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  • シャンパーニュをもっと楽しむ!~ サントリーホール×ローラン・ペリエ~

    シャンパーニュをもっと楽しむ!~ サントリーホール×ローラン・ペリエ~

      こんにちは、ザ・セラー 虎ノ門本店の千田です。秋冬のシーズンはワインショップにとって繁忙期。特に年末にかけては、クリスマスのイベントや年末年始のお祝いで、普段よりもシャンパーニュを飲む機会が増える方も多いのではないでしょうか? 今回の記事では、知っているようで実は知られていない「シャンパーニュ」の小話と共に、「シャンパーニュがもっと好きになる⁉意外な楽しみ方」をご提案いたします。特にワイン好き、そして音楽好きの方にとって面白い記事になっておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。「シャンパーニュ×音楽」… さて、いったいどんなマリアージュが生まれるのでしょうか?音大院卒からの音楽教師、そしてワインの面白さにはまって現在はワインバイヤーの経歴を持つ私が解説いたします。   目次 ――――――――――――― シャンパーニュをもっと楽しむ!~ サントリーホール×ローラン・ペリエ~ 1.知っているようで実は知られていない「シャンパーニュ」の小話2.リポート「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」公演を聴きにサントリーホールへ3.知る人ぞ知る!「サントリーホール×ワイン」の深~い関係4.現地でも楽しめるウィーン・フィルのシャンパーニュ「ローラン・ペリエ」 5.シャンパーニュがもっと好きになる!意外な愉しみ方 6.年末年始のおすすめシャンパーニュ「ローラン・ペリエ」3選 まとめ 1.知っているようで実は知られていない「シャンパーニュ」の小話 ワインショップで接客をしていると、お客様から「シャンパンを選んでください」とよくリクエストされます。しかしお話を伺うと、スパークリングワインを探していて、イタリアでもスペインでもOKです。ということもしばしば。シャンパーニュについて知っているようで、知らない方も多いのかもしれません。 「シャンパーニュ」とは、フランスのシャンパーニュ地方で生産された、スパークリングワインを指します。使用可能なブドウの種類や造り方にも規定があり、それをすべて満たした特別なワインが「シャンパーニュ」を名乗れるのです。シャンパーニュは高級なイメージがありますね。実際、価格帯は最低5千円~とかなり高級なお酒です。それもそのはず、シャンパーニュはとても手間暇をかけて造られており、それこそ芸術品ともいえる特別なお酒なのです。 例えば、大量生産のカジュアルなスパークリングワインというのは、一般的にその年に採れたブドウを使って(あるいは貯蔵していたワインも追加して)フレッシュさ、味わいのバランスをとって生産されます。 一方のシャンパーニュは、各メゾンの味わいを表現するために、様々な年、区画毎に膨大なワインをストックし、それを絶妙なバランスでアッサンブラージュ(ブレンド)。その後、味わいにコク、旨みをつけるために1年~10年以上も熟成させます。この熟成の過程でスパークリングの泡がワインに溶け込み、クリーミーな舌触りと、持続性のある泡立ちの高級シャンパーニュが生まれるのです。 その造りの緻密さや、膨大なワインをアッサンブラージュして味わいを創るセンスを想像すると、ワインの中でも特に芸術的なお酒、それがシャンパーニュといえるのかもしれません。 2.リポート「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」公演を聴きにサントリーホールへ (画像:18©N.Ikegami | SUNTORY HALL.) 11月19日、赤坂のサントリーホールでウィーン・フィルの公演を聴く機会に恵まれました。サントリーホールといえば、日本で最高峰のコンサートホール。伝説的な指揮者、故カラヤン氏を始め多くの専門家のアドバイスを取り入れた造りで、その雰囲気や、唯一無二の「響き」から、音楽愛好家のみならず国内外の世界的な演奏家から長く愛されています。この日はウィーン・フィル 東京公演の最終日。前半は”宇宙のテーマ”として圧倒的知名度を誇るR.シュトラウスの「ツラトゥストラはかく語りき」。特に有名なのは序章のテーマですが、途中、旅のヴァイオリン弾きのような生命力あふれるソロを含む約30分に及ぶ作品で、聞き手の集中力と理解力も求められます。冒頭の金管アンサンブルの荘厳な響き、随所に表れる弦楽器の細かなフレーズは一糸乱れぬ美しさで、息をのむ超絶技巧の連続でした。そして休憩あけの後半はドヴォルジャークの交響曲8番。ドヴォルジャークといえば「新世界より」で知られる9番が圧倒的に有名ですが、8番も凄く良かったです。1楽章はきっちりと完璧に。フルートの小粋なソロが耳を楽しませます。そして2楽章から先は生演奏の醍醐味を存分に体感できる、怒涛の音楽表現。途中、クラリネットアンサンブルの温かい音色がこのホールにとても調和していて、2名の奏者のたった2音のシンプルな響きに、会場の観客も、オケのメンバーも、そして演奏している彼らでさえも浸っていました。これが生の演奏会でしか体感できない特別な楽しみ、一体感。そして、コンサートホールも楽器なのだなと、しみじみ実感しました。超一流の演奏者が、今ここで追及する最高の響き。ホールとその日のコンディションの中で1番ベストな音楽に導く指揮者の凄さ。そしてオケとの深い信頼関係が伝わる演奏会でした。いつか本場のウィーン楽友協会でも聴いてみたい…。日本でウィーン・フィルが聴けるなんて贅沢すぎます。今回は世界トップのオーケストラ、ウィーン・フィルのリポートでしたが、これから年末年始にかけては演奏会のベストシーズン。コロナが落ち着いた今、コンサートホールに足を延ばしてみれば、きっと素敵な音楽との出会いがあるに違いありません。 3.知る人ぞ知る!「サントリーホール×ワイン」の深~い関係 実はサントリーホールも、お酒やワインとは深い関係があるのです。例えば大ホールのシャンデリアのデザインは、シャンパンの泡が立ち上っていくイメージ。そして、シャンデリアを形作るガラスの1つ1つはよく見るとブドウの葉っぱのモチーフになっています。他にも客席椅子のデザインや、ホール内に使用されている木材の材質に至るまで、探してみるとお酒やワインとの繋がりが沢山見つかります。 休憩時に営業しているバーコーナーではビールやシャンパーニュはもちろん、ウイスキーの「響」も楽しめます。サントリーホールのロゴマークにも「響」がかくれていることを知っていましたか?ワインやお酒が好きな方同士、こんな小ネタを知っていたら、演奏会がより一層楽しめますね。...

    わたし流。いまイチオシのワインたち

    シャンパーニュをもっと楽しむ!~ サントリーホール×ローラン・ペリエ~

      こんにちは、ザ・セラー 虎ノ門本店の千田です。秋冬のシーズンはワインショップにとって繁忙期。特に年末にかけては、クリスマスのイベントや年末年始のお祝いで、普段よりもシャンパーニュを飲む機会が増える方も多いのではないでしょうか? 今回の記事では、知っているようで実は知られていない「シャンパーニュ」の小話と共に、「シャンパーニュがもっと好きになる⁉意外な楽しみ方」をご提案いたします。特にワイン好き、そして音楽好きの方にとって面白い記事になっておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。「シャンパーニュ×音楽」… さて、いったいどんなマリアージュが生まれるのでしょうか?音大院卒からの音楽教師、そしてワインの面白さにはまって現在はワインバイヤーの経歴を持つ私が解説いたします。   目次 ――――――――――――― シャンパーニュをもっと楽しむ!~ サントリーホール×ローラン・ペリエ~ 1.知っているようで実は知られていない「シャンパーニュ」の小話2.リポート「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」公演を聴きにサントリーホールへ3.知る人ぞ知る!「サントリーホール×ワイン」の深~い関係4.現地でも楽しめるウィーン・フィルのシャンパーニュ「ローラン・ペリエ」 5.シャンパーニュがもっと好きになる!意外な愉しみ方 6.年末年始のおすすめシャンパーニュ「ローラン・ペリエ」3選 まとめ 1.知っているようで実は知られていない「シャンパーニュ」の小話 ワインショップで接客をしていると、お客様から「シャンパンを選んでください」とよくリクエストされます。しかしお話を伺うと、スパークリングワインを探していて、イタリアでもスペインでもOKです。ということもしばしば。シャンパーニュについて知っているようで、知らない方も多いのかもしれません。 「シャンパーニュ」とは、フランスのシャンパーニュ地方で生産された、スパークリングワインを指します。使用可能なブドウの種類や造り方にも規定があり、それをすべて満たした特別なワインが「シャンパーニュ」を名乗れるのです。シャンパーニュは高級なイメージがありますね。実際、価格帯は最低5千円~とかなり高級なお酒です。それもそのはず、シャンパーニュはとても手間暇をかけて造られており、それこそ芸術品ともいえる特別なお酒なのです。 例えば、大量生産のカジュアルなスパークリングワインというのは、一般的にその年に採れたブドウを使って(あるいは貯蔵していたワインも追加して)フレッシュさ、味わいのバランスをとって生産されます。 一方のシャンパーニュは、各メゾンの味わいを表現するために、様々な年、区画毎に膨大なワインをストックし、それを絶妙なバランスでアッサンブラージュ(ブレンド)。その後、味わいにコク、旨みをつけるために1年~10年以上も熟成させます。この熟成の過程でスパークリングの泡がワインに溶け込み、クリーミーな舌触りと、持続性のある泡立ちの高級シャンパーニュが生まれるのです。 その造りの緻密さや、膨大なワインをアッサンブラージュして味わいを創るセンスを想像すると、ワインの中でも特に芸術的なお酒、それがシャンパーニュといえるのかもしれません。 2.リポート「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」公演を聴きにサントリーホールへ (画像:18©N.Ikegami | SUNTORY HALL.) 11月19日、赤坂のサントリーホールでウィーン・フィルの公演を聴く機会に恵まれました。サントリーホールといえば、日本で最高峰のコンサートホール。伝説的な指揮者、故カラヤン氏を始め多くの専門家のアドバイスを取り入れた造りで、その雰囲気や、唯一無二の「響き」から、音楽愛好家のみならず国内外の世界的な演奏家から長く愛されています。この日はウィーン・フィル 東京公演の最終日。前半は”宇宙のテーマ”として圧倒的知名度を誇るR.シュトラウスの「ツラトゥストラはかく語りき」。特に有名なのは序章のテーマですが、途中、旅のヴァイオリン弾きのような生命力あふれるソロを含む約30分に及ぶ作品で、聞き手の集中力と理解力も求められます。冒頭の金管アンサンブルの荘厳な響き、随所に表れる弦楽器の細かなフレーズは一糸乱れぬ美しさで、息をのむ超絶技巧の連続でした。そして休憩あけの後半はドヴォルジャークの交響曲8番。ドヴォルジャークといえば「新世界より」で知られる9番が圧倒的に有名ですが、8番も凄く良かったです。1楽章はきっちりと完璧に。フルートの小粋なソロが耳を楽しませます。そして2楽章から先は生演奏の醍醐味を存分に体感できる、怒涛の音楽表現。途中、クラリネットアンサンブルの温かい音色がこのホールにとても調和していて、2名の奏者のたった2音のシンプルな響きに、会場の観客も、オケのメンバーも、そして演奏している彼らでさえも浸っていました。これが生の演奏会でしか体感できない特別な楽しみ、一体感。そして、コンサートホールも楽器なのだなと、しみじみ実感しました。超一流の演奏者が、今ここで追及する最高の響き。ホールとその日のコンディションの中で1番ベストな音楽に導く指揮者の凄さ。そしてオケとの深い信頼関係が伝わる演奏会でした。いつか本場のウィーン楽友協会でも聴いてみたい…。日本でウィーン・フィルが聴けるなんて贅沢すぎます。今回は世界トップのオーケストラ、ウィーン・フィルのリポートでしたが、これから年末年始にかけては演奏会のベストシーズン。コロナが落ち着いた今、コンサートホールに足を延ばしてみれば、きっと素敵な音楽との出会いがあるに違いありません。 3.知る人ぞ知る!「サントリーホール×ワイン」の深~い関係 実はサントリーホールも、お酒やワインとは深い関係があるのです。例えば大ホールのシャンデリアのデザインは、シャンパンの泡が立ち上っていくイメージ。そして、シャンデリアを形作るガラスの1つ1つはよく見るとブドウの葉っぱのモチーフになっています。他にも客席椅子のデザインや、ホール内に使用されている木材の材質に至るまで、探してみるとお酒やワインとの繋がりが沢山見つかります。 休憩時に営業しているバーコーナーではビールやシャンパーニュはもちろん、ウイスキーの「響」も楽しめます。サントリーホールのロゴマークにも「響」がかくれていることを知っていましたか?ワインやお酒が好きな方同士、こんな小ネタを知っていたら、演奏会がより一層楽しめますね。...

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  • THE CELLARだから提案できる!日本ワインギフトのおすすめ4選

    THE CELLARだから提案できる!日本ワインギフトのおすすめ4選

    お祝い事やお世話になった方などへワインを贈る際、ワイン選びの悩みは尽きないもの。 プレゼントを選ぶ時間は楽しいけれど何を選べばいいのか分からない!と、頭を抱えてしまいますよね。そこで今回は数あるワインの中でも、近年、国内外で注目を集めている「日本ワイン」にテーマを絞ってご紹介いたします。 日本を代表する品種の「甲州」や「マスカット・ベーリーA」のほか、近年ではピノ・ノワールやメルロ、シャルドネなどのフランス系品種も多く栽培され、その評価と人気が年々高まっている日本ワイン。和食ともよく合います。 現在日本では、全国各地に400件を超える個性豊かなワイナリーが存在します。その美味しさを広めるために当店では、ワイン作りに情熱を注ぐ生産者たちのワインをオープン当初から取り揃え、今では国内でもトップクラスのラインナップと情報量を誇るまでになりました。 本記事ではそんな当店だからこそ提案できる、プレゼントにおすすめの日本ワインを4本ご紹介します。   目次 ――――――――――――― THE CELLARだから提案できる!日本ワインギフトのおすすめ5選1.【日本が誇るブドウ品種”甲州”】中央葡萄酒 グレイス甲州 鳥居平畑 プライベート・リザーブ 20222.【日本でも屈指の歴史を持つワイナリー】酒井ワイナリー 名子山 20213.【南国果実と酸!北海道シャルドネ】ココ・ファーム・ワイナリー こことあるシリーズ シャルドネ 20214.【圧倒的な存在感のフラグシップワイン】サントリー登美の丘ワイナリー 登美 赤 2017まとめ   THE CELLARだから提案できる!国産日本ワインギフトのおすすめ4選 ――――――――――――― 1. 日本が誇るブドウ品種”甲州”の逸品中央葡萄酒 グレイス甲州 鳥居平畑...

    ギフト特集

    THE CELLARだから提案できる!日本ワインギフトのおすすめ4選

    お祝い事やお世話になった方などへワインを贈る際、ワイン選びの悩みは尽きないもの。 プレゼントを選ぶ時間は楽しいけれど何を選べばいいのか分からない!と、頭を抱えてしまいますよね。そこで今回は数あるワインの中でも、近年、国内外で注目を集めている「日本ワイン」にテーマを絞ってご紹介いたします。 日本を代表する品種の「甲州」や「マスカット・ベーリーA」のほか、近年ではピノ・ノワールやメルロ、シャルドネなどのフランス系品種も多く栽培され、その評価と人気が年々高まっている日本ワイン。和食ともよく合います。 現在日本では、全国各地に400件を超える個性豊かなワイナリーが存在します。その美味しさを広めるために当店では、ワイン作りに情熱を注ぐ生産者たちのワインをオープン当初から取り揃え、今では国内でもトップクラスのラインナップと情報量を誇るまでになりました。 本記事ではそんな当店だからこそ提案できる、プレゼントにおすすめの日本ワインを4本ご紹介します。   目次 ――――――――――――― THE CELLARだから提案できる!日本ワインギフトのおすすめ5選1.【日本が誇るブドウ品種”甲州”】中央葡萄酒 グレイス甲州 鳥居平畑 プライベート・リザーブ 20222.【日本でも屈指の歴史を持つワイナリー】酒井ワイナリー 名子山 20213.【南国果実と酸!北海道シャルドネ】ココ・ファーム・ワイナリー こことあるシリーズ シャルドネ 20214.【圧倒的な存在感のフラグシップワイン】サントリー登美の丘ワイナリー 登美 赤 2017まとめ   THE CELLARだから提案できる!国産日本ワインギフトのおすすめ4選 ――――――――――――― 1. 日本が誇るブドウ品種”甲州”の逸品中央葡萄酒 グレイス甲州 鳥居平畑...

    ギフト特集
  • ワインのマリアージュとは?具体的な料理の組み合わせやペアリングとの違いも解説

    ワインのマリアージュとは?具体的な料理の組み合わせやペアリングとの違いも解説

      お料理とワインを合わせたときに、「あれ、いつもよりもお料理が美味しく感じる」「この組み合わせの方がワインの香りが引き立つ」といった体験をされたことがありませんか?それはワインとお料理のマリアージュの成功例。その成功は偶然ではありません。マリアージュを成功させるいくつかのポイントをご紹介します。 目次 マリアージュとは? マリアージュとペアリングの違い 【現地取材】ワイン大国スペインから学ぶマリアージュ マリアージュとは? マリアージュとは、『ワインと料理がお互いに引き立てあい、相乗効果をもたらすこと』です。ワインと料理の、味・香り・テクスチャーが組み合わさり、絶妙なバランスが生まれた状態が『マリアージュ』となります。 組み合わせ方のいくつかの例をご紹介します。 ①色を合わせる 1つ目のポイントは『ワインと食材の色を合わせること』です。例えば魚貝類であれば、鯛や平目といった上品な味わいの白身魚には白ワインが合いますし、サーモンやエビにはロゼワイン、マグロやカツオなどの赤身魚には赤ワインが合います。これは肉でも同様に、鶏肉は白ワイン、牛肉は赤ワインとなります。ですが同じ鳥類でも鴨のように赤身の強いものには…やはり赤ワインの方が合うのです。魚には白ワイン、肉には赤ワインのような固定観念は捨てて、シンプルに色で考えてみましょう。味付けとなるソースの色も同様に、色で組み合わせることができます。同じ食材を調理するのでも、白いクリーム系のソースで味付けであれば白ワイン、醤油やバルサミコを使った濃厚なソースであれば赤ワインとの相性がよくなります。 ②共通する香りを見つける 2つ目のポイントは『ワインと食事の香りを合わせること』です。ワインは様々な『香り』を持っています。フレッシュな果実、ドライフルーツ、ナッツやスパイス、ハーブや花…。ワインの持つ香りと料理に使う食材を揃えると、味わいが同調し、互いに引き立てあいます。例えば・・・『ハーブを使ったサラダやマリネ、香草焼き×ハーブや青草のような爽やかな香りを持つソーヴィニヨンブラン』、『クリームシチューやグラタン×バターやトーストのようなコクのあるシャルドネ』、といったように香りが同調するペアリングでは、相乗効果によってお互いの風味が際立ちます。     ③味わいを対照的に組み合わせる 3つ目は『対照的な味わいのものを組み合わせること』です。例えば、タイ料理やメキシコ料理のようなスパイシーな料理に、甘口の白ワインや甘口のスパークリングワインを合わせると、スパイシーな食材の辛さとワインの甘さとが対照的な味わいを生み出します。塩辛いチーズや塩漬けの魚介類には、サンジョヴェーゼやピノ・グリージョなどの酸味のある白ワインが◎。ステーキやラム肉のような脂っこい肉料理には、タンニンのあるカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどのタンニンのある赤ワインが合いますよね。『香り』の場合は対照的なものを合わせると互いに喧嘩してしまって綺麗なペアリングになりませんが、対照的な『味わい』の組み合わせはお互いを補完しあって美味しいマリアージュを生み出します。 ④味の重さを合わせる 4つ目のポイントは『ワインと食事の味わいの”重さ”を合わせること』です。料理とワインの味わいの重さをバランスさせることで、お互いの味わいを引き立て合い、調和の取れた食事を楽しむことができます。ワインはその味わいの重さによって、『ライトボディ』『ミディアムボディ』『フルボディ』と分けられます。サラダやアペリティフのような軽めの食事には『ライトボディ』のワイン。グリルされた鶏肉やポーク、野菜料理などの料理には『ミディアムボディ』のワイン。ステーキやシチュー、クリーミーなパスタなどの濃厚な料理には『フルボディ』のワインをあわせると、料理とワインのバランスが整います。『サラダ×フルボディ』ではお料理が負けてしまいますし、『ステーキやシチュー×ライトボディ』ではワインの味わいが楽しめません。コース料理では、お料理もワインも『軽い方から重い方』へとシフトしていくのが一般的です。 マリアージュとペアリングの違い 「マリアージュ」と「ペアリング」は食べ物とワインの組み合わせにおいて似たような概念ですが、この二つの間には微妙な違いがあります。マリアージュとは、ワインと料理の組み合わせによって『相乗効果がもたらされた状態』を指します。一方、ペアリングは食べ物とワインの『組み合わせそのもの』を指します。例えば、あるワインがある料理と特によく合うとされる場合、それは成功した『ペアリング』と言えますが、反対に、美味しい組み合わせにならなかったとしても、それも『ペアリング』の一例です。2つのものをペアリングして、その中でも相性のよいものが『マリアージュ』と表現されます。マリアージュや良いペアリングというのは個々の好みや料理の特性によって異なります。自分の味覚に合った組み合わせを見つけるために、さまざまなワインと料理を組み合わせてみることが大切です。 赤ワインに合うマリアージュ 『ステーキや焼肉』赤ワインといえばやはりお肉料理!特にステーキや焼肉などの赤身のお肉と合わせると、ワインのタンニンと肉の旨味が相まって素晴らしい味わいを楽しむことができます。カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなどのタンニンのある赤ワインがおすすめです。『ハンバーガーやグリルチキン』ハンバーガーやグリルチキンなどの軽めの肉料理も、赤ワインと相性が良いです。軽めでフルーティーな赤ワインを選ぶと、肉の旨味をよく引き立ててくれます。『トマトベースのパスタやピザ』トマトの酸味と赤ワインの果実味や酸味が相まって、美味しいマリアージュを生み出します。『チーズ』赤ワインはチーズとの相性も抜群です。特に濃厚なチーズや硬めのチーズと合わせるとワインのフルーティーさやタンニンがチーズの風味と絶妙に調和します。例えば、マンチェゴやゴーダ、ブリーなどが良いでしょう。   白ワインに合うマリアージュ 『シーフード』白ワインとシーフードは古くからの王道の組み合わせです。特に白身魚や貝類の料理との相性が抜群です。例えば、白身魚のグリルや蒸し料理、ムール貝の蒸し、シーフードパスタなどが挙げられます。『サラダ』さわやかな白ワインは、サラダとの相性が良く、特に軽めのドレッシングを使ったサラダがおすすめです。新鮮な野菜と合わせると、白ワインの爽やかさが引き立ちます。『白身の肉料理』赤身肉とは違い淡泊な味わいを持つ白身肉は、白ワインとも調和します。例えば、鶏肉や豚肉の蒸し料理やグリル、クリームソースを使った料理などが挙げられます。『チーズ』白ワインはチーズとも良い相性を示します。特に、軽めでクリーミーなチーズやソフトチーズと合わせると良いでしょう。例えば、カマンベールやブリー、ゴーダ、フェタなどが挙げられます。。 ロゼワインに合うマリアージュ 『シーフード』ロゼワインの色を同じ『サーモン』や『エビ』はやはりよく合います。ロゼワインの爽やかな酸味が、シーフードの風味を引き立てます。『チーズの盛り合わせ』クリームチーズやブリーチーズ、あるいはハードチーズでも、ロゼワインと相性が良いです。特に、フルーティーでさわやかなロゼワインがチーズとのバランスを取ります。『グリル野菜やサラダ』ロゼワインの爽やかな味わいが、野菜の甘みや香りを引き立てます。特にトマトやアスパラガス、ズッキーニなどの夏野菜との組み合わせがおすすめです。『鶏肉や魚の料理』軽めのソースやハーブの風味が加わった料理が良く合います。ロゼワインのフルーティーさが、料理の軽やかな味わいを引き立てます。『トマトソースの料理』トマトソースを使ったシーフード料理など。ロゼワインのフルーティーさが、料理の味わいを引き立てます。 スパークリングワインに合うマリアージュ 『生ハムやサーモン、シーフード』スパークリングワインの活気ある泡と酸味が、生ハムやシーフードの脂っこさや風味を引き立てます。『チーズの盛り合わせ』クリーミーなチーズや柔らかいチーズとの相性が良いです。特に、ブリーチーズやゴーダチーズなどのまろやかな味わいのチーズがおすすめです。『サラダや軽めの前菜』スパークリングワインの爽やかな酸味が、サラダや軽めの前菜の野菜の風味を引き立てます。特に、柑橘系のドレッシングが加わったサラダとの相性が良いです。『フルーツやデザート』フルーティーなスパークリングワインには、フルーツやデザートをあわせて。特に、ベリー系のフルーツやシャーベットなどがおすすめです。『シーフードや鶏肉のパスタ』軽めのクリームソースやトマトソースが加わったシーフードや鶏肉のパスタもよく合います。スパークリングワインの活気と酸味が、パスタの風味を引き立てます。...

    ワインの豆知識

    ワインのマリアージュとは?具体的な料理の組み合わせやペアリングとの違いも解説

      お料理とワインを合わせたときに、「あれ、いつもよりもお料理が美味しく感じる」「この組み合わせの方がワインの香りが引き立つ」といった体験をされたことがありませんか?それはワインとお料理のマリアージュの成功例。その成功は偶然ではありません。マリアージュを成功させるいくつかのポイントをご紹介します。 目次 マリアージュとは? マリアージュとペアリングの違い 【現地取材】ワイン大国スペインから学ぶマリアージュ マリアージュとは? マリアージュとは、『ワインと料理がお互いに引き立てあい、相乗効果をもたらすこと』です。ワインと料理の、味・香り・テクスチャーが組み合わさり、絶妙なバランスが生まれた状態が『マリアージュ』となります。 組み合わせ方のいくつかの例をご紹介します。 ①色を合わせる 1つ目のポイントは『ワインと食材の色を合わせること』です。例えば魚貝類であれば、鯛や平目といった上品な味わいの白身魚には白ワインが合いますし、サーモンやエビにはロゼワイン、マグロやカツオなどの赤身魚には赤ワインが合います。これは肉でも同様に、鶏肉は白ワイン、牛肉は赤ワインとなります。ですが同じ鳥類でも鴨のように赤身の強いものには…やはり赤ワインの方が合うのです。魚には白ワイン、肉には赤ワインのような固定観念は捨てて、シンプルに色で考えてみましょう。味付けとなるソースの色も同様に、色で組み合わせることができます。同じ食材を調理するのでも、白いクリーム系のソースで味付けであれば白ワイン、醤油やバルサミコを使った濃厚なソースであれば赤ワインとの相性がよくなります。 ②共通する香りを見つける 2つ目のポイントは『ワインと食事の香りを合わせること』です。ワインは様々な『香り』を持っています。フレッシュな果実、ドライフルーツ、ナッツやスパイス、ハーブや花…。ワインの持つ香りと料理に使う食材を揃えると、味わいが同調し、互いに引き立てあいます。例えば・・・『ハーブを使ったサラダやマリネ、香草焼き×ハーブや青草のような爽やかな香りを持つソーヴィニヨンブラン』、『クリームシチューやグラタン×バターやトーストのようなコクのあるシャルドネ』、といったように香りが同調するペアリングでは、相乗効果によってお互いの風味が際立ちます。     ③味わいを対照的に組み合わせる 3つ目は『対照的な味わいのものを組み合わせること』です。例えば、タイ料理やメキシコ料理のようなスパイシーな料理に、甘口の白ワインや甘口のスパークリングワインを合わせると、スパイシーな食材の辛さとワインの甘さとが対照的な味わいを生み出します。塩辛いチーズや塩漬けの魚介類には、サンジョヴェーゼやピノ・グリージョなどの酸味のある白ワインが◎。ステーキやラム肉のような脂っこい肉料理には、タンニンのあるカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどのタンニンのある赤ワインが合いますよね。『香り』の場合は対照的なものを合わせると互いに喧嘩してしまって綺麗なペアリングになりませんが、対照的な『味わい』の組み合わせはお互いを補完しあって美味しいマリアージュを生み出します。 ④味の重さを合わせる 4つ目のポイントは『ワインと食事の味わいの”重さ”を合わせること』です。料理とワインの味わいの重さをバランスさせることで、お互いの味わいを引き立て合い、調和の取れた食事を楽しむことができます。ワインはその味わいの重さによって、『ライトボディ』『ミディアムボディ』『フルボディ』と分けられます。サラダやアペリティフのような軽めの食事には『ライトボディ』のワイン。グリルされた鶏肉やポーク、野菜料理などの料理には『ミディアムボディ』のワイン。ステーキやシチュー、クリーミーなパスタなどの濃厚な料理には『フルボディ』のワインをあわせると、料理とワインのバランスが整います。『サラダ×フルボディ』ではお料理が負けてしまいますし、『ステーキやシチュー×ライトボディ』ではワインの味わいが楽しめません。コース料理では、お料理もワインも『軽い方から重い方』へとシフトしていくのが一般的です。 マリアージュとペアリングの違い 「マリアージュ」と「ペアリング」は食べ物とワインの組み合わせにおいて似たような概念ですが、この二つの間には微妙な違いがあります。マリアージュとは、ワインと料理の組み合わせによって『相乗効果がもたらされた状態』を指します。一方、ペアリングは食べ物とワインの『組み合わせそのもの』を指します。例えば、あるワインがある料理と特によく合うとされる場合、それは成功した『ペアリング』と言えますが、反対に、美味しい組み合わせにならなかったとしても、それも『ペアリング』の一例です。2つのものをペアリングして、その中でも相性のよいものが『マリアージュ』と表現されます。マリアージュや良いペアリングというのは個々の好みや料理の特性によって異なります。自分の味覚に合った組み合わせを見つけるために、さまざまなワインと料理を組み合わせてみることが大切です。 赤ワインに合うマリアージュ 『ステーキや焼肉』赤ワインといえばやはりお肉料理!特にステーキや焼肉などの赤身のお肉と合わせると、ワインのタンニンと肉の旨味が相まって素晴らしい味わいを楽しむことができます。カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなどのタンニンのある赤ワインがおすすめです。『ハンバーガーやグリルチキン』ハンバーガーやグリルチキンなどの軽めの肉料理も、赤ワインと相性が良いです。軽めでフルーティーな赤ワインを選ぶと、肉の旨味をよく引き立ててくれます。『トマトベースのパスタやピザ』トマトの酸味と赤ワインの果実味や酸味が相まって、美味しいマリアージュを生み出します。『チーズ』赤ワインはチーズとの相性も抜群です。特に濃厚なチーズや硬めのチーズと合わせるとワインのフルーティーさやタンニンがチーズの風味と絶妙に調和します。例えば、マンチェゴやゴーダ、ブリーなどが良いでしょう。   白ワインに合うマリアージュ 『シーフード』白ワインとシーフードは古くからの王道の組み合わせです。特に白身魚や貝類の料理との相性が抜群です。例えば、白身魚のグリルや蒸し料理、ムール貝の蒸し、シーフードパスタなどが挙げられます。『サラダ』さわやかな白ワインは、サラダとの相性が良く、特に軽めのドレッシングを使ったサラダがおすすめです。新鮮な野菜と合わせると、白ワインの爽やかさが引き立ちます。『白身の肉料理』赤身肉とは違い淡泊な味わいを持つ白身肉は、白ワインとも調和します。例えば、鶏肉や豚肉の蒸し料理やグリル、クリームソースを使った料理などが挙げられます。『チーズ』白ワインはチーズとも良い相性を示します。特に、軽めでクリーミーなチーズやソフトチーズと合わせると良いでしょう。例えば、カマンベールやブリー、ゴーダ、フェタなどが挙げられます。。 ロゼワインに合うマリアージュ 『シーフード』ロゼワインの色を同じ『サーモン』や『エビ』はやはりよく合います。ロゼワインの爽やかな酸味が、シーフードの風味を引き立てます。『チーズの盛り合わせ』クリームチーズやブリーチーズ、あるいはハードチーズでも、ロゼワインと相性が良いです。特に、フルーティーでさわやかなロゼワインがチーズとのバランスを取ります。『グリル野菜やサラダ』ロゼワインの爽やかな味わいが、野菜の甘みや香りを引き立てます。特にトマトやアスパラガス、ズッキーニなどの夏野菜との組み合わせがおすすめです。『鶏肉や魚の料理』軽めのソースやハーブの風味が加わった料理が良く合います。ロゼワインのフルーティーさが、料理の軽やかな味わいを引き立てます。『トマトソースの料理』トマトソースを使ったシーフード料理など。ロゼワインのフルーティーさが、料理の味わいを引き立てます。 スパークリングワインに合うマリアージュ 『生ハムやサーモン、シーフード』スパークリングワインの活気ある泡と酸味が、生ハムやシーフードの脂っこさや風味を引き立てます。『チーズの盛り合わせ』クリーミーなチーズや柔らかいチーズとの相性が良いです。特に、ブリーチーズやゴーダチーズなどのまろやかな味わいのチーズがおすすめです。『サラダや軽めの前菜』スパークリングワインの爽やかな酸味が、サラダや軽めの前菜の野菜の風味を引き立てます。特に、柑橘系のドレッシングが加わったサラダとの相性が良いです。『フルーツやデザート』フルーティーなスパークリングワインには、フルーツやデザートをあわせて。特に、ベリー系のフルーツやシャーベットなどがおすすめです。『シーフードや鶏肉のパスタ』軽めのクリームソースやトマトソースが加わったシーフードや鶏肉のパスタもよく合います。スパークリングワインの活気と酸味が、パスタの風味を引き立てます。...

    ワインの豆知識
  • 北海道・余市 ドメーヌタカヒコ

    北海道・余市 ドメーヌタカヒコ

    日本ワインコラム 北海道・余市 ドメーヌタカヒコ / vol.3 ----- 訪問日:2023年9月6日 / vol.1 はこちら/ vol.2 はこちら 3度目となる曽我さんへの取材。 11月23日に申し込み開始となる北海道余市町へのふるさと納税の返礼品として用意された「ドメーヌ・タカヒコ ヨイチ・ノボリ ニ 2022」についてのアレコレをお伺いすることを目的に訪問した。 ▲ ワイナリーの前にて。何度かお邪魔している場所ではあるが、いつ来てもワクワクさせられる。 ふるさと納税の返礼品を手掛けることになったきっかけとは? 2022年3月、オーストリアに本社がある老舗ワイングラスメーカーの「リーデル・ジャパン」と余市町は、ワイン産地としての余市の魅力を広く伝えるべく、包括連携協定を結んでいる。この協定をベースに、同年8月に東京リーデル銀座店の一角で余市ワインに関するイベントが行われたので、読者の中には、イベント参加を通じてご存知の方もおられるかもしれない。 ▲ リーデル銀座店で設けられた余市ワインツーリズム ポップアップコーナーの様子。リーデル・ジャパンのホームページより。 協定を通じた連携はイベント開催に留まらない。今回の余市町へのふるさと納税返礼品プロジェクトもその一つだ。そこで白羽の矢が立ったのが、そう、ドメーヌ・タカヒコ。リーデル・ジャパンと余市町町長の双方から熱烈なラブコールがあり、受けたそうだ。 消費者としては、「お~❤」である。国内のみならず、世界的にも有名なワイナリーであるドメーヌ・タカヒコ。どの商品もあっという間に完売してしまう、日本で最も入手困難といっても過言ではないワインを試せるチャンスだ。しかも、ふるさと納税を通じて、ワインを軸にまちづくりを進めようとする余市町の取り組みの後押しができるのだから、ワインラバーとしては「喜んで!」の一言に尽きる。 ▲ ワインが眠る樽が積み上げられている姿はとても美しい! 返礼品の内容とは? 気になる返礼品の中身を聞いてみた。なんと、「返礼品用にワインを特別に仕込んだ」と曽我さんは仰るではないか。その名は「ドメーヌ・タカヒコ...

    日本ワインコラム

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    日本ワインコラム 北海道・余市 ドメーヌタカヒコ / vol.3 ----- 訪問日:2023年9月6日 / vol.1 はこちら/ vol.2 はこちら 3度目となる曽我さんへの取材。 11月23日に申し込み開始となる北海道余市町へのふるさと納税の返礼品として用意された「ドメーヌ・タカヒコ ヨイチ・ノボリ ニ 2022」についてのアレコレをお伺いすることを目的に訪問した。 ▲ ワイナリーの前にて。何度かお邪魔している場所ではあるが、いつ来てもワクワクさせられる。 ふるさと納税の返礼品を手掛けることになったきっかけとは? 2022年3月、オーストリアに本社がある老舗ワイングラスメーカーの「リーデル・ジャパン」と余市町は、ワイン産地としての余市の魅力を広く伝えるべく、包括連携協定を結んでいる。この協定をベースに、同年8月に東京リーデル銀座店の一角で余市ワインに関するイベントが行われたので、読者の中には、イベント参加を通じてご存知の方もおられるかもしれない。 ▲ リーデル銀座店で設けられた余市ワインツーリズム ポップアップコーナーの様子。リーデル・ジャパンのホームページより。 協定を通じた連携はイベント開催に留まらない。今回の余市町へのふるさと納税返礼品プロジェクトもその一つだ。そこで白羽の矢が立ったのが、そう、ドメーヌ・タカヒコ。リーデル・ジャパンと余市町町長の双方から熱烈なラブコールがあり、受けたそうだ。 消費者としては、「お~❤」である。国内のみならず、世界的にも有名なワイナリーであるドメーヌ・タカヒコ。どの商品もあっという間に完売してしまう、日本で最も入手困難といっても過言ではないワインを試せるチャンスだ。しかも、ふるさと納税を通じて、ワインを軸にまちづくりを進めようとする余市町の取り組みの後押しができるのだから、ワインラバーとしては「喜んで!」の一言に尽きる。 ▲ ワインが眠る樽が積み上げられている姿はとても美しい! 返礼品の内容とは? 気になる返礼品の中身を聞いてみた。なんと、「返礼品用にワインを特別に仕込んだ」と曽我さんは仰るではないか。その名は「ドメーヌ・タカヒコ...

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  • ラリュー ブルゴーニュ・アリゴテ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2020

    ラリュー ブルゴーニュ・アリゴテ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2020

    Go to slide 1 Go to slide 2 Go to slide 3 Go to slide 4 小山田 わいじょりーな 吉川 本名 いとう 山本 人見 時田 菅原 吉永 CASE 01 秋晴れのお天気に誘われて・・・ Cave...

    Staff Blog ~僕の、私の、ワインのある暮らし

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  • ドメーヌ・ローラン・ファヨール
    良質な畑と革新的な醸造所を持つ老舗ドメーヌ

    ドメーヌ・ローラン・ファヨール

    Domaine Laurent Fayolle ドメーヌ・ローラン・ファヨール 良質な畑と革新的な醸造所から高品質ワインを産み出す老舗のドメーヌ 2024.01.30 --- writer Yamamoto web サイト https://www.fayolle-filsetfille.fr/ 目次 クローズ・エルミタージュの特徴 ドメーヌの歴史 畑の特徴 醸造の特徴 ワイナリーだからこそできる、贅沢な労働飯! 1. クローズ・エルミタージュの特徴 ローヌ地方北部に位置するクローズ・エルミタージュ。北ローヌ地方は穏やかな大陸性気候で、冬は寒く夏は暖かい。エルミタージュの丘を囲むように広がるクローズ・エルミタージュは、南北合わせたコート・デュ・ローヌ地方全体でシャトーヌフ・デュ・パプに次ぐ2番目の広さで、北ローヌでは最大の面積を誇る。 1937年にAOC認定を受けたのは、クローズ・エルミタージュの北部地区で比較的急な斜面に広がる畑だ。その後、1956年に南方のより平坦な畑もAOC認定を受けることになり、現在の広大なAOCに広がっている。 ▲ シャトーヌフ・デュ・パプから陸路で北上してクローズ・エルミタージュへ。小高い山や斜面にある街並みが美しい。 2. ドメーヌの歴史 今回お邪魔したローラン・ファヨールの歴史は長く、1870年まで遡る老舗のドメーヌだ。 1959年に4代目が当時として先鋭的なドメーヌ元詰めを開始したかと思えば、5代目の時代には機械化が困難な畑を敢えて拡大することで、品質重視の姿勢を明確に。良質なテロワールを維持し、伝統を重んじる姿勢を残しつつ、常に革新へのチャレンジを恐れない精神を持ち合わせているドメーヌと言えるだろう。 ▲ 小さな街にあるドメーヌ。オレンジ色の屋根瓦も含め、ドメーヌの佇まいが素朴でほっとする。...

    造り手のホンネに迫る。
    良質な畑と革新的な醸造所を持つ老舗ドメーヌ

    ドメーヌ・ローラン・ファヨール

    Domaine Laurent Fayolle ドメーヌ・ローラン・ファヨール 良質な畑と革新的な醸造所から高品質ワインを産み出す老舗のドメーヌ 2024.01.30 --- writer Yamamoto web サイト https://www.fayolle-filsetfille.fr/ 目次 クローズ・エルミタージュの特徴 ドメーヌの歴史 畑の特徴 醸造の特徴 ワイナリーだからこそできる、贅沢な労働飯! 1. クローズ・エルミタージュの特徴 ローヌ地方北部に位置するクローズ・エルミタージュ。北ローヌ地方は穏やかな大陸性気候で、冬は寒く夏は暖かい。エルミタージュの丘を囲むように広がるクローズ・エルミタージュは、南北合わせたコート・デュ・ローヌ地方全体でシャトーヌフ・デュ・パプに次ぐ2番目の広さで、北ローヌでは最大の面積を誇る。 1937年にAOC認定を受けたのは、クローズ・エルミタージュの北部地区で比較的急な斜面に広がる畑だ。その後、1956年に南方のより平坦な畑もAOC認定を受けることになり、現在の広大なAOCに広がっている。 ▲ シャトーヌフ・デュ・パプから陸路で北上してクローズ・エルミタージュへ。小高い山や斜面にある街並みが美しい。 2. ドメーヌの歴史 今回お邪魔したローラン・ファヨールの歴史は長く、1870年まで遡る老舗のドメーヌだ。 1959年に4代目が当時として先鋭的なドメーヌ元詰めを開始したかと思えば、5代目の時代には機械化が困難な畑を敢えて拡大することで、品質重視の姿勢を明確に。良質なテロワールを維持し、伝統を重んじる姿勢を残しつつ、常に革新へのチャレンジを恐れない精神を持ち合わせているドメーヌと言えるだろう。 ▲ 小さな街にあるドメーヌ。オレンジ色の屋根瓦も含め、ドメーヌの佇まいが素朴でほっとする。...

    造り手のホンネに迫る。