2024.05.02

白ワインに合うおつまみ15選!コンビニやスーパーの食材で作れる簡単レシピも紹介

 

これからの時期にもぴったりの白ワイン。白ワインが好きな方の中には、「白ワインに合う簡単なおつまみが知りたい」「手間をかけずにささっと作れるおつまみが知りたい」という方もいるのではないでしょうか。白ワインに相性が良いおつまみを知ることで、自宅での晩酌がより楽しくなるはずです。
今回はコンビニやスーパーで調達できる白ワインのおつまみや、ささっと簡単に作れるおつまみレシピを紹介していきます。

白ワインとおつまみの合わせ方

白ワインとおつまみの合わせ方は食材によって変わりますが、以下の4つの方法を実行すれば、白ワインに合うおつまみを選べるようになります。

  • 白ワインのボディと料理の味を合わせる
  • 白ワインと料理の色を合わせる
  • 白ワインと料理の香りを合わせる
  • 白ワインと料理の産地を合わせる

順に解説していきます。

白ワインのボディと料理の味を合わせる

白ワインと一口に言っても、フレッシュなものからコクのあるものまでさまざまなタイプの味わいがあります。
なかでも、気をつけたいのは「飲み口のボディ」です。ライトボディで軽めな飲み口の白ワインには軽めの料理、フルボディでコクのある飲み口の白ワインには、しっかりした味付けの料理を合わせるのが基本です。たとえば同じ鶏肉料理でも、塩胡椒だけで味付けしたシンプルなグリルと、濃厚なクリームソースをかけたものでは料理の味の重さが変わります。

白ワインと料理の色を合わせる

また、ワインの色調具合と料理の色を合わせるのも分かりやすいペアリング方法の一つです。たとえば焼き鳥を例にとってみると、同じ鶏肉を使っていてもタレと塩では見た目の色が違います。タレの場合は茶色くなっているので軽めの赤ワイン、塩なら白ワインといった具合に判断できます。料理の色味と合わせてワインを選ぶやり方はワインに親しみがない初心者でも手軽に実践できる方法なのでぜひ覚えておいてください。

白ワインと料理の香りを合わせる

白ワインと料理の香りを合わせる方法もあります。たとえば、ソーヴィニヨン・ブランというブドウ品種には、ハーブや青草のような香りが感じられます。この香りに合わせて、ハーブを使ったサラダやバジルをトッピングしたカプレーゼ、香草パン粉焼きなどの料理を組み合わせるといった具合です。

白ワインと料理の産地を合わせる

また、白ワインの産地と同じ土地の料理を合わせる方法もあります。ブルゴーニュワインにはブルゴーニュの郷土料理、ボルドーワインにはボルドーの郷土料理と合わせるなど、世界的にも「産地と地のものを合わせる」という文化は浸透しています。
ワインのほか、ドイツではピルスナービールとソーセージ、日本酒では獺祭とふぐ料理など、さまざまなペアリングが考えられます。和食には日本産のワインを合わせるというのも一つの方法です。

コンビニやスーパーで調達できる!白ワインに合うおつまみ10選

ペアリングの方法を覚えたら、今後はより具体的に白ワインに合わせておつまみを選んでみましょう。今回はコンビニやスーパーといった身近な場所で簡単に調達できるおつまみを10選にしぼって紹介していきます。

生ハム

まずは白ワインの定番おつまみ「生ハム」。コンビニやスーパーで手に入り、味わいの癖がないため、軽めの白ワインと相性が良いです。生ハムの脂身や塩味が、ワインの味をより引き立ててくれます。
フルーティな白ワインがある場合は、生ハムでメロンやマンゴー、イチジクなどの季節のフルーツを巻くだけで立派な前菜ができます。クリームチーズを添えてオリーブオイル、ブラックペッパーをかければワンランク上のおつまみの完成です。

チーズ

クリームチーズやモッツァレラチーズ、カマンベールチーズなどはコンビニでも手に入りやすい食材です。そのまま食べても良いですが、クリームチーズに醤油をたらしたり、生ハムと一緒に食べたりするとよりワインがすすむおつまみになります。
カマンベールのようなコクのあるまろやかなチーズには、樽熟成した芳醇な白ワインと合わせてみてください。モッツァレラチーズはトマトやバジルと一緒にカプレーゼ風にすれば、辛口のさっぱりした白ワインにぴったりのおつまみになります。

缶詰

調理が面倒だけど美味しいものと合わせたい!という場合は、缶詰がおすすめです。
白ワインに合う缶詰は、魚や鶏肉、貝類を使ったもので、オイル漬けや水煮といったあっさりした味付けのものが良いでしょう。焼き鳥缶や味噌煮缶はどちらかというと赤ワインに合うので、オイルサーディンやサーモンの缶詰などをセレクトするのがおすすめです。バケットやクラッカーも一緒に買うとさらにワインが進むこと間違いなし。

サラダ

生ハムの塩気やチーズのカロリーが気になる方には、サラダをチョイスするのも良いでしょう。サラダの味付けやドレッシングによって合わせるワインは異なりますが、総じてフルーティなタイプや辛口の白ワインと合わせることができます。
オリーブオイルと塩といったシンプルなサラダなら辛口のすっきりした白ワインと、ゴマドレッシングのような少し甘みのある味付けなら酸味が穏やかでやや辛口の白ワインと合わせると良いでしょう。アレンジを楽しみたいならグリーンサラダのみ購入して、自宅にあるちょっとしたものを乗せるだけでも◯。ぜひいろんなバリエーションを試してみてください。

ポテトチップス

おつまみの定番、ポテトチップス。シンプルな塩味のポテトチップスは、辛口の白ワインと好相性です。アボカドディップなど、簡単なディップを作ってつけて食べるのもおすすめです。大人数で楽しむ場合は、複数のフレーバーを買って楽しめます。

フルーツ

フルーツをおつまみにする場合は、生のフルーツでもドライフルーツでも、ワインの香りと合うものを選ぶのがポイントです。オレンジやキウイなど、酸味があるフルーツならフルーティーで酸味のある白ワインに合わせてみてください。マンゴーのようなまろやかな味のフルーツなら、甘めの白ワインがおすすめです。また、甘みが凝縮されているドライフルーツは、辛口の白ワインが良いです。なかでもドライパイナップルやドライマンゴーといったトロピカルフルーツを使ったドライフルーツなら、樽熟成させたシャルドネがおすすめです。

サンドイッチ

小腹が空いていて白ワインと一緒に楽しみたいという場合は、手軽につまめるサンドイッチもおすすめです。卵とマヨネーズを和えたサンドイッチにはまろやかな白ワイン、チーズが入ったサンドイッチなら、ミネラル感のある辛口の白ワイン、生クリームとフルーツのサンドイッチなら、やや甘めの白ワインをセレクトしてみましょう。

お刺身

白ワインを刺身と合わせるなら、白身魚やイカ、タコといった、色味の薄い刺身がおすすめです。
醤油でもいいですが、シンプルに塩で食べることで素材の味が引き立って白ワインとの相性もよくなります。塩で食べると素材本来の甘みが感じられるので、後味にほんのりと甘みが感じられるような白ワインをセレクトすると良いでしょう。

コーンビーフ

コーンビーフをスライスして軽く焼くだけで、ジューシーな脂が出てきて立派なおつまみになります。コクのあるリッチな味わいの白ワインに合わせていただきたい一品です。パンに挟んで食べればお腹も満たされるのでワインと楽しむブランチにも最適です。

唐揚げなどのホットスナック

唐揚げやコロッケなどの塩味と脂を感じられるおつまみは、ビールやハイボールのイメージがあるかもしれませんが、スッキリとした辛口の白ワインとも相性が良いです。カキフライやサーモンフライ、ホタテフライのような魚介類を使った揚げ物にはミネラル感のある辛口白ワインと楽しんでみてください。

簡単・すぐに作れる!白ワインに合う簡単おつまみレシピ5選

次に、白ワインに合う簡単なおつまみレシピを5選にしぼってご紹介していきます。簡単にできるものから、おもてなしにもぴったりのおつまみまであるので、お好みやシーンに合わせて試してみてください。

野菜のゼリー寄せ

色とりどりの野菜が美しいゼリー寄せは、ホームパーティーにもぴったりなおすすめのオシャレなおつまみです。以下の材料とは別に、季節に合わせて旬のお野菜を使うのも良いでしょう。

<材料>

オクラ 4

赤パプリカ 1/2

黄パプリカ 1/2

塩 少々

コンソメ顆粒 小さじ1/2

粉ゼラチン 6g

水 200ml

<作り方>

①パプリカは1cm幅の角切りにし、オクラはうぶ毛を取って洗い、1本を5等分に切る

②耐熱皿にを入れ、塩少々を振ってラップをし、レンジ600W1分加熱する

③コンソメ顆粒小さじ1/2、粉ゼラチン6g、水200mlを鍋に入れて中火にかけ、よく混ぜながら溶かし、火から下ろす

④ガラス容器にを並べ、を流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める

⑤1時間ほど冷やし固める(そのままでも、皿に逆さに取り出してもOK)

鯖缶のレモン和え

こちらはどこにでも売っている鯖の水煮缶を使った簡単レシピ。仕上げにオリーブオイルとレモンをかけることで、さっぱりした味わいになり、白ワインにも合うおつまみになります。

<材料>

鯖の水煮缶 1

レモン汁 少々

黒コショウ お好みの量

オリーブオイル 少々

<作り方>

水気を切った鯖の水煮缶に、レモン汁と黒コショウ、オリーブオイル少々をかける

サーモンのハーブソテー

魚料理というと手間がかかるイメージがありますが、サーモンのハーブソテーならホイルに包んで焼くだけで簡単にできます。サーモンをマリネしてから焼くと、臭みもなくジューシーに仕上がります。フレッシュなシャルドネや、コクのある白ワインと合わせて楽しんでみてください。

<材料>

生サーモンの切り身 4切れ

塩 小さじ1/3

コショウ 小さじ1/2

オリーブオイル 大さじ2

ローズマリー 12

タイム 45

じゃがいも 2

グリーンアスパラガス 8

塩 少々

粗挽黒コショウ 少々

<作り方>

①サーモンに塩小さじ1/3、コショウ小さじ1/2をかける

②ポリ袋にオリーブ油大さじ2、ローズマリー12枝、タイム45枝を入れる

③②にサーモンを入れて全体によく調味料を馴染ませ、空気を抜いて袋の口を閉じて2時間ほどおく

④アスパラは根元の固いところを切り落とし、じゃがいもは一口大に切って耐熱ボウルに入れてラップをして、レンジ500W5分加熱する

⑤アルミホイルにのサーモン、の野菜をのせて包み、魚焼きグリルで2025分焼く

⑥グリルによって火力に差があるので、時折様子を見ながら、サーモンと野菜に火が通るまで焼く

⑦ホイルを開き、軽く焦げ目をつける

⑧皿に盛りつけ、野菜に塩と粗挽黒コショウ少々を振る

ねぎ塩ソースの豚ロースソテー

豚を使ったボリューミーなおつまみ。メインにもなり得る豚ロースソテーは、ソースに白ワインビネガーを加えることで味が引き締まり、白ワインに合わせやすくなります。酸味とコクがある辛口の白ワインがおすすめです。

<材料>

豚ロース薄切り肉 200g

オリーブオイル 小さじ12

ねぎ(白い部分) 1/2

ごま油 大さじ2

白ワインビネガー(酢でも可) 小さじ1

塩 小さじ1/4 ×2

粗びき黒胡椒 たっぷり

添え野菜(ブロッコリーやじゃがいもなど) お好みで

<作り方>

①ねぎをみじん切りにしてボウルに入れて、ごま油大さじ2、白ワインビネガー小さじ1(酢でも可)、塩小さじ1/4、粗びき黒胡椒を加えて混ぜ、ねぎ塩ソースを作る

②豚ロース薄切り肉は脂身と赤身の間を筋切りし、塩小さじ1/4を振りかける

③フライパンにオリーブオイル小さじ12を熱し、の両面を中火で焼く

④焼いたお肉を皿に盛りつけ、のソースをかけて、ブロッコリーやじゃがいものグリルなどお好みの野菜を添える

フルーツサラダ

コンビニの冷凍フルーツを使えば、手軽におしゃれなフルーツサラダが作れます。ポイントはブラックペッパーを多めに使うこと。生ハムの塩気とフルーツの甘みで、フルーティな白ワインがすすみます。

<材料>

冷凍フルーツ(マンゴーなど)  1

プレーンヨーグルト 1パック

生ハム 1

黒コショウ お好みの量

オリーブオイル 少々

<作り方>

①冷凍フルーツを解凍し、ヨーグルトは水切りする

②①と生ハムを和えて、オリーブオイル少々と黒コショウをお好みの量かける

おつまみに合うおすすめ白ワイン3選を紹介

白ワインに合わせるおつまみが決まったら、次はワインのセレクト。今回は幅広いおつまみに合わせられる白ワインを3本にしぼって紹介していきます。

ベンド シャルドネ カリフォルニア 2021

熟れたトロピカルフルーツや桃の果実味、香ばしいオークの風味が感じられるカリフォルニアの白ワイン。アペリティフ〜メインディッシュまで、どんな料理でも合わせやすい万能タイプですが、特に、シーフードのグリル、フライドチキン、熟成したチーズとの相性が良いです。1500円以下で手に入るコスパのよさも⚪!

コルテ・アダミ ソアーヴェ 2022

イタリアの土着品種である、ガルガーネガ主体のすっきりとした辛口のオーガニック白ワイン。直線的でシャープな味わいとブドウ果実の熟度を感じさせるほどよい凝縮感。ホタテやイワシを使った前菜や生ハムなどの軽いおつまみと合わせて楽しんでください。こちらも2000円以下で手に入るリーズナブルな価格が嬉しいポイントです。

ジャン・シャルトロン ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ ブラン 2021

ブルゴーニュの王道らしい上品な樽香とシャルドネの果実味のバランスが秀でた1本。花の蜜や熟成したフルーツを思わせる香りがあり、樽のかすかなニュアンスも感じられます。海老や蟹など、うま味と甘みが感じられるシーフード料理と合わせてみてください。

まとめ

白ワインと一口に言っても、軽やかな味わいから樽熟成したリッチな味わいのものまでさまざまなので、それぞれに合うおつまみを選ぶのがおすすめです。白ワインのおつまみは難しいイメージがあるかもしれませんが、実は選び方のポイントを抑えれば簡単です。この記事で紹介したおつまみを取り入れて、外食だけでなく家飲みでも白ワインを楽しんでもらえると幸いです。多種多様な白ワインを飲み比べてみたい方は、カーヴドリラックスのオンラインサイトを覗いてみてください。

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この記事を書いた人

吉川 大智

吉川 大智

JSA認定 ソムリエ

バーテンダー、ワインバーのマネージャーを経てワインのPRライターに。過去には40カ国200都市の酒場とワイナリーを訪問した経験あり。