ロベール・グロフィエ
2023.08.07

ロベール・グロフィエ

 

ロベール・グロフィエ

ロベール・グロフィエ

醸造と栽培を担当するニコラ・グロフィエ氏
醸造と栽培を担当するニコラ・グロフィエ氏

シャンボール・ミュジニーの偉大なプルミエ・クリュ、レ・ザムルーズの最大の所有者として知られるロベール・グロフィエ。ドメーヌはモレ・サン・ドニに拠点を置きながらも、シャンボール・ミュジニーの偉大な生産者として知られる珍しいドメーヌです。

グロフィエ家のワイン造りは1930年代、ロベール氏の父ジュール氏がレ・ザムルーズや特級畑ボンヌ・マールなど優良な畑を所有しネゴシアンに販売したことに始まります。その畑を継いだロベール氏は、畑でブドウを栽培していれば満足という実直なヴィニロンたる性格でしたが、妻であるジョルジェット女史がドメーヌ元詰めを勧め、1973年からは自分たちの手で瓶詰を開始。彼女の指揮の下 醸造設備を整え、最新のコンピュータやテイスティングルームを備えた瀟洒なドメーヌへと生まれ変わり、素晴らしいワインの数々を生み出すようになりました。

残念ながら、その前当主ロベール・グロフィエ氏が逝去されました。しかし、その意思は子であるセルジュ、孫のニコラに受け継がれております。現在は、ボーヌの醸造学校で学んだ、ロベールの孫のニコラが、母親と妻のサポートを受けながら栽培と醸造の指揮をとっています。瀟洒なお屋敷はドメーヌ・クロ・ド・タールの隣にあり、醸造棟とは別棟の住居の下にはプロの訪問客を迎え入れる清潔な瓶熟庫兼試飲ルームが用意されています。

ロベール・グロフィエの畑
ロベール・グロフィエの畑

ロベール・グロフィエでは、グロフィエ家の実直な性格が表れたような、表裏のない誠実なワイン造りが行われています。畑はすべて有機栽培。

ヴィンテージの出来に応じて100%~30%除梗を行い、破砕せずに8~12℃で約10日間ほどの低温マセレーションを施し、自生酵母による発酵を実施。新樽の使用は控え目で、村名ジュヴレ・シャンベルタンで20%、1級レ・ザムルーズで40~50%、ボンヌ・マールで50~60%程度に抑え、果実本来の味わいを大切にしたワイン造りが行われています。

そうして造られるワインは、濃密で味わい深く、熟成のポテンシャルにも優れた出来栄え。凝縮感を保ちながらアペラシオンの特徴であるエレガンスや研ぎ澄まされたような美しい果実味を体現しており、まさに濃密な味わいと滑らかさを両立させた、究極のエレガンスと言える仕上がりです。

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