シャンパンのアルコール度数とは?
シャンパンのアルコール度数とは?

楽しみ方やおすすめのワイン10選を紹介

楽しみ方やおすすめのワイン10選を紹介

THE CELLAR JOURNAL --- writer : Daichi Yoshikawa

乾杯ドリンクとして用いられることも多く、ワインの中でもなじみ深いシャンパン。その飲みやすさから度数が低い印象を持っている方も多いかもしれません。本記事では、シャンパンのアルコール度数や楽しみ方、おすすめのシャンパンを紹介します。
乾杯ドリンクとして用いられることも多く、ワインの中でもなじみ深いシャンパン。その飲みやすさから度数が低い印象を持っている方も多いかもしれません。本記事では、シャンパンのアルコール度数や楽しみ方、おすすめのシャンパンを紹介します。

シャンパンのアルコール度数とは?楽しみ方やおすすめのワイン10選を紹介

楽しみ方やおすすめのワイン10選を紹介
2024.09.02

1. シャンパンはスパークリングワインの一つ

シャンパン(シャンパーニュ)はスパークリングワインの一つです。フランスのシャンパーニュ地方で造られ、フランスのワイン法であるAOC(AOP)法の条件を満たしているもののみがシャンパンと名乗れます。 造られる地域やブドウ品種、栽培、伝統的醸造方法、アルコール度数など、さまざまな条件が規定されています。シャンパンとスパークリングワインの違いや見分け方などは以下の記事も参考にしてください。

関連記事:シャンパーニュとスパークリングワインの違いは?違いや見分け方、おすすめ商品を紹介

2. シャンパンのアルコール度数はどれくらい?他のワインと違う?

シャンパンのアルコール度数は11%以上とAOC(AOP)法で定められているので、11%に満たないものはシャンパンとは呼べません。アルコール度数はワインボトルに貼ってあるエチケット(ラベル)にある「ALC.○%」などの表示で確認できます。
シャンパンにもよりますが、ワインの度数は12~14%程度が多いため、アルコール度数にその他のワインとの大きな違いはないといえます。

3. 他のお酒とシャンパンのアルコール度数の違い

他のお酒とシャンパンのアルコール度数の違い

他のお酒の一般的なアルコール度数と、シャンパンのアルコール度数(11%以上)を比較すると以下のようになります。

酒類

アルコール度数

ビール

5%

酎ハイ

7%

梅酒

15%

日本酒

15%

焼酎・泡盛

20~40%

その他蒸留酒(ウイスキーブランデー、ウォッカ、ジン、テキーラ、ラムなど)

40%~

上記から、シャンパンは他のお酒の一般的なアルコール度数と比べると中程度のアルコール度数であると分かります。ワイン別のアルコール度数は以下の記事も参考にしてください。ワインのアルコール度数は?種類別の目安やお酒が苦手な人でも楽しめる方法も紹介

関連記事:ワインのアルコール度数は?

4. シャンパンの楽しみ方

次に、シャンパン初心者の方に向けて、具体的なシャンパンの楽しみ方やテイスティング方法を紹介していきます。

目で楽しむ

まずはグラスにシャンパンを注ぎ、グラスから見える色調の美しさや輝き、立ち昇る泡立ちなどを楽しみましょう。
色調に関しては、色が淡い黄色の場合はタンクで熟成された若いシャンパンであることが多く、濃い黄色の場合は樽で熟成されたシャンパンであることが多いです。泡立ちが細かく持続するものは高品質で、泡は小さければ小さいほど口当たりが柔らかくなります。

香りを楽しむ

グラスに注いで見た目を楽しんだら、次に香りを分析してみましょう。グラスに円を描くようにやさしく回し(スワリング)、空気を取り込み、香りをそっと確認してみてください。
フルーティーな香りやフローラルな香り、焼きたてのパンのような酵母の香りなど、感じ取れる香りを分析して楽しむのもおすすめです。大きくグラスをゆすると炭酸の気泡が抜けてしまいますので注意してください。

味わいを楽しむ

シャンパンを口に含んだら、空気を少し吸い込んでみましょう。空気を取り入れることで最初の味わいや後に残る余韻などがわかりやすくなります。果実味や香ばしさなどの複雑な風味、味わいを分析しながら楽しんでみてください。

5. シャンパンに合わせたい料理

シャンパンに合わせたい料理

次に、シャンパンと相性のいい料理を紹介していきます。シャンパンはさまざまな料理と合いますが、その中でも「チーズ」「寿司」「デザート」がおすすめです。

チーズ:
チーズもさまざまなタイプがありますが、なかでもシャンパンと同じシャンパーニュ地方で造られる白カビチーズの「シャウルス」がおすすめです。滑らかでクリーミーな味わいとシャンパンの泡が相性抜群です。

寿司:
特にフレッシュなタイプのシャンパンがおすすめです。どのネタとも相性が良く、ネタごとにワインの種類を変える必要がないのがうれしいポイントです。寿司屋にいく機会があったら、ぜひシャンパンとのマリアージュを楽しんでみてください。

デザート:
デザートとシャンパンの相性もとても良いです。特におすすめしたいのがショートケーキなどイチゴのデザートです。
なお、シャンパンをはじめとしたスパークリングワインに合う料理のレシピは以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:ワインに合う料理12選!赤や白などタイプ別のレシピやおすすめのお酒も紹介

6. おすすめのシャンパン7選をアルコール度数別に紹介

シャンパンに興味を持った方に向けて、アルコール度数別におすすめのシャンパンを7本紹介していきます。なお、以下記事でもおすすめのシャンパンを紹介しているので、参考にしてみてください。

関連記事:シャンパンのおすすめ10選を紹介!選び方や美味しい飲み方のポイントも解説

【12%】アンリオ ブリュット・スーヴェラン NV

【12%】アンリオ ブリュット・スーヴェラン NV

シャルドネとピノ・ノワールの2品種を主に使用したシャンパンで、華やかで品のある香りとしっかりとしたミネラルの風味を楽しめます。化粧箱入りなので、贈答用のシャンパンとしてもおすすめです。

【12%】アンリオ ブラン・ド・ブラン NV

【12%】アンリオ ブラン・ド・ブラン NV

200年の歴史があるシャンパーニュメゾンが手掛けるシャンパンです。泡立ちが非常にきめ細やかで、レモンやフレッシュバターなど複雑で豊かな香りを感じられます。優雅で気品あふれる味わいがあり、華やかな印象のあるシャンパンを探している方におすすめです。

【12%】ローラン・ペリエ ラ・キュヴェ NV(187ml)

【12%】ローラン・ペリエ ラ・キュヴェ NV(187ml)

澄んだゴールドの色が美しいシャンパンで、柑橘系、白い花のような香りを楽しめます。同ワイナリーが掲げるスタイルである「フレッシュさ」と「エレガントさ」「バランスの良さ」が実現された逸品です。こちらは187mlと少量タイプのため、一人でシャンパンを嗜みたい方におすすめです。

【12%】G.H.マム マム・グラン・コルドン ロゼ NV

【12%】G.H.マム マム・グラン・コルドン ロゼ NV

シャンパーニュメゾンの名門として知られるG.H.マムが手掛けるロゼ・シャンパン。野生の赤スグリや黒スグリの豊潤な香りとフルーティーな味わいが魅力です。美しい色合いで、味わいだけでなく見た目を堪能したい方にもおすすめの一本です。

【12.5%】ルイ・ロデレール ブリュット ヴィンテ-ジ 2015

【12.5%】ルイ・ロデレール ブリュット ヴィンテ-ジ 2015

複雑な香りをもつピノ・ノワールを70%配合し、平均4年にわたる木樽での熟成を経て造られたシャンパン。リンゴや洋梨などの豊かな果実味とローストナッツやはちみつの風味を堪能できます。やや強めの酸味とミネラル感のある味わいで繊細かつ奥行きを感じる一本です。

【12.5%】ペリエ・ジュエ ベル・エポック フロレサンス 2015

【12.5%】ペリエ・ジュエ ベル・エポック フロレサンス 2015

最高醸造責任者が東京を訪れた際に見かけた白いアネモネから着想を得て造られたロゼ・シャンパン。バラやラズベリー、クレームドカシスの魅惑的な香りに加えて、わずかにタイムが香る複雑味が特徴です。
フランス出身のアーティストがデザインした華やかで美しいボトルデザインも魅力で、女性との食事シーンにもおすすめです。

【12.5%】シャルトーニュ・タイエ キュヴェ・サン・タンヌ ブリュット NV

【12.5%】シャルトーニュ・タイエ キュヴェ・サン・タンヌ ブリュット NV

リンゴの蜜のふくよかさ、爽やかさを彷彿とさせる優雅な香りを味わえるシャンパン。果実味、酸味、旨味ともに強めで複雑な味わいのシャンパンを探している方におすすめです。
同ワイナリーの醸造責任者は次世代を担う生産者として国内外のワイン専門誌で注目されていることでも知られています。

7. まとめ

シャンパンのアルコール度数は11度以上とAOC(AOP)法で規定されています。シャンパンを飲む際には色・香り・味わいの順に楽しむと、そのシャンパンならではの特徴を感じられます。シャンパンに興味を持った方がいましたら、THE CELLAR online storeで自分にあったシャンパンを見つけてみてはいかがでしょうか。

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吉川 大智

JSA認定 ソムリエ

バーテンダー、ワインバーのマネージャーを経てワインのPRライターに。過去には40カ国200都市の酒場とワイナリーを訪問した経験あり。