パラヴァというあまり馴染みのない品種名ですが、こちらの品種はチェコの土着品種で、香りは桃、杏、洋梨、ライチ、白薔薇、柑橘の皮、全体的にトロピカルで華やかな香りが特徴です。グラスを傾けると粘度は高く、トロっと感が見た目にも伝わります。口に入れると感触もややトロっとしていて華やかな甘さが広がります。ただ甘いだけじゃなく、酸もキレイで後味に苦みも加わり、しめてくれます。甘いけど甘い味で終わらない、大人のビターな甘さです！なんとなく、ゲヴュルツトラミネールに似ているなぁ？と、それもそのはず、ゲヴュルツトラミネールとミュラー・トゥルガウの交配品種なのでした。
甘いものとのマリアージュだと杏のジャム乗せのチーズケーキに合いそう！食事ならクワトロチーズのピザ、柑橘とカッテージチーズ、ローストナッツのサラダも相性良さそうです。
チェコの料理に合わせるなら名物のスマジャーク(チーズのフライ)にもとっても合いそう！と思いました。厚切りのセミ・ハードチーズに衣を纏わせフライにした料理で、これにタルタルソースとポテトを添えたものがスマジャークです。カロリーがかなり大爆発ですね！（笑）でも、定番で人気のメニューなんです！ビールにも最高に合いますがこのジョージ・ウレヘクのパラヴァとのしょっぱ甘い合わせもマリアージュしそうです！是非、一度お試しあれ。
（2025年4月）