スペインは、ほぼ全ての地域でブドウ栽培を行っているワイン大国です。
紀元前3000年頃よりイベリア半島にてブドウ栽培が行われ、スペインでは紀元前1100年~紀元前500年頃からワイン造りが始まったとされています。
世界でもトップクラスのブドウの栽培面積を有し、ワインの生産量はフランス、イタリアに次ぐ世界第3位を記録しています。
栽培されるブドウ品種で代表的なのは、リオハ地方の黒ブドウ品種・テンプラニーリョです。強いタンニンがありながら酸味と果実味のバランスも良く、果実やスパイスを思わせる風味に仕上がります。
スペインでは赤ワインや白ワインが生産されるほか、カタルーニャ地方で造られるスパークリングワインのカバも有名です。カバは日本でも広く親しまれているため、聞いたことがある方は多いかもしれません。
また、アンダルシア地方発祥のシェリー酒は、ポートやマデイラと並び、世界三大酒精強化ワインの1つに数えられる名酒です。
スペインワインは、カジュアルに楽しめるデイリーワインから、長期熟成型の高級ワインまで、幅広いラインアップが魅力です。コストパフォーマンスに優れたワインもあり、初心者からワイン通まで幅広く支持されています。
スペインの多様な気候と土壌が育む個性豊かなワインを、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。