ペロポネソス半島のネメアにおける3大ワイナリーのひとつとされているザシャリアス。オーナーはエリアス・ザシャリアス氏で、アテネ農業大学を卒業後、ブドウ畑やオリーブ畑のコンサルタントの職歴があります。前職で得たブドウ栽培の知識をさらに活かし、現在のワイナリーで瓶詰めまでを開始したのが2002年。それ以来高い評価が続いています。国際的なコンクールで多くの賞を受賞し、ネメアだけでなくギリシャのワイン業界を代表するワイナリーになりました。畑は40haを所有。「健全な畑と葡萄こそが上質のワインを生む」という信念のもと、化学肥料や除草剤を使用しないことにこだわっています。地場品種のアギオルギティコやモスホフィレロ、絶滅が危惧されているペロポネソス半島のスクラバ種やキドニッツァ種を保存していくため苗木を増やす取り組みなど、伝統品種を大切にしています。ワイナリーには最新技術を備えた設備を揃え、ワインの生まれ持った香りや味わいを重視したクリーンなワイン造りを進めています。