シャスラは、スイスで長い歴史を持つ伝統的な白ワイン用のブドウ品種です。スイスを代表する栽培地であるヴォー州を中心に栽培され、スイスのヴァレー州では「フォンダン」、ドイツでは「グート・エーデル」とも呼ばれます。
シャスラは、軽やかな酸味とミネラルあふれる風味が特徴的で、比較的シャープでドライな白ワインに仕上がります。柑橘のようなフルーティーさも感じられ、「食通が最後に辿り着くワイン」と評されることもあります。
ワインをこよなく愛する国・スイスでは、スイス産ワインのほとんどが国内で消費され、国外に輸出される量は極めて少ないです。しかし、近年では少しずつシャスラで造られたワインの輸出量が増加しており、日本でも購入が可能です。
シャスラを使ったワインは、合わせるお料理の味わいを引き立ててくれます。チーズや生ハム、魚料理とも好相性で、前菜からメインディッシュまで幅広く合わせやすいでしょう。
また、スイスを中心とした地域の料理とも相性が抜群です。特に、スイスで伝統的に食べられているラクレットチーズは、シャスラワインや季節の野菜とともに味わいたい、定番の組み合わせです。