アルローは、1942年にフランス・ブルゴーニュ地方で創業した歴史あるドメーヌ(ブドウ栽培からワインの醸造まで行う生産者)です。現在は3代目のシプリアン氏、弟のロメイン氏、妹のブルティーユ氏の3兄妹が栽培・醸造を手がけています。
アルローが所有する畑は、平均樹齢30~50年のブドウ樹を育てるモレ・サン・ドニ村や、ジュヴレ・シャンベルタン村、シャンボール・ミュジニー村に位置します。
畑の管理はリュット・レゾネ方式(減農薬農法)を基本としており、2004年以降はすべての畑でビオディナミ農法(有機農法)を導入しました。さらに、馬による耕作も取り入れ、畑ごとの個性を最大限に引き出すテロワール(自然環境)の表現にこだわっています。
また、収穫・選果後の品質基準に満たないブドウや樽は、ネゴシアン(ワイン関連業者)へ販売し、最高品質のものだけを瓶詰めするという徹底した品質管理もアルローの特徴です。
アルローで造られるワインの魅力は、力強さとエレガンスの絶妙なバランスです。特に、ピノ・ノワールは、繊細な果実味と洗練された酸味が際立ち、高く評価されています。
SO2 (亜硫酸)の使用を極力抑えることで、ピノ・ノワール本来のピュアな果実味をストレートに楽しめるスタイルも特徴です。