アルザスのリースリングは女子ウケするワインだと勝手に思っているのですが、アルザスで400年近いワイン造りの歴史を持つ家族経営のワイナリーだけあって、ヒューゲルのリースリングは決して期待を裏切らない、安心して手に取れるアイテムの一つです！
2022年はとても暖かかった年で、白桃、洋ナシ、花梨、メロンのような熟した果実の香りが立ち上がります。
また、スイカズラのような白い可憐なお花や蜂蜜の甘やかなアロマと共に、岩や鋼のような鉱物的なニュアンスも！これらがばーんと押し寄せてきます。
リッチな香りとは裏腹に飲み口は辛口。しっかりした酸味の上に、果実味が乗っているので、バランスがとってもいいです。
ちょっと背筋を伸ばしたくなるような、華やかでエレガントな仕上がりなのですが、お高くとまっていない親しみやすさもあるワイン。
だから女子ウケするんじゃないか、と（←しつこい。笑）。

魚介類との相性は鉄板だと思いますが、今回はチキンのクリーム煮と合わせました。
リースリングの果実味豊かな酸味が濃厚なクリームソースをさっぱりとさせてくれるので、ナイスな組み合わせです。
白ワイン＝魚と思いがちですが、内陸に位置するアルザス地方ではハムやソーセージを始めとする肉料理と合わせる文化もあるようですし、鶏肉や豚肉とも合わせやすい、大らかなワインという点も嬉しいところですね！