ニュージーランドでは、1819年にオーストラリアから持ち込まれたブドウの苗木を起点にワイン造りが始まり、わずか200年足らずで世界中から高い評価を獲得する銘醸地へと成長しました。
主な産地は北島のホークス・ベイやオークランド、南島のマールボロやセントラル・オタゴなどです。南緯36?46度にわたる細長い島国は海洋性気候ゆえに昼夜の寒暖差が大きく、強い紫外線が凝縮した果実味ときりりとした酸を育みます。
なかでも、鮮烈なアロマと清冽な余韻が特徴のソーヴィニヨン・ブランは、ニュージーランドワインが脚光を浴びるきっかけを生み出し、国の代名詞的存在となりました。
一方、セントラル・オタゴやマーティンボロでは、冷涼な気候を活かした黒ブドウ品種のピノ・ノワールの栽培が盛んで、フランスの有名生産者がニュージーランドでのワイン造りに参画するなど注目度の高い産地であることが伺えます。
また、ニュージーランドは国を挙げたサステナブル認証「SWNZ」により、環境負荷を抑えたクリーンなワイン造りが徹底されています。
ピュアな果実味と凛とした酸を宿すニュージーランドワインを試してみてはいかがでしょうか。