南アフリカで最も古いシュナン･ブランの畑から造られるキュヴェで、この畑の所有者であるカーステン婦人の名を冠しています。

2006年がファースト･ヴィンテージですが、この15年間で植え継ぎや土壌の改善など畑に多くの投資を行うことで、更なるエレガントさ、巨大なテクスチャー、密度、そして力強さを手に入れる事が可能になりました。

ブドウ樹の樹齢ごとに分け、若樹はオーク樽（500L）、古樹はフードルを用いて、ゆっくりと時間をかけて自然発酵。

フードルとアンフォラを用いて、シュール･リーにて12ヵ月間寝かせ、ブレンドしてフードルに移し、さらに2週間静置。

非常に洗練され規律正しい印象で、長期熟成タイプの仕上がりです。

アロマはトロピカルフルーツの印象から徐々にフレッシュなアプリコットや熟した桃、洋ナシなどのニュアンスへと変化していきます。

しっかりめの酸がこれらの熟した果実味を包み込み、凝縮感と骨格が妖艶で長いフィニッシュへと誘われます。