ビン128は、クナワラのユニークな土壌「テラロッサ」から収穫されたブドウで造られます。クナワラは、1962年ヴィンテージの最初のリリース以来、ビン128のシラーズの産地であり続けています。ビン128のシラーズは、冷涼な気候のクナワラの特徴を表した芳香と透明感が感じられる魅惑的なワインで、より贅沢で濃縮された温暖な気候のビン28のシラーズと興味深い対比をなしています。ビン128は、テロワールをより表現するために、フレンチオークのホグスヘッドの新樽と旧樽両方を使用して熟成されています。

青い果実、スミレ、粗挽きの黒胡椒に、フレッシュなマルベリー、野生の白イチゴ、ボイセンベリーのアロマ。ホースラディッシュを添えたローストビーフ、パプリカ、モロッコのスパイスや、擦ったマッチと鉛筆の削りかすのニュアンスもあります。香りに感じられる青い果実の風味は味わいにもはっきりと表れ、セイボリーな塩漬け肉、胡椒、オリーブ、パプリカの風味が際立っています。さらに、アーモンドとカルダモンの風味が魅力を加えています。張りのある酸味と、絹のようになめらかなタンニンがあります。現在も楽しめますが、数十年の熟成のポテンシャルを秘めた素晴らしいワインです。