味と甘みのバランスが取れたホールトマトに塩以外は加えずトマトソースを作る。シンプルな美味しさを追求した結果だ。
ペスカトーレ
何とも豪華な一枚。
船の上で凍結させ、鮮度が保たれた天然エビを使用、その他にもホタテ、ヤリイカはワタごと使用しているため濃厚な魚介の旨みがギュッと詰まったなんとも贅沢な味。
谷川岳の生ハムとルッコラ
JALの機内食でも採用されているという群馬県産の生ハムがふんわりと添えられている。
通常の生ハムと違い、真空処理されていないから柔らかくしっとりした食感が残るそう。
季節ごとに産地が変わるルッコラは千葉県産の有機栽培のもので、噛むほどに豊かな味わいが広がる。

余談ですが、ピザは直径28センチ。
1人1枚完食し、大満足でした。
通常より少なめのイーストを使用しており、軽めの生地に仕上がっているというのも納得。
食のコミュニケーションを生み出す場所
厳選素材がずらり。本店の惣菜コーナーにも注目!

絶品ピザを堪能した後は、こだわりの食材がそろう福島屋本店へ。
店内に足を踏み入れると、ずらりと並ぶ惣菜の数々が目に飛び込んでくる。そしてその傍らでは、惣菜担当の方々が手際よく仕込みを進めている。その場で出来上がったばかりの惣菜が並んでいく。ただ惣菜を選ぶだけではなく、作られる過程まで楽しめる。
惣菜コーナーで並ぶ一品一品は、実際に店頭で販売されているこだわりの調味料を使って仕込まれている。気に入った味は、そのまま家庭で再現できるのもうれしいポイント。ライブキッチンを横目にプロの味のヒントを得られるのがこの惣菜コーナーの魅力だ。


食の楽しみが広がる!福島屋六本木店の惣菜コーナーで見つける逸品
この惣菜コーナーで見かける光景も実に興味深い。お昼には周辺のオフィスから訪れた人たちがお惣菜を吟味している。上質な味わいで体にいいものは、ランチタイムをちょっと特別なものにしてくれる。
夕方には、学校帰りの子供を連れたお母さん、お父さんがやってくる。子供たちが自分で選んで手に取った食材を、楽しげに持ち帰っている笑顔が可愛らしい。一日の中で変わる店内の雰囲気は、地域に根差したお店だからこそではないかと思う。
共に届ける「本物の食」
「六本木で出会う“いいもの”-福島屋×THE CELLAR Roppongiこだわりがつなぐ、食とワインの世界」
「福島屋」と「THE CELLAR」には、共通する想いがある。それは、“本当に良いもの”を届けたいというこだわり。福島屋の惣菜コーナーに並ぶ料理には、ワインと相性ピッタリのものが多い。例えばロングセラーの「自家製ポテトサラダ」これからの季節にしゅわっと1杯楽しむならフランス産クレマン・ド・ブルゴーニュと。
そして「北海道大野牛ローストビーフ」にはブルゴーニュ ピノ・ノワールなんていかがだろうか。
ジャン シャルトロン ル クレマンドジャン ブランドブラン2021
参考価格6,600円(税込)
シャンソン ブルゴーニュ ピノノワール 2023
参考価格5,500円(税込)
「THE CELLAR」は単なるワインショップではなく、五感で楽しむ体験を提供する。ワインを飲むことでその背景にあるストーリーや造り手の情熱を感じるように、福島屋の食材もまた、作り手のこだわりや想いが詰まっている。どちらも作り手とお客様をつなぐことを大切にしている点で共鳴しあっている。
もしも今週末、旬の食材や美味しいお惣菜を福島屋で購入されるなら、是非「THE CELLAR Roppongi」へもご来店ください。 お家で素敵なペアリングを楽しむ“発見”を皆様に味わっていただくのも、私たちがお届けしたい日常の1ページです。

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