ブシャール P&F
2023.08.07

ブシャール P&F

 

ブシャール

ブシャール P&F

醸造責任者のフレデリック・ヴェベール
醸造責任者のフレデリック・ヴェベール

ブシャールの創業は1731年。1775年にヴォルネーのカイユレ畑、タイユピエ畑などを取得し、ワイン業を開始しました。大躍進を遂げたのは、3代目のアントワーヌ・フィリベール氏の時代で、フランス革命の時に国に没収され、民間に払い下げられたポテンシャルの高い畑を次々に購入し、所有面積を広げていきました。

1820年アントワーヌ氏はルイ11世と12世が築いたシャトー・ド・ボーヌ城を購入、地下を熟成庫としています。1970~80年代、一時ブシャールは衰退の時期を迎えますが、1995年にシャンパーニュ・アンリオを所有するジョゼフ・アンリオ氏が経営を引き継ぎ、畑から醸造などあらゆる面に置いて改革を行いました。

テロワールを忠実に表現したワイン造り
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そのため、現在ブシャールの品質は向上し、世界に名が知れ渡るドメーヌに返り咲きました。アンリオ氏は就任以来、名醸畑を買い増し、現在ではコート・ドール最大の130haにおよぶ畑を所有。
うち86haをル・モンラッシェ、コルトン、ムルソー・ジュヌヴリエールなどのグラン・クリュやプルミエ・クリュが占めています。 新生ブシャール社は歴史を誇る大手ネゴシアンという側面をもちながら、コート・ドール全域に所有する名醸畑から、テロワールの個性を見事に表現した「本格的ドメーヌワイン」を造り続けています。

自社畑の葡萄から造るドメーヌワインだけではなく、長期契約だからできる栽培指導を行い、ブシャールのスタイルに合った栽培家からの葡萄を購入しています。病害対策、果実の生産環境、多様性な生物環境をふまえた様々な条件をクリアして、2015年、環境に配慮した農法レベル3の認証を受けました。畑ではリュットリゾネ(減農薬)の採用をし、約30の畑に気象台を設置し、24時間体制で気象データを収集しています。地中の温度や湿度まで把握し、病害を事前に予測し最低限の処理に留めるようにしています。
 

魅惑的な果実味と洗練されたエレガントさをあわせもつ味わい
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ブシャールではテロワールを忠実に表現したワイン造りを目指しています。そのため、樽香は多すぎず、少なすぎずブシャールスタイルを守るため、コニャックのタランソー社と共同で専用の樽製造会社を設立。それぞれの畑に合った完全なオーダーメイドの樽を調達しています。

また、2005年に、地下2階、地上1階のグラヴィティシステムを導入した新醸造所を稼動。果実・果汁にストレスを与えない環境においてワイン造りを行っています。最新型の小型ステンレス発酵槽や熟成樽同様特性の木製発酵槽を完備することによって、区画毎の成熟度に応じた醸造を行っています。醸造所に完全温度管理のロジスティクスセンターを設立し、数百万本ものワインが熟成の眠りについています。


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