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コレクション: シャトー・カロン・セギュールのワイン

シャトー・カロン・セギュールの概要

シャトー・カロン・セギュールは、フランス・ボルドー地方のメドック地区、サンテステフ村に位置する格付け第3級のシャトーです。1855年のメドック格付けでは第3級に分類されていますが、実力は格付け以上と称され、世界中のワイン愛好家から高く評価されています。18世紀に所有者だったセギュール侯爵が、他にシャトー・ラフィットやシャトー・ラトゥールといった一流のシャトーを所有していたにもかかわらず、「我が心カロンにあり」と語った逸話に由来するハートのラベルが最大の特徴で、可愛らしいデザインは、記念日やバレンタイン、プロポーズなどのギフトとしても人気です。
長い歴史を持ちながらも、現代においても品質向上のための設備投資や畑の改良が積極的に行われており、由緒正しい名門としてその名を不動のものにしています。

テロワール

シャトー・カロン・セギュールの畑は、大西洋に注ぐジロンド川の左岸、メドック地区の最北に位置しています。この地域は、冷涼な気候と水捌けの良い土壌に恵まれており、ブドウ栽培に最適な環境です。
畑の総面積は1855年当時から変わらず55ha。地表は砂利で覆われており、その下には粘土質と礫質の層が広がっています。この複雑な土壌構成が、シャトー・カロン・セギュールならではの繊細かつ力強いワインを育みます。

歴史

シャトー・カロン・セギュールの起源はローマ時代にまで遡ります。当時は「サンテステフ・ド・カロンヌ」と呼ばれ、航行の要所として栄えていました。中世にはジャン・ド・ガスク氏が所有していましたが、彼の娘とセギュール侯ニコラ・アレクサンドルの結婚をきっかけに、1718年にセギュール侯がこの地を取得し「カロン・セギュール」の名を与えました。セギュール侯はラフィットやラトゥール、ムートンなども所有していた大地主で、“ブドウ畑の貴公子”とも称されましたが、最も愛したのはカロン・セギュール。その象徴として、彼の名と心を示すハートマークがシャトーの熟成庫の壁やラベルに刻まれたのです。 近年では、ドニーズ・カプベルン・ガスクトン夫人の死去に伴い、2012年にフランスの保険会社スラヴニール社が200億円で買収。オーナーが変わっても品質第一の哲学は継承され、現在も高品質なワインを生み出し続けています。

シャトー・カロン・セギュールの特徴

シャトー・カロン・セギュールの最大の魅力は、長期熟成に耐えうる構造を持つ点にあります。若いうちはタンニンが強く、凝縮感のある力強い味わいですが、熟成を経ることでまろやかさとエレガンスが引き出され、見事なバランスに仕上がります。 また、ファーストラベルだけでなく、セカンド、サードラベルも展開しています。

セカンドラベル:ル・マルキ・ド・カロン・セギュール
メルロの比率が高く、新樽比率も控えめにすることで、柔らかく親しみやすい味わいに仕上げられています。
サードラベル:ル・セー・ド・カロン・セギュール
若い樹から得たブドウを使用し、より手軽に楽しめるスタイル。手頃な価格ながらも、シャトーの哲学がしっかりと反映されています。

予算やシーンに応じて3つのラベルから選べるのも魅力。飲み比べを通して、カロン・セギュールの奥深さを体感するのもおすすめです。

シャトー・カロン・セギュールの味わい

カロン・セギュールのワインは、サンテステフ村らしい力強さを備えながらも、フィネス(繊細さ)とエレガンスを兼ね備えたバランスの良さが際立ちます。豊かな果実味と調和したタンニン、そして時間とともに開く香りの複雑さは、長期熟成ワインならではの魅力です。
若いヴィンテージは開栓後に空気と触れさせながらゆっくり楽しむと、徐々に変化する香りや味わいを堪能できます。一方、熟成を経たワインは、タンニンの角が取れて果実味が丸くなり、上品で深い味わいが楽しめます。
料理との相性も非常によく、牛肉や豚肉、子羊といった肉料理全般とマリアージュします。特に、スペアリブの赤ワイン煮や鶏の炒め物、甘酢団子など、旨みの強い料理との相性は抜群です。

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