ドイツは、ヨーロッパのなかでも最北に位置する世界有数のワイン産地です。ドイツワインの中心を担うのは白ワインで、特にリースリング種を使用したワインは世界でも屈指の品質を誇ります。ドイツワインは辛口から極甘口まで幅広く展開されており、スパークリングワインもあります。すっきりした味わいが楽しめるものも多く、食中酒としてもデザートワインとしても高い評価を得ています。
ドイツワインの大きな特徴は等級の格付けがされているところであり、分類は、上位から
- プレディカーツヴァイン
- クーベーアー
- ラントヴァイン
- ドイッチャー・ターフェルヴァイン の4種類です。
さらに、プレディカーツヴァインはブドウの収穫時の糖度によって6段階に分類されているうえに、味わいによる分類もあります。
辛口はトロッケン、半辛口はハルプトロッケン、甘口はリープリッヒとズースといった表記が用いられるため、ラベルを見ることで用途や好みに応じて選択できます。
また、近年では赤ワインの評価も高まりつつあり、温暖化の影響と栽培・醸造技術の進化によってピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)種による高品質な赤ワインが注目を集めています。