ラリュー ブルゴーニュ・アリゴテ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2020

白ワイン2023.12.20
小山田 わいじょりーな 吉川 本名 いとう 山本 人見 時田 菅原 吉永

CASE 01

秋晴れのお天気に誘われて・・・

Cave de Relax 虎ノ門本店スタッフ | 小山田

週末の小旅行に出かけてきました。 新幹線とローカル線を乗り継ぎ福島県は会津磐梯山の麓の五色沼へ。

なるほど五色沼というだけあって、沼ごとに様々な色調で楽しませてくれる散策路をのんびりと歩き、

風のない穏やかなお天気のもと、ボートを漕いでしばし日常を忘れる時間を過ごしました。

日が暮れるころ宿に向かいます。 のんびりと温泉につかり、晩ご飯には地元の川で獲れた天然の子持ち鮎などに舌鼓を打ち極楽な一日目を堪能しました。


さて2日目。今回の小旅行のメインイベント、4時間半ほどかけて福島県から新潟県へと抜けるローカル線、只見線各駅停車の旅です。
早朝発の為、朝食のおにぎりをぶら下げて乗り込んだ列車、というか一両編成の車内は・・・

すし詰めの超満員! のんびり車窓をながめながら日常を忘れて…の予定変更、いつもの通勤電車みたいな車内で4時間半の、なにか修行のようなローカル線の旅となりました。只見線、恐るべし…

まあ、それはそれで、なかなか思い出深いものとなった週末の小旅行。〆は日本三大そばのひとつ「へぎそば」を食べて帰路につきました。

楽しい時間はあっという間。日が暮れるころ家に帰って晩ご飯。帰りがけにおいしそうな秋鮭を見つけたので、

晩ご飯は秋鮭のちゃんちゃん焼きです。
ちゃっちゃっと作れるからちゃんちゃん焼きという説もあるだけあってらくちんレシピが魅力のちゃんちゃん焼きですが…

そのおいしさとはうらはらに、どうにも映えないのが弱点でしょうか。 そんな映えないけどとってもおいしいちゃんちゃん焼きに合わせるのはラリューのブルゴーニュ・アリゴテ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2020です。

凛とした鉱物質な香りに青いみかんのアクセント。収穫したばかりの新鮮なリンゴを齧ったような心地よい酸とレモンピールのほろ苦さ。
膨らみのある果実味の内側に密に凝縮されたアリゴテならではの重層的な旨味(と薬味感)が秋鮭のちゃんちゃん焼きと見事なマリージュ。ちゃんちゃん焼き、味覚的には映えまくりです。 奥に隠れたスダチ感はサンマにも合わせてみたくなりますね。それと、今回の小旅行では日本酒と堪能しましたが、鮎のような川魚とも試してみたい一本です。

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小山田

小山田

Cave de Relax
虎ノ門本店スタッフ

  • 好きなワイン:一日の終わりにほっと一息ついて飲むワイン
  • 最近印象に残ったワイン:ドメーヌ ブシャール ペール エ フィス ボーヌ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェズュ 1999
  • 行ってみたいワイナリー:シャトー コスデストゥルネル
  • 趣味:旅行、山登り
  • 好きなこと:献立をあれこれ考えながらの買い物と晩ご飯をつくること

CASE 02

2020年生まれのラリュー

WEBチーム graphic designer | わいじょりーな

こんにちは。
当社公式Instagramでは、ワインのプレゼントキャンペーンを時々実施しているのですが、今日は、そのキャンペーンにおいて、史上最多のご応募数をマークした驚異のワイン『ドメーヌ・ラリュー ブルゴーニュ・アリゴテ VV 2020』をご紹介します。

あまり多くは語れませんが、此の程、一途に応援している韓国の俳優さんが除隊なさって、待望の復帰作が配信されました。
ここ数年「更年期かしら」「なんなのイライラするわ」と低空飛行していたのですが、最近は「イライラってなんですか?」という感じで「幸!」です。

とはいえ、万事がhappyというわけではありません。悩みも当然あります。そんな単純な…ね。
今は、そのドラマを観る時、彼のお顔ばかり見てしまって、内容が全然入ってこないことが悩みです♡

さて、そんな眼福ドラマとワインを楽しむために、チーズのクッキーを焼きました。

米粉とチーズのクッキーです。
せっかく撮るなら「RELAX」や「CELLAR」って文字入れしてみても良かったかな。次回は、もう少し工夫してみます。


ラリューは、ラベルのデザインもすごく上品で素敵。いろんな思い出もあるので、贔屓目に見てしまうのですが、このアリゴテもフルーティさと繊細な酸味が味わえて、飲み心地の良いワインだと思います。

話題の『2020年ブルゴーニュ』となると、飲み甲斐もありますしね。
こちらも良かったらお試しくださいね~。

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わいじょりーな

わいじょりーな

WEBチーム
graphic designer

  • 好きなワイン:アイ村のシャンパーニュ
  • 最近美味しかったワイン:平川ワイナリー セレーヌ テール・ド・ヨイチ 2019
  • 好きな自社商品:RMシャンパーニュセット 、ブルゴーニュ バリューパック
  • 行ってみたいワイナリー:ボデガス・プロトス
  • 好きなもの:韓国ドラマ

CASE 03

まさかの人生初アリゴテ

スタッフ | 吉川

恥ずかしながら、初体験。

ボクサーの名前みたい。 ▲ ボクサーの名前みたい。

アリゴテ。まるで強そうなライト級ボクサーの名前みたいです。華麗にヒットアンドアウェイをしながら、ここぞという場面でクロスカウンターをかましそうな名前です。戦績は40戦37勝3敗って感じがします。
とまぁ冗談はさておき、ここで一つ恥を承知でお伝えしておきたいことがあります。 じつは私、アリゴテ飲むのはじめてです。
ソムリエの資格を取得したのは2017年のことなので、もう5年の月日が流れました。

「ソムリエのくせにアリゴテ飲んだことないの!?」「バッジ返せ!」
とやんや言われそうですが、何を隠そう、アリゴテはじめてなんです。アリゴテとなにを合わせればいいのかわからないので、各国をぐるっと回ってみようと思います。

フランスとイタリアへ。(生ハムとミモレット)

木製ボードに並べればそれっぽく見えますよね▲ 木製ボードに並べればそれっぽく見えますよね

まずはどんな品種なのかを調べてみると「脇役」「酸が強め」「昔は低品質だった」といったワードが散見されました。
うーん。でも飲んでみるとグレープフルーツ感があってトロピカルなスルスル系で、酸は確かにありますが、心地よい感じ。 「あ、これ夏に飲みたいやつだ!」と思いました。生ハムミモレットを用意したのは間違いなかった模様。昼飲みに最適!という印象を受けます。

ブラジルへ。(フェジョアーダ)

この日、なんとなくブラジルを思い出し、フェジョアーダ(ブラジルの郷土料理)を作ってみました。白インゲン豆と玉ねぎを煮込むシンプルな国民食です。
白インゲン豆ってあまりなじみないし、日本人ってこういう豆を煮込んだ料理好まないですよね...。でも美味しいです。タンパク質も取れるしまた作りたいです。

ブラジルの郷土料理です。 ▲ ブラジルの郷土料理です。

肝心のペアリング は、食事の味を邪魔しない感じでこれはこれで良い。 もうちょっとふくよかな飲み口の方がよかった気もしますが、なんかこれはこれで良いのではと思わせてくれるアリゴテです。

中国へ(青椒肉絲)

青椒肉絲の「絲」って他に活用法あるんですかね。 ▲ 青椒肉絲の「絲」って他に活用法あるんですかね。

次の日、なんとなく中国を思い出し青椒肉絲でもやるかと考えたのですが材料がなく、とりあえず鶏胸肉を使って青椒肉絲風の何かを作りました。
アリゴテ、強い主張がない分、和洋中なんでもいけるんじゃないかと思わせてくれるフードフレンドリーさです。 たとえリングで打ち負かされたとしても、試合後は積極的に握手とハグをしにいく誠意のある選手という印象を持ちます。アリゴテ。

今まで注目してこなかったのが悔やまれる。日々のデイリーワインにしてはちょっとリッチですが、なんだか常に3本くらいストックしておきたい気持ちになるワインです。

日本へ帰国(FUKUSHIMAYA)

締めは福島屋さんのどら焼きをいただきました。CELLAR六本木店の真向かいで購入できます。超美味しい。餡が詰まっていてgoodです。
どら焼きにはアリゴテ...ではなくコーヒーで締めました。
「どら焼きにも僕を合わせてくれよ!」とか言いそうにない主張の控えめなアリゴテ、気に入りました。

FUKUSHIMAYAのDORAYAKI!! ▲ FUKUSHIMAYAのDORAYAKI!!

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吉川

吉川

スタッフ

  • 好きなワイン:胃にやさしい淡い色味のワイン
  • 好きなウイスキー:ラフロイグ、アードベッグ
  • 好きなビール:BREW DOG PANK IPA
  • 趣味:飲み歩き、チェアリング、読書

CASE 04

秋の味覚と、ドメーヌ・ラリュー

the cellar online store ストアマネージャー | 本名

以前、コラムで取り上げさせてもらったラリュー。
https://www.cavederelax.com/blogs/fines-winery-column/domaine-larue
実直な味わいと、何となくQ&Aのイメージから真面目な硬派な生産者なんだろうなと思っておりました。 しかし、そんな想像とは裏腹に、当主のディディエ・ラリューさんはずっとワインについて、時にはお茶目にお話してくれました。
そんな機会に恵まれたのは、今年の7月下旬のこと。

サン・トーバンの実力派

ACブルゴーニュから始まり、本拠地のサン・トーバンからシャサーニュ・モンラッシェやピュリニー・モンラッシェ、コルトン、アロースコルトン、ブラニーまで所有しています。
一貫しているのは、ピュアさと、程よい緊張感。緊張感というのは、冷たいミネラル感や、酸の鋭角さ、とかでしょうか。その中で、テロワールの違いがしっかりとわかるので、なぜあまり注目されていないのだろう?と疑ってしまうクオリティです。

試飲の際にいただいたSAINT VINCENTグラス

ブルゴーニュで毎年1月末に行われる祭りがFete de la SAINT VINCENT TOURNANTE。
ぶどう栽培者やワイン造りをする方の守護聖人のSaint Vincent を祝うお祭りです。ブルゴーニュ地域内で、毎年、開催地を変えて行われています。
(2021年はコロナの影響で中止となり、2022年に延期されましたが、結局再延期となり、3月に開催されました。) 生産者はかなり楽しみにしているようで、機会があればぜひ行ってみたいお祭りですね!

時は流れて、日本の秋

行く前から好きでしたが、行ってもっと好きになってしまったドメーヌ・ラリュー。
今回のテーマになったのも嬉しい!のですが、どうしよう、ネタが思いつかず、他の人と被りそうなオーソドックス【秋の味覚】で挑みます。しかし、写真も料理盛り付けセンスがないためどうなることやら・・・。

秋の味覚をアリゴテと楽しんでみる

アリゴテといえば、ひと昔前は酸っぱくて、線が細くて、しゃばしゃば?みたいなイメージがありました。 しかし、近年の温暖化によって、果実味がのっており、涼しくなったこの時季でも美味しく飲めるワインになっております。ちょうど両親に栃木県の道の駅で色々と調達してもらったので、せっかくなので合わせてみることに。 本日のお献立はこちらでございます。

  • 栃木県産サニーレタスと市販のドレッシングサラダ
  • アスパラ菜のペペロンチーノ
  • 完熟イチジクの白和え
  • しいたけ、大根、人参の煮物
  • 蒸かし里芋と福島屋の藻塩
  • 秋鮭としめじの炊き込みご飯

優勝は・・・?

圧倒的優勝、20ゲーム差の大圧勝だったのが、「完熟イチジクの白和え」 まず、甘さとクリームチーズ&豆腐の調和。そこにラリューが足りない酸味を補う。かなり上品なマリアージュです。家でできるならこれでずっと良くない?という感じ。
さらに追い打ちをかけるように生ハムをプラスしてみましたが、これもすごい。 肉の甘さが引き立ちます。

色々と合わせてみて

苦みとは基本的に合うのですが、アスパラ菜ほど青いと全く調和せず、サニーレタスだと青さが打ち消されて、ほんのり甘さが出ます。
煮物の醤油や出汁感とも合わないもののやっぱりちょっと苦い大根とは合う。 里芋はテクスチャが合わないものの、福島屋の藻塩とはベストマッチ。 鮭は血合いが混ざると生臭いが、ないとちゃんと合います。

思いのほか勉強になった今回のブログでした。ディディエさんありがとう!

▲ ドメーヌ前のシャトルニエールという畑前にて

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ホンナ

本名

the cellar online store
ストアマネージャー

  • 好きなワイン:立体的なワイン
  • 最近の趣味:キャンプ、サウナイキタイ、ハイボール飲み比べ
  • 好きな食べ物:麻婆豆腐、カレー、アジア料理全般
  • 出身地:東トウキョウ
  • 休肝日:月1あるかないか

CASE 05

こだわり ほどほど、鍋とフランスワイン ~ アリゴテ

web designer | ITO

紺色のハイカットスニーカー。”ほどほど”のこだわりで選ぶオンラインショッピングも楽しいひととき。▲ 紺色のハイカットスニーカー。”ほどほど”のこだわりで選ぶオンラインショッピングも楽しいひととき。

先日スニーカーを新調し、ふと思ったことがありまして。 モノ・コトへのこだわりは十人十色。
まるでワインとの向き合い方が人それぞれなのと、似てると思いません?


ワインに関わるこのようなお仕事をしているものですから、ついつい、ワインと結び付けがちですが、こんな思考で(やや強引に)毎月のコラムのネタが生まれていたりします。

ほどほどの “こだわり” で日々の暮らしを楽しく

スニーカー、洋服、コーヒー、インテリア等々、こだわりの買い物の「その先」には、自分好みにアレンジをしたり、いっそのこと作って(造って)しまう人もいますよね。ワインも然り。

自分らしいセンスと “こだわり”で 暮らしを豊かにする方々を見ていて、尊いなあ、としみじみ思うわけです。
今回のワイン、ラリュー ブルゴーニュ・アリゴテ 2020 を楽しむにあたって、私の小さな小さな“こだわり”はというと…

ごはんとワインの歩み寄り。

▲ 脂の乗った鰤しゃぶに、レモンを添えてワインに歩み寄り ▲ 脂の乗った鰤しゃぶに、レモンを添えてワインに歩み寄り

これはもう、小さなこだわりというかもはや習慣の話。(ワイン好きあるあるの習慣かもしれないですが)
マニアックなこだわり満載な流行りのレストランのように、完璧な組み合わせは出来ないけれど、シンプルに色や味わい、国、地域などの中から、少なくとも1つ合わせるようにしています。
(時には相反する要素を組み合わせることもありますが、それはまた別の機会に。)

だから「鍋とフランスワイン」という図式も簡単に成立するわけで。

鍋とフランスワイン ~ アリゴテ

急に寒くなり”鍋しか勝たん”(笑)な週末に、今回のワイン「ラリュー ブルゴーニュ・アリゴテ 2020 」を合わせることにしたわけですが、鍋の旨味と絶妙なコンビネーションで思わず笑み。
2020年の気候のせいか、近年のアリゴテのスタイルなのか、ラリュー のスタイルなのか、しっかりとした酸があるものの、優しく角が丸い印象なのもいい感じです。

今回の私の小さな小さな“こだわり”は、ワインから感じる「レモン」「柑橘の皮の苦味」この2つの要素に歩み寄るべく「ブリしゃぶ鍋」に皮ごとスライスしたレモンを添えたこと。ん~まとまる、まとまる。

こだわりは、ほどほど 時々とことん。

王道シャルドネも良いですが、ひと味違うブルゴーニュを#ワインのある暮らし に 取り入れたい!そんな方におすすめしたいラリュー のブルゴーニュ・アリゴテでした。


ここで冒頭の新調したスニーカーの話に戻るわけですが、前回新調したのは、仏・プロヴァンスのブドウ畑をウェディングドレスで闊歩した日。
スニーカーを正装だと勘違いしていたのかしら。謎の“こだわり”がいい想ひ出になっています。
こだわりは、ほどほど ~ 時々とことん くらいが丁度良きです。

▲ どなたかの参考になることがあるやも知れず(←あるか?笑)モノクロームで過日の蔵出し写真など。

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ito

いとう

web designer

  • 好きなワイン:好きな人と飲むワイン
  • 最近美味しかったワイン:DuMOL/Lia,Pisoni
  • 行ってみたいワイナリー:アルゼンチン/Zuccardi
  • 好きなもの:旅

CASE 06

嬉しい知らせと実りの秋。

writer / スタッフ | 山本

畑では冬野菜が順調に育ってきています。鍋が今から楽しみです!▲ 畑では冬野菜が順調に育ってきています。鍋が今から楽しみです!

「実りの秋」という言葉。東京にいた時にも耳にしてましたが、大三島に移住してからその意味を身に染みて感じるようになりました。栗やイモ、果物達がわぁ~と一気にやってくるのです。
そんな中、わが家はただ今、絶賛サツマイモ月間。段ボール3箱分はある!

そして私事ながら、WSET Diplomaの合格通知が届きました!!2年に亘る試験が結実して、嬉しすぎて涙が出そう…

ということで、お祝いも兼ねて、秋晴れが美しい10月下旬の日、昼前からイソイソとサツマイモとワインを片手に畑に行って参りました。

火をおこす。

畑の雑草の藁や木を集めて、新聞に火をつけて燃やしていく・・・火をおこすのって、なんかワクワクしますよね。

最初、うまく着火しなくて、旦那さんと「こーすべき、あーすべき」といい大人2人して軽くバトルしましたが、火が燃え始めると「お~!」と子供みたいに喜んで、2人とも満面の笑みです。

本日の主役達。

 

鳴門金時と安納芋2種類で、焼き芋食べ比べ! 濡れ新聞とアルミホイルで巻いて、火が落ち着いたところに投入。 20分程焼いて、上下をひっくり返してまた20分程。待ち遠しい。

そして、もう一つの大事な主役。今日はブルゴーニュのアリゴテ! 少し前まではすっぱいという印象が強かったのですが、 最近は温暖化の影響もあるのか、酸味と果実味のバランスがよくて、 好きな品種の一つです。

旦那さんが育てた鳴門金時(左)とご近所の農家さんに頂いた安納芋(右)。▲ 旦那さんが育てた鳴門金時(左)とご近所の農家さんに頂いた安納芋(右)。

できたてホカホカと一緒に。

できたての焼き芋、サイコーでした!ポカポカ陽気の下で、ハフハフしながら、ホクホク甘い焼き芋にかぶりつくのは幸せ以外何もないですね。安納芋の方がネットリ系で濃い味わいでした。
そして、こちらのアリゴテ!白いお花を思わせる可憐な香り。そしてフワっとヨーグルトのような乳製品系の香りが鼻から抜けます。すっきりした酸味と最後の乳製品系の香りがバランスしていい感じです。そう、この乳製品系の香りで、バターが欲しい!と思ったのです。

バターを求めて。

畑から家までは徒歩数分。サツマイモにバターを付けて食べたら、絶対このワインと合うに違いない。そう思い、一目散で家まで。陽の当たる窓側に座って、バターをたっぷり塗った焼き芋とワインを合わせます。ほら、やっぱり!にんまりが止まりません。

(番外編)秋の収穫

知り合いの農家さんから大量のイチジクと大量のキウイを頂きました。アリゴテはすでに胃に収まったあと。絶対このイチジクとキウイを使った料理とアリゴテは合うに違いないと思い、飲み切ってしまったことを軽く後悔・・・フルーツは大量にあるし、もう一本頼もうかな、なんて考えてます。

▲ (左)イチジクは2種類・(右)旦那さんが受粉やら草刈りやらお手伝いしたキウイ畑の恵み

(番外編)スポーツの秋

プロのような走りを見せるサイクリスト達がしまなみ海道を走り抜ける、「サイクリングしまなみ2022」が開催されました。運動音痴の私は、参加してまんが、家の近所を通る皆さんを応援してきました!秋は実りの秋だけでなく、スポーツの秋でもありますよね。運動不足の体を何とかしなければ・・・

▲ (左)颯爽と駆け抜ける姿が美しいです ・(右)その日の夕方。サイクリストさん達も見てくれてるといいな~と。

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山本

writer / スタッフ

  • 好きなワイン:骨格がありつつ線が細い赤と白&華やかで余韻の長いシャンパーニュ
  • 最近美味しかったワイン:Evening Land, Hirsch
  • 行ってみたいワイナリー:シャンパーニュ地方をしっかり周ってみたい
  • 好きなもの:旅行、飲んだり食べたり、読書、映画、わんこ

CASE 07

2020年アリゴテ

統括マネージャー | 人見

▲ 新しく開店した広尾店での一枚

前回に引き続き2020年のブルゴーニュですが、今回は品種がアリゴテです。白ブドウとしてはシャルドネの二番手、という位置付けですが、価格も手頃で早くから飲めるブルゴーニュとして、ファンを獲得している品種ですね。

いつものグラス選び

▲ それぞれの個性の出方が違う結果となりました

今回用意したグラスは3種。オークドシャルドネ、シャンパーニュ(甲州)、ソーヴィニヨンブラン。ブルゴーニュだからシャルドネかな?いや、ちょっとシャープだから甲州かな?それをいうならソーヴィニヨンブランかな?さて、結果はいかに。

ふくよかな果実とキレイな酸

▲ 全体的に旨味と優しいタッチの味わい

シャルドネグラスは、酸味が柔らかく、旨味を中心に感じられる結果となり、甲州は逆に酸味が鋭角に感じられました。ソーヴィニヨンブランは、少し酵母のような、純米酒を飲んでいるかのようなどっしりとしたニュアンスに。お料理によってグラスを変えて楽しみます。

普段の家庭料理との相性は?

▲ 丹波黒豆の枝豆(頂きもの)最高でした

手羽先の旨煮塩味、野菜炒めカレー風味、丹波黒豆の枝豆、アメリカ産 牛のステーキ(確かもも肉)、蒲鉾。何のテーマもない普段のお食事との相性も、グラスを変えれば合わない料理はないほど、色々な表情を見せてくれるワインです。

懐の深さが使いやすさ

旨味中心の和食とは、シャルドネかソーヴィニヨンブラングラスがより旨味を引き出してくれて◎。肉とか油中心の料理には甲州グラスの酸味がとても心地よく感じました。

▲ 関係ないですが巨大ステーキって素敵よね

この記事を書いた人

人見

人見

統括マネージャー

  • 好きなワイン:普段は飲み疲れない優しいワイン、たまに飲むなら華やかで魅惑的なワイン
  • 最近美味しかったワイン:日本の冷涼系ワイン、結構どれも美味しいです
  • 行ってみたい場所:タスマニア島、ワイナリーも含めて自然を満喫したい
  • 好きなこと:料理、旅行

CASE 08

The Cellar Hiroo OPEN!!!!!!!!

Cave de Relax 虎ノ門本店スタッフ | 時田

外観も内装もとってもクールのお店です! ▲ 外観も内装もとってもクールのお店です!

こんにちは!新店舗The Cellar Hirooの時田です。実は、23年ぶりの直営店でして10月14日にオープンをいたしました。シャルドネとピノノワールに特化したお店でして、広尾駅からのアクセスも駅から2分と好立地なんです!ブルゴーニュを中心に世界各国のワインを取り揃えております。店内試飲も可能で常時、4種類ほどご用意しております。是非皆様のご来店を心より、お待ちしております‼ :)

広尾の街を散歩とでもいこう。。。

名前は廣尾湯 渋カッコイイ。。。サクッと浴びてまいる。 ▲ 名前は廣尾湯 渋カッコイイ。。。サクッと浴びてまいる。

広尾という街。
街の風景や雰囲気もお隣の六本木や渋谷などと違い、閑静な住宅街。大勢の外国人が集まる国際色豊かなエリアで、大使館が多く所在し英語対応の施設も多いことから、外国人が住みやすい環境が整っています。創業から100年以上の私が大好きな銭湯も実はあるんです♨

ワイン仲間と囲う。

趣味が合う男仲間とはいいもので、一緒にワインをまずテイスティングし、その後お買い物に行きそのワインに合いそうなメニューを、飲みながら食事に合わせる。ということにハマっております。
今回は、サーモンのホイル焼きにレモンとバターを合わせてみようと思います。

さあ、下準備ができました‼ここからが本番。▲ さあ、下準備ができました‼ここからが本番。  

マリアージュの巻

かっこいい広尾店の看板と。▲ かっこいい広尾店の看板と。

今回は、アリゴテともあり主張の強すぎないワイン。食事との相性が気になるところではありますが、今回は、レモンとの相性が良かったのか、よりワインの良さを引き立ててくれました。自分自身で新たな発見があると、とても良い経験になり自信にもなっていきます。皆様も、新たな発見があるとイイですね♪

この記事を書いた人

時田

時田

Cave de Relax 虎ノ門本店スタッフ

  • 好きなワイン:程よい酸と、凝縮感のあるワイン
  • 思い出の一本:Domaine de la Bongran
  • 最近の趣味:サウナ・街の銭湯巡り・筋トレ
  • 好きなこと:ワインの抜栓。友人と一緒に、おいしいお酒を楽しく囲むこと。食事とワインのマリアージュを探すこと。アメリカのストリートカルチャーが大好きです
  • 行ってみたい所:アイスランド 南アフリカ チリ 自然のあるところ
  • 好きな食べ物:麻婆豆腐 鶏のむね肉 竜田揚げ

CASE 09

風吹けば…落つる柿の実?

Cave de Relax 虎ノ門本店スタッフ | 菅原

突然ですが、これはなんでしょう?

すぐわかりますね!
正解は「柿」です。四角い形が可愛い!

近所のスーパーで見つけて思わず購入し、ひとつはそのまま食べて、もうひとつはワインのオツマミにしたいと思います。

秋に楽しむアリゴテ!

本日のワインはドメーヌ・ラリューのアリゴテ。サントーバンの代表的な生産者で、瑞々しく凛としたハリのあるワインが魅力です。
アリゴテといえばサラサラ~っとして夏に飲むイメージかもしれませんが、近年のアリゴテはキリリとした酸にふくよかな果実味がのっていて美味しい!当主ディディエさんによれば「2020年は余計な手を加えずとも美味しくできた」とのことで、期待が膨らみます。


先輩スタッフ・本名のブログにも書かれておりますが、7月に奇跡的に訪問できたドメーヌのひとつ。ディディエさんの暖かな心遣い、穏やかで真摯な人柄にすっかりファンになってしまいました。(アン・ベルリーの時も同じようなことを言っていた気が…) 2021年は相当収穫量が少なく、ヴィニュロンとしての腕が試されたとのこと。

クラシックで緊張感があり良い出来ですが、数は減ってしまうはず…20年もお早目にどうぞ!

可愛らしいドメーヌ。の前に佇む貫禄ある猫さん。▲ 可愛らしいドメーヌ。の前に佇む貫禄ある猫さん。

さて、柿はどうなった

柿はみりんに漬け込み、ブリとサラダにしました。フレッシュな柿も美味しいですが、ねっとり甘いこの柿は相当お酒にあう…。
ブリの脂と柿の甘味をアリゴテの酸がさっぱりとさせてくれます。お野菜のほろ苦さはアリゴテの甘味が際立って、いろんな味わいが楽しめました!

こちらも秋の味覚!

もう一つのオツマミは、サンマ&きのこのフリット。サンマの塩焼きと大根おろしも良さそうだと思ったのですが、ふっくら果実味の20年に合わせてフリットにしてみました。大根おろしのかわりに千切り大根と大葉を添えています。
アリゴテがレモンやすだちの代わりになって、フリットを食べてワインを飲んで…誰か止めて~!

秋のアリゴテ、虎ノ門に会いに来てください♪

結論:日本の秋にアリゴテ とってもいい! ということで、今回も満喫しました。ラリューのワインは今日も静かに虎ノ門本店でたたずんでおります。ぜひ会いに来てみてくださいね!

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菅原

菅原

スタッフ

  • 好きなワイン:ドゥーツ ブランドブラン ブリュットヴィンテージ
  • 最近美味しかったワイン:キザン スパークリング トラディショナル ブリュット
  • 行ってみたいワイナリー:ニュージーランドのワイナリーをめぐりたい
  • 好きなもの:ラグビー(2019RWC スタジアムで観戦しました!)

CASE 10

アリゴテといえば、酸

the cellar online store スタッフ | YOSHINAGA

ブルゴーニュが2回続けて登場です。白といえばシャルドネですが今回紹介するのはアリゴテ。シャルドネと比べるとどうしても下に見られてしまいがちですが個人的には好きになりつつある品種です。
特徴的な酸と一房につく実の量が多いことから軽い仕上がりになってしまうというのはワインにとってはあまりよくないもの。
そもそもの品種の特性として難しい所がある上にメジャーで人気のある品種があったら当然そっちに流れてしまうだろうな~というはわかる気がします。

造り手たちに感謝

▲ アリゴテだからアリゲーター!

このままどんどん栽培面積が減っていって絶滅寸前に…と思いきや「アリゴテでも美味しいワインが出来る!」という熱い思いを持った人はいるもので結果的にブーズロンAOCというアリゴテ単一の村名AOCの登録まで至ったものだからすごいことです。
ブログのネタを授けるかのように「アリゴターズ」という生産者組織のポスターがあったのでパチリ。

昔はもっと酸があった??

そういえば以前ワインバーで「昔に比べると酸が穏やかになりましたね。」なんて振られたものの昔が分からずに適当に相槌を打っていたこともありました。地球温暖化や栽培・醸造技術の向上というのがそう思わせる要因になっているんでしょうか。
今回のラリューのアリゴテは古木なだけあって果実の凝縮感、爽やかな柑橘系の酸が後を引いて自然ともう一口、もう一口とグラスが進みます。

▲ 記録していたのはアリゴテではなくイタリアのヴァルポリッチェッラ。なんでアリゴテの話になったんだっけ…

恒例のパスタです

冷蔵庫の材料を見つつ、、とか言いながら手早く作れるペペロンチーノに落ち着きます。キャベツとアンチョビ、主張しないけどバランスの良さが好きです。 悪くはないですがこの酸があるならレモンを使ったソースにするのも良さそう。生クリーム、魚醤、チーズ…。今後の課題としていつかチャレンジしよう…。

美味しい酸のあるワイン。ぜひお試しください。

この記事を書いた人

吉永

吉永

the cellar online store スタッフ

  • 好きなワイン:ピノ・ノワール
  • 記憶に残る1本:イタリアのパオロ・ヴォドピーヴェッツのヴィトフスカ 2011
  • 好きなもの:カメラ、散歩
  • 最近ハマっているもの:登山 山を下りた後の温泉とビールが最高です。

CASE 08

「太陽の年」2020年のブルゴーニュがやって来る!
酸と凝縮感を兼ね備えた長熟ヴィンテージ

代表取締役 社長 | 笠原

最近は太陽に恵まれた年が続いている、ブルゴーニュのヴィンテージ。今流通し始めている2020年ヴィンテージは如何に?いくつかのドメーヌのワインを試飲しましたが、共通するのは18年同様の黒い果実の香りと凝縮感、そして最近のヴィンテージには少なかった酸が綺麗に残っています!このアン・ベル・リーのオーナー、フナル氏も最近では一番の年だったと太鼓判。

さてどう楽しもう??

ワイン好きが集う町中華「水新菜館」、さぁお手を拝借

駅前直ぐ、赤色の看板が特徴的! ▲ 駅前直ぐ、赤色の看板が特徴的!

浅草線で向かったのは浅草橋駅。目的地は水新菜館。業界の人は皆知っているワイン好き、中華好きの聖地。ワイン飲んでワイワイしたい時は間違いなくここがオススメ。さぁ今日も名物マスターこと、寺田さんの「さぁ、お手を拝借」という掛け声と一緒に行われる恒例のアルコール消毒でスタート!

軽妙な言い回しと、変わらないホスピタリティ、
マスターのパーソナリティ

名物小籠包の食べ方レクチャー中 ▲ 名物小籠包の食べ方レクチャー中

ここでの注文はやはり肉巻きや小籠包は外せません!また小籠包の食べ方のレクチャーは是非、受けて下さい。「子猫ちゃんは30秒」で終わる一連のマスター劇場はいつも楽し気ですよ。

自然とワインも進むのですが、今日はなかなか本題のアンベルリーまで辿り着けず…

本日のマスターオススメ ▲ 本日のマスターオススメ

さて、結局どうしたか?結局後日フレンチにてリベンジ!

ドメーヌ・アンベルリーにて、ピエール・フナルさん本人 ▲ ドメーヌ・アンベルリーにて、ピエール・フナルさん本人

本題に戻りまして、このアンベルリー、どんな方が造っているかといいますと、脱サラして念願のワイナリーを持った、ピエール・フナルさん。現地でお会いした際にはマリオ風髭にPOPな柄シャツ。お話するととても優しい方でした。

ワインは脱サラ系ワイナリーだけあり、有名なアペラシオンはほとんど無いのですが味わいは滋味深く、喉をスルスルと通っていきます。

2021年ヴィンテージはドメーヌで試飲。本当に良い品質で来るのが楽しみ! ▲ 2021年ヴィンテージはドメーヌで試飲。本当に良い品質で来るのが楽しみ!

華やかな香り、綺麗な酸、やさしい果実味

結局ピノノワールとラム、という定番な組み合わせで着地 ▲ 結局ピノノワールとラム、という定番な組み合わせで着地

ユニークなラベルもあまり、伝統的なブルゴーニュの雰囲気にしたくなかったとの理由のよう。フレンチのメインとなった子羊と合わせてゆっくりと楽しみました。

この記事を書いた人

笠原

笠原

代表取締役社長

  • 好きなお酒:風の森、VOTANO WINE
  • 最近美味しかったワイン:メゾン・ルロワ ムルソー・ペリエ―ル2012
  • 行ってみたいワイナリー:農楽蔵
  • 好きな事:スニーカー探し
  • ※ ATMOSが400億円でフットロッカーに買収されてビックリしました!

CASE12

2020年ブルゴーニュと和食

スタッフ | 松沢

今回のテーマとなるワインは、フランスはブルゴーニュから「メゾン アン ベル リー」の「ブルゴーニュ オート コート ド ボーヌ 2020」です。
2020年と言えば、激動の1年でしたね。 ニューノーマル元年なんて言われたりもしていますが、在宅ワークや新しい生活様式に馴染めず日々大変だったように思います。ワインも全然売れませんでした。

そんな大変な年に、ワインを作ってくれたことにまずは感謝をしたいです。

2020年ヴィンテージ

2020年のブルゴーニュは温暖なヴィンテージです。ブドウの実は勿論、茎まで熟したヴィンテージのため、全房醗酵をする生産者が多くなったそうです。
(今回、ご紹介するワインも全房発酵を用いて造られています。)

味わいは、凝縮感がありつつ、酸もしっかりとある傾向にあり、長期熟成が可能なグレートヴィンテージと言えるようです。

味わい

外観は濃いルビーレッドといった感じで、香りは赤系果実主体ですが、温度が上がると黒系果実まで感じられます。梅やスミレ等の酸を連想させる香りのニュアンスもありました。樽由来のスイートスパイスのニュアンスも少し感じられます。全体的に見ると凝縮感がありながらも綺麗な感じです。 口に含むとしっかりとした果実感がありながらも、酸がしっかりとありバランスをとっていました。美味しーです!(ちょっと梅カツオ感ありました。)

ちなみに、こちら最初はコラヴァンでグラスに注ぎましたが、香りが閉じこもってしまっていた為、抜栓してみると一気に香りが華やかになりました。

合わせたお料理

アナゴが食べたいと思い、デパートでアナゴ巻を買ってきました。
そして、その時に、隣にあった焼き鳥屋さんすごく美味しそうで、、、焼き鳥も買ってしまいました。
ペアリングの結果ですが、アナゴとワインの相性は悪くはなかったのですが、良くもなかったです。もう少し酸が控えめで果実味が強いワインがよさそうです。

焼き鳥の圧勝

ついでに買った焼き鳥はすごく相性が良かったです。
今回のピノは綺麗めスタイルでしたので、塩の方が良かったです。 全房由来の青っぽさも若干ある為、野菜を使った串との相性も良かったです。

この記事を書いた人

スタッフ松沢

松沢

スタッフ

  • 好きなワイン:きれいな酸がありつつ果実味も共存したワイン
  • 最近美味しかったワイン:ハインリッヒ ブラウフレンキッシュ
  • 行ってみたいワイン産地:ボルドー、トスカーナ
  • 好きなもの:知らない道を歩くこと