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現地取材|ワイン産地から届ける、作り手の声
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こんにちは。アドバイザリースタッフの星谷です。 5月も終わりが近づき、緑がいっそう眩しい季節になりました。こんな季節はよく冷えた白ワインが美味しいですね。 さて、ザ・セラー六本木店のご近所の、アークヒルズにあるサントリーホールでは、6月1日(土)~16日(日)の2週間、室内楽が楽しめる「チェンバーミュージック・ガーデン」が開催されます。「チェンバーミュージック」とは「室内楽」のこと。ヴァイオリンやフルートなど、弦楽器、管楽器で演奏される小編成の器楽曲が、古くは王侯貴族の私的なサロンで楽しまれていたそうです。サントリーホールにはパイプオルガンのある大ホールの他に、「ブルーローズ」という小ホールがあり、今回はこの会場で様々な室内楽が演奏されます。(全21公演も!)舞台上でオーケストラが演奏する大ホールとは違い、小ホールでは客席のすぐ近くでアーティストが楽器を奏でるので、息づかいや弦のこすれる音まで聞こえてきて、まさに五感で音楽を感じられるのが醍醐味です。 この期間中、バーコーナーの「インテルメッツオ」では、コンサートにちなんだスペシャルワインが提供されるそうで、今回は、「ロバート ヴァイル リースリング カビネット」とのこと。「ロバート ヴァイル」は、ドイツ・ラインガウ地方のワイナリー。1875年創業で、ボルドーの1級シャトーと並び称され、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世にも愛されたという歴史が伝わっています。かつてバッハやベートーヴェンが旅したライン河沿いの丘でつくられるリースリング100%。酸味が心地よい白ワインを音楽と一緒に楽しんでみませんか。 詳しくはこちらhttps://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/chamber2024/index.html [product-handle][tate-layout]4573542498834[product-handle]
こんにちは。アドバイザリースタッフの星谷です。 5月も終わりが近づき、緑がいっそう眩しい季節になりました。こんな季節はよく冷えた白ワインが美味しいですね。 さて、ザ・セラー六本木店のご近所の、アークヒルズにあるサントリーホールでは、6月1日(土)~16日(日)の2週間、室内楽が楽しめる「チェンバーミュージック・ガーデン」が開催されます。「チェンバーミュージック」とは「室内楽」のこと。ヴァイオリンやフルートなど、弦楽器、管楽器で演奏される小編成の器楽曲が、古くは王侯貴族の私的なサロンで楽しまれていたそうです。サントリーホールにはパイプオルガンのある大ホールの他に、「ブルーローズ」という小ホールがあり、今回はこの会場で様々な室内楽が演奏されます。(全21公演も!)舞台上でオーケストラが演奏する大ホールとは違い、小ホールでは客席のすぐ近くでアーティストが楽器を奏でるので、息づかいや弦のこすれる音まで聞こえてきて、まさに五感で音楽を感じられるのが醍醐味です。 この期間中、バーコーナーの「インテルメッツオ」では、コンサートにちなんだスペシャルワインが提供されるそうで、今回は、「ロバート ヴァイル リースリング カビネット」とのこと。「ロバート ヴァイル」は、ドイツ・ラインガウ地方のワイナリー。1875年創業で、ボルドーの1級シャトーと並び称され、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世にも愛されたという歴史が伝わっています。かつてバッハやベートーヴェンが旅したライン河沿いの丘でつくられるリースリング100%。酸味が心地よい白ワインを音楽と一緒に楽しんでみませんか。 詳しくはこちらhttps://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/chamber2024/index.html [product-handle][tate-layout]4573542498834[product-handle]
誕生日のプレゼント選びに苦労されたことのある方も多いのではないでしょうか?ぜひ今後は、プレゼント候補にワインを含めて下さい!ワインと一口にいっても、生産国や品種などを掛け合わせると選択肢は幅広く、必ず相手にマッチするものが見つかります。 そうは言っても数ある選択肢からどう選べばいいのか悩みますよね。でも大丈夫。本記事で誕生日に贈るワインの選び方や価格別のおすすめワインを紹介しますので、素敵な誕生日プレゼント選びの参考にして下さい! 目次 誕生日プレゼントにワインがおすすめの理由 誕生日に贈るワインはどれがおすすめ?選ぶポイント 【予算3,000円】誕生日プレゼントにおすすめのワイン3選 【予算5,000円】誕生日プレゼントにおすすめのワイン3選 【予算10,000円】誕生日プレゼントにおすすめのワイン3選 誕生日プレゼントのワインに差をつけるポイント 誕生日プレゼントにワインがおすすめの理由 そもそも、なぜ誕生日プレゼントにワインがおすすめなのでしょう。いくつか理由があります。 ワインの産地は世界中に広がり、同じ造り手の中に種類、スタイル、品種等が異なる様々なラインナップがあります。つまり、ワインの銘柄は無数にあるので、贈る相手に合うワインが必ず存在するのです! お祝い、食事、親しい人との楽しい時間、リラクゼーション、文化、クラフトマンシップ、洗練、高級感…等々、ワインという言葉から連想されるイメージは、特別感もしくは幸せな時間といったポジティブなもので、まさにプレゼントにぴったりです。 ドレスアップした高級感溢れる場面から、アウトドアで仲間とワイワイ楽しむカジュアルなシーンまで、幅広いシチュエーションで楽しめるのがワイン。価格帯も様々なので、プレゼントを贈る相手との関係性や贈るシーンに合わせた選び方ができます。 ワインは愛好家のためだけのプレゼントにはなりません。初心者から専門家のように詳しい方まで、あらゆる層にマッチするワインがあります。 ワインの中には長期熟成が可能なものもあるので、記念として残すという選択肢もできます。 プレゼントを選ぶ立場にも嬉しいメリットが。これから紹介するワインを選ぶポイントさえ押さえてしまえば、今後のプレゼント選びに困らなくなるのです。ワインの種類は無限大なので、銘柄を変えれば全く同じにならないですし、ワインは飲み物なので、相手が気に入った一本であれば、全く同じものを連投しても喜んでくれます。 ワインを贈りたくなってきませんか? 誕生日に贈るワインはどれがおすすめ?選ぶポイント 実際にワインを選ぶ際に必ず検討してほしいポイントが3つあります。価格帯、ワインの種類、味の好みです。予算は決められるけど、あとはさっぱり分からない…というケースもあるかと思います。そのような場合の選び方についてもアイディアを提示しますので、参考にしてみて下さい。 価格帯 まずは、予算です。3,000円、5,000円、1万円、もっと奮発する!といったように、大まかにイメージを設定するとワインの選択肢が絞られるので、選びやすくなります。 金額 想定されるシチュエーション 3,000円前後 カジュアルな関係の友人や兄弟姉妹へのちょっとした誕生日プレゼントに。 ワイン以外の誕生日プレゼントと合わせて贈る際に。 5,000円前後...
誕生日のプレゼント選びに苦労されたことのある方も多いのではないでしょうか?ぜひ今後は、プレゼント候補にワインを含めて下さい!ワインと一口にいっても、生産国や品種などを掛け合わせると選択肢は幅広く、必ず相手にマッチするものが見つかります。 そうは言っても数ある選択肢からどう選べばいいのか悩みますよね。でも大丈夫。本記事で誕生日に贈るワインの選び方や価格別のおすすめワインを紹介しますので、素敵な誕生日プレゼント選びの参考にして下さい! 目次 誕生日プレゼントにワインがおすすめの理由 誕生日に贈るワインはどれがおすすめ?選ぶポイント 【予算3,000円】誕生日プレゼントにおすすめのワイン3選 【予算5,000円】誕生日プレゼントにおすすめのワイン3選 【予算10,000円】誕生日プレゼントにおすすめのワイン3選 誕生日プレゼントのワインに差をつけるポイント 誕生日プレゼントにワインがおすすめの理由 そもそも、なぜ誕生日プレゼントにワインがおすすめなのでしょう。いくつか理由があります。 ワインの産地は世界中に広がり、同じ造り手の中に種類、スタイル、品種等が異なる様々なラインナップがあります。つまり、ワインの銘柄は無数にあるので、贈る相手に合うワインが必ず存在するのです! お祝い、食事、親しい人との楽しい時間、リラクゼーション、文化、クラフトマンシップ、洗練、高級感…等々、ワインという言葉から連想されるイメージは、特別感もしくは幸せな時間といったポジティブなもので、まさにプレゼントにぴったりです。 ドレスアップした高級感溢れる場面から、アウトドアで仲間とワイワイ楽しむカジュアルなシーンまで、幅広いシチュエーションで楽しめるのがワイン。価格帯も様々なので、プレゼントを贈る相手との関係性や贈るシーンに合わせた選び方ができます。 ワインは愛好家のためだけのプレゼントにはなりません。初心者から専門家のように詳しい方まで、あらゆる層にマッチするワインがあります。 ワインの中には長期熟成が可能なものもあるので、記念として残すという選択肢もできます。 プレゼントを選ぶ立場にも嬉しいメリットが。これから紹介するワインを選ぶポイントさえ押さえてしまえば、今後のプレゼント選びに困らなくなるのです。ワインの種類は無限大なので、銘柄を変えれば全く同じにならないですし、ワインは飲み物なので、相手が気に入った一本であれば、全く同じものを連投しても喜んでくれます。 ワインを贈りたくなってきませんか? 誕生日に贈るワインはどれがおすすめ?選ぶポイント 実際にワインを選ぶ際に必ず検討してほしいポイントが3つあります。価格帯、ワインの種類、味の好みです。予算は決められるけど、あとはさっぱり分からない…というケースもあるかと思います。そのような場合の選び方についてもアイディアを提示しますので、参考にしてみて下さい。 価格帯 まずは、予算です。3,000円、5,000円、1万円、もっと奮発する!といったように、大まかにイメージを設定するとワインの選択肢が絞られるので、選びやすくなります。 金額 想定されるシチュエーション 3,000円前後 カジュアルな関係の友人や兄弟姉妹へのちょっとした誕生日プレゼントに。 ワイン以外の誕生日プレゼントと合わせて贈る際に。 5,000円前後...
目次 カベルネ・ソーヴィニヨンとは? カベルネ・ソーヴィニヨンの主な生産地と味わいの違い カベルネ・ソーヴィニヨンに合う料理 カベルネ・ソーヴィニヨンと他のブドウ品種の特徴を比較 おすすめのカベルネ・ソーヴィニヨン5選 まとめ 1. カベルネ・ソーヴィニヨンとは? カベルネ・ソーヴィニヨンは赤ワイン用ブドウ品種の王者と呼ばれることもある代表的なブドウ品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンならではの特徴や香り、味わいについて以下で詳しく紹介していきます。 特徴 カベルネ・ソーヴィニヨンの起源は諸説ありますが、フランスのボルドー地方が原産地と言われています。ブドウ自体の粒は小ぶりで分厚い皮と大きな種が特徴です。病気や害虫に対する耐性が強く、暖かい気候で水はけのよい土地であれば世界各国どこでも栽培できるというポテンシャルの高さから、世界で最も栽培されるブドウ品種になりました。 また、カベルネ・ソーヴィニヨンは「カベルネ・フラン」と「ソーヴィニヨン・ブラン」の交配によって生まれたブドウ品種です。そのため、それぞれの名前をとり、「カベルネ・ソーヴィニヨン」という名前がつきました。 香りや味わい カベルネ・ソーヴィニヨンで造られるワインは、若いうちはピーマンやミントといった清涼感のある青々したアロマが出ることもありますが、熟成が進むに連れて黒果実の香りやスパイス、レザーの香りなどが出てきます。深いルビーの色調を持ち、味わいはフルボディで、しっかりとしたタンニンが感じられます。さらに樽や瓶内での熟成を経ることで複雑な味わいが生み出されます。 カベルネ・ソーヴィニヨンは小粒で皮が厚いため、皮や種由来のタンニンが豊富です。タンニンとはワインに含まれる天然の化合物で、特に赤ワインで感じられる成分です。口の中で渋みを感じさせ、引き締まったニュアンスを与える要素になります。 カシスやブルーベリーを思わせる濃厚な果実味が感じられ、しっかりした味わいに仕上がることが多いです。 2. カベルネ・ソーヴィニヨンの主な生産地と味わいの違い カベルネ・ソーヴィニヨンは世界各地で栽培されていますが、なかでも主な生産地としてはフランス、アメリカ、チリ、アルゼンチン、オーストラリアなどが挙げられます。カベルネ・ソーヴィニヨンは生産地によってアロマに大きく差が出るため、それぞれの国の香りや味わいの違いについて紹介していきます。 フランス カベルネ・ソーヴィニヨンの原産地としても有名なのがフランスのボルドー地方。この地域は温暖な気候と適度な降雨量に恵まれ、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に最適な条件を備えています。特に「左岸」と呼ばれるメドックやグラーヴ、ポイヤックなどの地区では、引き締まった味わいで長期熟成が可能なワインが生産されています。 ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンは、通常メルローやカベルネ・フランなど他のブドウ品種とブレンドされることが多く、これによって複雑で深みのある味わいが生まれます。これらのワインは、時間とともに味わいが開き、熟成によってさらに豊かな風味が引き出されるため、長期間の熟成に耐えるワインとして知られています。 アメリカ アメリカでは、カリフォルニア州がカベルネ・ソーヴィニヨンの主要な産地として広く知られています。カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンは果実味が豊かで、風味と香りが強く、個性的なワインが多いです。 特にナパ・バレーやソノマ・コーストなどの太平洋沿岸部では、濃いカシスの風味にオークの新樽による強い香辛料の香りが加わった、複雑で力強いワインが造られています。 カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンは、他のブドウ品種とブレンドせず、カベルネ・ソーヴィニヨン100%単体で造られることが多いです。また、アメリカの中でも冷涼な地域であるワシントン州やニューヨーク州でも、高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンが生産されており、これらの地域ではよりエレガントでバランスの取れた味わいのワインが造られています。 チリ チリは、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に非常に適した気候を持つ国です。温暖で乾燥した気候のため、ブドウは健全に育ち、熟成した黒系果実の香りにハーブの清涼感が加わった風味が特徴のワインが生まれます。 特にセントラル・ヴァレーが有名な産地で、ここで生産されるカベルネ・ソーヴィニヨンは、しっかりとした果実味とスパイシーなニュアンスが特徴です。...
目次 カベルネ・ソーヴィニヨンとは? カベルネ・ソーヴィニヨンの主な生産地と味わいの違い カベルネ・ソーヴィニヨンに合う料理 カベルネ・ソーヴィニヨンと他のブドウ品種の特徴を比較 おすすめのカベルネ・ソーヴィニヨン5選 まとめ 1. カベルネ・ソーヴィニヨンとは? カベルネ・ソーヴィニヨンは赤ワイン用ブドウ品種の王者と呼ばれることもある代表的なブドウ品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンならではの特徴や香り、味わいについて以下で詳しく紹介していきます。 特徴 カベルネ・ソーヴィニヨンの起源は諸説ありますが、フランスのボルドー地方が原産地と言われています。ブドウ自体の粒は小ぶりで分厚い皮と大きな種が特徴です。病気や害虫に対する耐性が強く、暖かい気候で水はけのよい土地であれば世界各国どこでも栽培できるというポテンシャルの高さから、世界で最も栽培されるブドウ品種になりました。 また、カベルネ・ソーヴィニヨンは「カベルネ・フラン」と「ソーヴィニヨン・ブラン」の交配によって生まれたブドウ品種です。そのため、それぞれの名前をとり、「カベルネ・ソーヴィニヨン」という名前がつきました。 香りや味わい カベルネ・ソーヴィニヨンで造られるワインは、若いうちはピーマンやミントといった清涼感のある青々したアロマが出ることもありますが、熟成が進むに連れて黒果実の香りやスパイス、レザーの香りなどが出てきます。深いルビーの色調を持ち、味わいはフルボディで、しっかりとしたタンニンが感じられます。さらに樽や瓶内での熟成を経ることで複雑な味わいが生み出されます。 カベルネ・ソーヴィニヨンは小粒で皮が厚いため、皮や種由来のタンニンが豊富です。タンニンとはワインに含まれる天然の化合物で、特に赤ワインで感じられる成分です。口の中で渋みを感じさせ、引き締まったニュアンスを与える要素になります。 カシスやブルーベリーを思わせる濃厚な果実味が感じられ、しっかりした味わいに仕上がることが多いです。 2. カベルネ・ソーヴィニヨンの主な生産地と味わいの違い カベルネ・ソーヴィニヨンは世界各地で栽培されていますが、なかでも主な生産地としてはフランス、アメリカ、チリ、アルゼンチン、オーストラリアなどが挙げられます。カベルネ・ソーヴィニヨンは生産地によってアロマに大きく差が出るため、それぞれの国の香りや味わいの違いについて紹介していきます。 フランス カベルネ・ソーヴィニヨンの原産地としても有名なのがフランスのボルドー地方。この地域は温暖な気候と適度な降雨量に恵まれ、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に最適な条件を備えています。特に「左岸」と呼ばれるメドックやグラーヴ、ポイヤックなどの地区では、引き締まった味わいで長期熟成が可能なワインが生産されています。 ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンは、通常メルローやカベルネ・フランなど他のブドウ品種とブレンドされることが多く、これによって複雑で深みのある味わいが生まれます。これらのワインは、時間とともに味わいが開き、熟成によってさらに豊かな風味が引き出されるため、長期間の熟成に耐えるワインとして知られています。 アメリカ アメリカでは、カリフォルニア州がカベルネ・ソーヴィニヨンの主要な産地として広く知られています。カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンは果実味が豊かで、風味と香りが強く、個性的なワインが多いです。 特にナパ・バレーやソノマ・コーストなどの太平洋沿岸部では、濃いカシスの風味にオークの新樽による強い香辛料の香りが加わった、複雑で力強いワインが造られています。 カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンは、他のブドウ品種とブレンドせず、カベルネ・ソーヴィニヨン100%単体で造られることが多いです。また、アメリカの中でも冷涼な地域であるワシントン州やニューヨーク州でも、高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンが生産されており、これらの地域ではよりエレガントでバランスの取れた味わいのワインが造られています。 チリ チリは、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に非常に適した気候を持つ国です。温暖で乾燥した気候のため、ブドウは健全に育ち、熟成した黒系果実の香りにハーブの清涼感が加わった風味が特徴のワインが生まれます。 特にセントラル・ヴァレーが有名な産地で、ここで生産されるカベルネ・ソーヴィニヨンは、しっかりとした果実味とスパイシーなニュアンスが特徴です。...
日本ワインコラム |グレープ・シップ 倉敷駅から20分程車を走らせ、岡山県倉敷市船穂町にやってきた。倉敷といえば、昔ながらの白壁の街並みが美しい美観地区や日本初の私立西洋美術館である大原美術館が頭に浮かぶ。そういえば、国産ジーンズの発祥の地でもあったよな…あ、桃やブドウといったフルーツも捨てがたい…なんてことを思いながら到着したのが、今回の取材先のグレープ・シップ。 「晴れの国おかやま」として知られる岡山県の中でも瀬戸内側に位置し、温暖な瀬戸内海式気候に恵まれた場所で、マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種を中心に栽培しナチュラルワインを造っているワイナリーだ。代表の松井さんとスタッフの木曽さんに色々とお話を伺った。 ▲ 代表の松井さん。倉敷やマスカット・オブ・アレキサンドリアに対する想い、コミュニティを大事にする姿勢、そしてワイン造りを楽しむ様子に「こんな振る舞いができたらな~」と思わせられる方だ。 ▲ カラッした笑顔と語り口が魅力的な木曽さん。明るく前向きな姿勢に話をするだけで元気をもらえる。 ワイン造りのきっかけ 松井さんは関西でフレンチのシェフとして長く活躍していたが、料理人としてフランスに留学した時にナチュラルワインと出会い、魅了される。その際、現地のワイナリーでブドウ栽培とワイン醸造に携わることに。帰国後もシェフを続けたが、ワインに携わりたいという気持ちが大きくなり、ブドウ栽培から始めようと一大決心されたのだ。 北海道を始めとする日本ワインの有名産地への移住も検討したそうだが、出身地の倉敷はブドウ栽培で有名で、親元にも近い。松井さんは2010年にUターンする形で船穂に移住し、2年間の農業研修を経て、2012年にマスカット・オブ・アレキサンドリアを栽培し始める。 ▲ ワインの香りを確かめる姿からもワインが好き!という気持ちが溢れている。 マスカット・オブ・アレキサンドリアを選んだのは、 「単に好きなだけ」ではあるが、「農家の高齢化で畑が耕作放棄地になったり、シャイン・マスカットの人気で栽培を切り替える農家が増えたりする中、マスカット・オブ・アレキサンドリアが衰退するのを何とかしたいという思いが強くなった。シャイン・マスカットの人気が高くなればなるほど、負けたくないという気持ちも盛り上がった」 と胸の内を明かしてくれた。 マスカット・オブ・アレキサンドリアの全国生産量の9割以上を占める岡山県の中でも、船穂地区は一大産地だ。この地で昔から栽培されてきた愛着あるブドウを残したい。そのためにも美味しいブドウを栽培し、生食の文化を絶やさないと共に、美味しいワインを造ることで文化の裾野を広げよう!そう決心したのだ。 有機JAS認定を受けた畑での取り組み 新規就農ということもあり、纏まった土地を入手するのは難しく、少しずつ畑を拡大してきた松井さん。現在はワイナリー近辺に13の圃場が点在する形でブドウ栽培を行っている。フランスでナチュラルワインに感銘を受けたこともあってだろう、グレープ・シップではワイン用ブドウは有機栽培、醸造の過程でも人為的介入は最小限に抑えられたワイン造りが徹底されている。まずは、畑に足を踏み入れよう。 恵まれた環境の畑 ワイナリーをお邪魔したのは、大雨の翌々日でまだ曇り空が残る空模様ではあったが、雲の切れ目に日差しの強さを感じる。やはりここは「晴れの国おかやま」で、日照時間も日照量も多い場所だ。そしてワイナリーから畑に向かう途中、瀬戸内海を遠目に眺めることができる距離感で、海風を常に感じる場所。ブドウにとって最高の環境だ。 ▲ ワイナリーから畑に向かう途中の一枚。左手奥に瀬戸内海が見える。景色のいい場所だ! 耕作放棄地となったビニールハウスを譲り受けブドウ栽培しているので、雨対策もバッチリだ。また、花崗岩の上に砂質の土がある砂壌土と呼ばれる土壌環境で、水はけもよい。なお、ハウス栽培ではあるが、施肥や灌水も行わないとのことで、適度にブドウにストレスがかかる環境にあり、小粒で凝縮感のある果実が育つ。 有機JAS認定を取得 グレープ・シップでは有機JAS認定を受けた畑でワイン用ブドウを栽培している。有機JASと聞いて「あ、あのマークね」と簡単に捉えてはいけない。認定を受けるためには様々な基準を満たす必要があり、条件をクリアしていることを証明する書類作成、認定を受けるコスト等々、生産者側の負担は少なくない。「いや~大変でした!」と木曽さんはからっと笑っておられたが、その道のりは相当大変だったに違いない。 ▲ 斜面に植わる、ハウス栽培されているブドウ。 ▲ 鳥害もあるそうで、ハウスの側面にはネットをかけて対策を施している。...
日本ワインコラム |グレープ・シップ 倉敷駅から20分程車を走らせ、岡山県倉敷市船穂町にやってきた。倉敷といえば、昔ながらの白壁の街並みが美しい美観地区や日本初の私立西洋美術館である大原美術館が頭に浮かぶ。そういえば、国産ジーンズの発祥の地でもあったよな…あ、桃やブドウといったフルーツも捨てがたい…なんてことを思いながら到着したのが、今回の取材先のグレープ・シップ。 「晴れの国おかやま」として知られる岡山県の中でも瀬戸内側に位置し、温暖な瀬戸内海式気候に恵まれた場所で、マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種を中心に栽培しナチュラルワインを造っているワイナリーだ。代表の松井さんとスタッフの木曽さんに色々とお話を伺った。 ▲ 代表の松井さん。倉敷やマスカット・オブ・アレキサンドリアに対する想い、コミュニティを大事にする姿勢、そしてワイン造りを楽しむ様子に「こんな振る舞いができたらな~」と思わせられる方だ。 ▲ カラッした笑顔と語り口が魅力的な木曽さん。明るく前向きな姿勢に話をするだけで元気をもらえる。 ワイン造りのきっかけ 松井さんは関西でフレンチのシェフとして長く活躍していたが、料理人としてフランスに留学した時にナチュラルワインと出会い、魅了される。その際、現地のワイナリーでブドウ栽培とワイン醸造に携わることに。帰国後もシェフを続けたが、ワインに携わりたいという気持ちが大きくなり、ブドウ栽培から始めようと一大決心されたのだ。 北海道を始めとする日本ワインの有名産地への移住も検討したそうだが、出身地の倉敷はブドウ栽培で有名で、親元にも近い。松井さんは2010年にUターンする形で船穂に移住し、2年間の農業研修を経て、2012年にマスカット・オブ・アレキサンドリアを栽培し始める。 ▲ ワインの香りを確かめる姿からもワインが好き!という気持ちが溢れている。 マスカット・オブ・アレキサンドリアを選んだのは、 「単に好きなだけ」ではあるが、「農家の高齢化で畑が耕作放棄地になったり、シャイン・マスカットの人気で栽培を切り替える農家が増えたりする中、マスカット・オブ・アレキサンドリアが衰退するのを何とかしたいという思いが強くなった。シャイン・マスカットの人気が高くなればなるほど、負けたくないという気持ちも盛り上がった」 と胸の内を明かしてくれた。 マスカット・オブ・アレキサンドリアの全国生産量の9割以上を占める岡山県の中でも、船穂地区は一大産地だ。この地で昔から栽培されてきた愛着あるブドウを残したい。そのためにも美味しいブドウを栽培し、生食の文化を絶やさないと共に、美味しいワインを造ることで文化の裾野を広げよう!そう決心したのだ。 有機JAS認定を受けた畑での取り組み 新規就農ということもあり、纏まった土地を入手するのは難しく、少しずつ畑を拡大してきた松井さん。現在はワイナリー近辺に13の圃場が点在する形でブドウ栽培を行っている。フランスでナチュラルワインに感銘を受けたこともあってだろう、グレープ・シップではワイン用ブドウは有機栽培、醸造の過程でも人為的介入は最小限に抑えられたワイン造りが徹底されている。まずは、畑に足を踏み入れよう。 恵まれた環境の畑 ワイナリーをお邪魔したのは、大雨の翌々日でまだ曇り空が残る空模様ではあったが、雲の切れ目に日差しの強さを感じる。やはりここは「晴れの国おかやま」で、日照時間も日照量も多い場所だ。そしてワイナリーから畑に向かう途中、瀬戸内海を遠目に眺めることができる距離感で、海風を常に感じる場所。ブドウにとって最高の環境だ。 ▲ ワイナリーから畑に向かう途中の一枚。左手奥に瀬戸内海が見える。景色のいい場所だ! 耕作放棄地となったビニールハウスを譲り受けブドウ栽培しているので、雨対策もバッチリだ。また、花崗岩の上に砂質の土がある砂壌土と呼ばれる土壌環境で、水はけもよい。なお、ハウス栽培ではあるが、施肥や灌水も行わないとのことで、適度にブドウにストレスがかかる環境にあり、小粒で凝縮感のある果実が育つ。 有機JAS認定を取得 グレープ・シップでは有機JAS認定を受けた畑でワイン用ブドウを栽培している。有機JASと聞いて「あ、あのマークね」と簡単に捉えてはいけない。認定を受けるためには様々な基準を満たす必要があり、条件をクリアしていることを証明する書類作成、認定を受けるコスト等々、生産者側の負担は少なくない。「いや~大変でした!」と木曽さんはからっと笑っておられたが、その道のりは相当大変だったに違いない。 ▲ 斜面に植わる、ハウス栽培されているブドウ。 ▲ 鳥害もあるそうで、ハウスの側面にはネットをかけて対策を施している。...
Go to slide 1 Go to slide 2 Go to slide 3 Go to slide 4 小山田 わいじょりーな 吉川 本名 いとう 山本 人見 時田 菅原 吉永 CASE 01 秋晴れのお天気に誘われて・・・ Cave...
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▲ 案内人:アレック・セイス氏 「私たちは特別な事は何もしていないよ。ひたすら畑で作業をするだけだ。あとはベストなタイミングでベストな決定を下す事が重要だ。」アレック・セイス氏 2024.06.20 --- writer Kasahara web サイト http://www.dujac.com 目次 モレ・サン・ドニ村の概要 ワイナリーの歴史 畑の特徴 醸造の特徴 解き明かせ、オー・コンボットの謎 1. モレ・サン・ドニ村の概要 モレ・サン・ドニ村は全部で約135ヘクタールの畑があり、そのうち白ワインの畑は4%弱しかなく、輩出されるワインのほとんどは赤ワインという事になる。 コート・ド・ニュイには日本のワイン愛好家にも人気のある、ヴォーヌ・ロマネやシャンボール・ミュジニーそしてジュヴレ・シャンベルタンと人気且つ有名なアペラシオンが名を連ねているが、その中では特段人気が高いとは言い難い。ただしこの村の畑を見てみると、意外な事実が分かる。 グラン・クリュとプルミエ・クリュの畑は全体の約60%にあたり、この数字自体はヴォーヌ・ロマネを凌ぐ。グラン・クリュは全部で5つあり、これだけで約40ヘクタールもある。 この村のワインの味わいの特徴は、一般的にスパイシーな香りとしっかりとした骨格と果実味を持ったワインになる。 先ほどはイマイチ人気が無いと触れましたが、(この村の)イメージとは異なり、日本でも人気のある生産者が多く本拠地としている村で、ペロ・ミノ、ポンソ、ロベール・グロフィエ…、と枚挙にいとまがない。中でもドメーヌ・デュジャックは間違いなく同村の中の生産者でもピカイチの人気生産者。ではコート・ド・ボーヌにも畑を所有しており、赤・白ともにその品質と実力を広く認められている。 2. ワイナリーの歴史 先代ジャック・セイスは、家族経営のビスケット製造会社で数年働いた後、1968年、モレ・サン・ドニのドメーヌ・グライエを購入し、ドメーヌ・デュジャックと改名した(ジャックが所有するエステートを意味する彼のファーストネームのダジャレだそう)。 2005年にはヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユと共同でドメーヌ・トマ・モワイヤールを買収。これにより、所有するグラン・クリュは全部で7つと増えて、コート・ド・ニュイのモレ・サン・ドニ以外の村の畑も取得し、この時点で15.5ヘクタールを所有。 セイスの息子で長男のジェレミーが1998年からドメーヌの運営に加わる。そのすぐ後となる2000年から父ジャック・セイスのサポートの元、ネゴシアンビジネスを開始。「デュジャック・フィス・エ・ペール」がリリースされる事となる。 その後2001年にはジェレミーの妻、ダイアナが、2003年には今回ドメーヌを案内してくれたアレック・セイスが参画。ドメーヌはコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの両方でワインを生産している。 ▲...
▲ 案内人:アレック・セイス氏 「私たちは特別な事は何もしていないよ。ひたすら畑で作業をするだけだ。あとはベストなタイミングでベストな決定を下す事が重要だ。」アレック・セイス氏 2024.06.20 --- writer Kasahara web サイト http://www.dujac.com 目次 モレ・サン・ドニ村の概要 ワイナリーの歴史 畑の特徴 醸造の特徴 解き明かせ、オー・コンボットの謎 1. モレ・サン・ドニ村の概要 モレ・サン・ドニ村は全部で約135ヘクタールの畑があり、そのうち白ワインの畑は4%弱しかなく、輩出されるワインのほとんどは赤ワインという事になる。 コート・ド・ニュイには日本のワイン愛好家にも人気のある、ヴォーヌ・ロマネやシャンボール・ミュジニーそしてジュヴレ・シャンベルタンと人気且つ有名なアペラシオンが名を連ねているが、その中では特段人気が高いとは言い難い。ただしこの村の畑を見てみると、意外な事実が分かる。 グラン・クリュとプルミエ・クリュの畑は全体の約60%にあたり、この数字自体はヴォーヌ・ロマネを凌ぐ。グラン・クリュは全部で5つあり、これだけで約40ヘクタールもある。 この村のワインの味わいの特徴は、一般的にスパイシーな香りとしっかりとした骨格と果実味を持ったワインになる。 先ほどはイマイチ人気が無いと触れましたが、(この村の)イメージとは異なり、日本でも人気のある生産者が多く本拠地としている村で、ペロ・ミノ、ポンソ、ロベール・グロフィエ…、と枚挙にいとまがない。中でもドメーヌ・デュジャックは間違いなく同村の中の生産者でもピカイチの人気生産者。ではコート・ド・ボーヌにも畑を所有しており、赤・白ともにその品質と実力を広く認められている。 2. ワイナリーの歴史 先代ジャック・セイスは、家族経営のビスケット製造会社で数年働いた後、1968年、モレ・サン・ドニのドメーヌ・グライエを購入し、ドメーヌ・デュジャックと改名した(ジャックが所有するエステートを意味する彼のファーストネームのダジャレだそう)。 2005年にはヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユと共同でドメーヌ・トマ・モワイヤールを買収。これにより、所有するグラン・クリュは全部で7つと増えて、コート・ド・ニュイのモレ・サン・ドニ以外の村の畑も取得し、この時点で15.5ヘクタールを所有。 セイスの息子で長男のジェレミーが1998年からドメーヌの運営に加わる。そのすぐ後となる2000年から父ジャック・セイスのサポートの元、ネゴシアンビジネスを開始。「デュジャック・フィス・エ・ペール」がリリースされる事となる。 その後2001年にはジェレミーの妻、ダイアナが、2003年には今回ドメーヌを案内してくれたアレック・セイスが参画。ドメーヌはコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの両方でワインを生産している。 ▲...