1860年から続く、家族経営の中規模ワイナリー。1985年頃より、ミクロクリマ、品種、テロワールを徹底調査し、新たな品種の栽培とワインの醸造を試みてきました。標高350～450mのコンテッサ・エンテリーナ村の標高350～450ｍと、サンブーカ・ディ・シチリアの標高700～800mに合計5つの畑を所有。凝灰岩、石灰岩、粘土が混ざり合う畑に、多種のブドウを栽培しています。
シチリア固有のネロ・ダーヴォラを3ヶ月間フレンチオーク樽で熟成させた後、それぞれ別々のステンレスタンクで発酵させたメルロとカベルネ・ソーヴィニヨンとをブレンド。濃いルビー色。カシス、チョコレートの香り。ヴェルヴェットのように滑らかで、しっかりとした骨格を持つワインです。
エチケットに描かれているシチリア名産物フェンネルは魚やサルシッチャなど何にでも合わせて使われることから、「このワインも何にでも合わせて気軽に飲んでもらいたい」という思いが込められています。生産者が畑の一つを「フェウド・パラディッソ（楽園の区域）」と名付けており、その名を冠するワインです。