TOP / 特集・読み物 / トゥーミー TWOMEY

TOP / 特集・読み物 / トゥーミー TWOMEY

TWOMEY

TWOMEY

トゥーミー
トゥーミー

トゥーミー 自然との調和と現代的な軽やかさ―土壌と気候が育む個性

2025.12.16

トゥーミー

トゥーミー 自然との調和と現代的な軽やかさ―土壌と気候が育む個性

2025.08.23 --- writer Yamabayashi

web サイト
https://twomey.com/wines/

1.ワイナリーの歴史

1999年、ダンカンファミリーがカベルネ・ソーヴィニョン以外の可能性を広げるため、始めたブランド。 カリフォルニア各地に畑を所有し、それぞれの土地の個性を反映したワインメイキングを行っている。太平洋からもたらされる霧により、昼夜の寒暖差が生まれるロシアンリバー・ヴァレー、そこからさらに標高があがり冷涼さが増すアンダーソン・ヴァレー、温暖で日照が豊富なナパ・ヴァレー。

ワインのスタイルは、ピュアな果実味、フレッシュな酸、どれも産地の個性を比較できるスタイルとなっており、各産地の個性を最大限に引き出す造りが特徴です。重厚なシルバーオークとは対照的に、軽やかでモダンなスタイルが魅力的です。

周囲の畑や丘陵を一望しながらのテイスティングは極上のひととき。 ▲ 周囲の畑や丘陵を一望しながらのテイスティングは極上のひととき。
景色の広がるバーカウンターで、訪問者を迎えるためにウエルカムドリンクを準備してくれている。ゲストを温かく迎えるホスピタリティが感じられる。 ▲ 景色の広がるバーカウンターで、訪問者を迎えるためにウエルカムドリンクを準備してくれている。ゲストを温かく迎えるホスピタリティが感じられる。

2.テイスティング

マヤカマスなど複数の山脈が連なる風景。朝は霧で覆われているが、11時頃になると青空が広がる。
▲ マヤカマスなど複数の山脈が連なる風景。朝は霧で覆われているが、11時頃になると青空が広がる。

この日は、以下のワインをテイスティング

①ロシアンリバー・ヴァレー ピノ・ノワール 2023

果実味が充実した、ふくよかで親しみやすいスタイル。ブラックチェリー、スミレの香りと複雑な香りが広がります。

②アンダーソン・ヴァレー ピノ・ノワール 2023

北部特有の冷涼な気候が生むミネラル感に加え、コカ・コーラを思わせるユニークなニュアンス。「このワインはコーラの香りがある」と現地スタッフがコメント。ユーモラスで自由な表現ですが、スパイス感とチェリーが重なると、確かにコーラが連想される、と納得。

③アンダーソン・ヴァレー ピノ・ノワール 2018

黒系果実のアロマとともに、ドライスパイスの香り。酸が非常に美しく、引き締まった印象。熟成の進み方もきれいで、長期熟成のポテンシャルも示しています。

④ハーシュ・ヴィンヤーズ 2022

クローン95を使用。オレゴンのプリンス・ヒルで育つ、ブルゴーニュから持ち込まれたブドウ樹より造られている。赤系フルーツのアロマに際立つ酸と、ハーシュならではの個性が表現された洗練された味わいの1本。

⑤モニュメント・ツリー ヴィンヤード 2022

自社畑から造られる、シングルヴィンヤード。丘にそびえる1本の大木に由来する畑名を冠し、土地の物語をワインに映し出しています。果実、スパイスの香りにひんやりとした森の下草、酸とタンニンのバランスが取れた1本。

▶特別に出していただいた1本。「モニュメントツリーヴィンヤード」。その名の由来となった大木(2回雷撃を受けたレッドウッド)が印象的な景観となっている畑。
▲ 特別に出していただいた1本。「モニュメントツリーヴィンヤード」。その名の由来となった大木(2回雷撃を受けたレッドウッド)が印象的な景観となっている畑。 

※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。また、まとめサイト等への引用を厳禁いたします。