1. シャンパンはスパークリングワインの一つ
シャンパン(シャンパーニュ)はスパークリングワインの一つです。フランスのシャンパーニュ地方で造られ、フランスのワイン法であるAOC(AOP)法の条件を満たしているもののみがシャンパンと名乗れます。 造られる地域やブドウ品種、栽培、伝統的醸造方法、アルコール度数など、さまざまな条件が規定されています。シャンパンとスパークリングワインの違いや見分け方などは以下の記事も参考にしてください。
関連記事:シャンパーニュとスパークリングワインの違いは?違いや見分け方、おすすめ商品を紹介2. シャンパンのアルコール度数はどれくらい?他のワインと違う?
シャンパンのアルコール度数は11%以上とAOC(AOP)法で定められているので、11%に満たないものはシャンパンとは呼べません。アルコール度数はワインボトルに貼ってあるエチケット(ラベル)にある「ALC.○%」などの表示で確認できます。
シャンパンにもよりますが、ワインの度数は12~14%程度が多いため、アルコール度数にその他のワインとの大きな違いはないといえます。
3. 他のお酒とシャンパンのアルコール度数の違い

他のお酒の一般的なアルコール度数と、シャンパンのアルコール度数(11%以上)を比較すると以下のようになります。
酒類 | アルコール度数 |
---|---|
ビール | 5% |
酎ハイ | 7% |
梅酒 | 15% |
日本酒 | 15% |
焼酎・泡盛 | 20~40% |
その他蒸留酒(ウイスキーブランデー、ウォッカ、ジン、テキーラ、ラムなど) | 40%~ |
上記から、シャンパンは他のお酒の一般的なアルコール度数と比べると中程度のアルコール度数であると分かります。ワイン別のアルコール度数は以下の記事も参考にしてください。ワインのアルコール度数は?種類別の目安やお酒が苦手な人でも楽しめる方法も紹介
関連記事:ワインのアルコール度数は?4. シャンパンの楽しみ方
次に、シャンパン初心者の方に向けて、具体的なシャンパンの楽しみ方やテイスティング方法を紹介していきます。
目で楽しむ
まずはグラスにシャンパンを注ぎ、グラスから見える色調の美しさや輝き、立ち昇る泡立ちなどを楽しみましょう。
色調に関しては、色が淡い黄色の場合はタンクで熟成された若いシャンパンであることが多く、濃い黄色の場合は樽で熟成されたシャンパンであることが多いです。泡立ちが細かく持続するものは高品質で、泡は小さければ小さいほど口当たりが柔らかくなります。
香りを楽しむ
グラスに注いで見た目を楽しんだら、次に香りを分析してみましょう。グラスに円を描くようにやさしく回し(スワリング)、空気を取り込み、香りをそっと確認してみてください。
フルーティーな香りやフローラルな香り、焼きたてのパンのような酵母の香りなど、感じ取れる香りを分析して楽しむのもおすすめです。大きくグラスをゆすると炭酸の気泡が抜けてしまいますので注意してください。
味わいを楽しむ
シャンパンを口に含んだら、空気を少し吸い込んでみましょう。空気を取り入れることで最初の味わいや後に残る余韻などがわかりやすくなります。果実味や香ばしさなどの複雑な風味、味わいを分析しながら楽しんでみてください。
5. シャンパンに合わせたい料理

次に、シャンパンと相性のいい料理を紹介していきます。シャンパンはさまざまな料理と合いますが、その中でも「チーズ」「寿司」「デザート」がおすすめです。
チーズ:
チーズもさまざまなタイプがありますが、なかでもシャンパンと同じシャンパーニュ地方で造られる白カビチーズの「シャウルス」がおすすめです。滑らかでクリーミーな味わいとシャンパンの泡が相性抜群です。
寿司:
特にフレッシュなタイプのシャンパンがおすすめです。どのネタとも相性が良く、ネタごとにワインの種類を変える必要がないのがうれしいポイントです。寿司屋にいく機会があったら、ぜひシャンパンとのマリアージュを楽しんでみてください。
デザート:
デザートとシャンパンの相性もとても良いです。特におすすめしたいのがショートケーキなどイチゴのデザートです。
なお、シャンパンをはじめとしたスパークリングワインに合う料理のレシピは以下の記事も参考にしてみてください。
6. おすすめのシャンパン7選をアルコール度数別に紹介
シャンパンに興味を持った方に向けて、アルコール度数別におすすめのシャンパンを7本紹介していきます。なお、以下記事でもおすすめのシャンパンを紹介しているので、参考にしてみてください。
関連記事:シャンパンのおすすめ10選を紹介!選び方や美味しい飲み方のポイントも解説【12%】アンリオ ブリュット・スーヴェラン NV

シャルドネとピノ・ノワールの2品種を主に使用したシャンパンで、華やかで品のある香りとしっかりとしたミネラルの風味を楽しめます。化粧箱入りなので、贈答用のシャンパンとしてもおすすめです。
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スタッフ
おすすめスタッフ
おすすめスパークリングワインアンリオ ブリュット・スーヴェラン NV(化粧箱入り) *
スパークリングワインフランス/シャンパーニュ通常価格9,130 円 (税込)通常価格単価 あたりシャルドネ他 シャルドネ他
特筆すべき複雑味と骨格を持つシャンパーニュ
【12%】アンリオ ブラン・ド・ブラン NV

200年の歴史があるシャンパーニュメゾンが手掛けるシャンパンです。泡立ちが非常にきめ細やかで、レモンやフレッシュバターなど複雑で豊かな香りを感じられます。優雅で気品あふれる味わいがあり、華やかな印象のあるシャンパンを探している方におすすめです。
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スパークリングワイン
アンリオ ブラン・ド・ブラン NV(化粧箱入り) *
スパークリングワインフランス/シャンパーニュ通常価格12,100 円 (税込)通常価格単価 あたり残り36個
シャルドネ シャルドネ
“レースのような繊細さ・優雅さ”を表現したアンリオのアイデンティティ・キュヴェ
【12%】ローラン・ペリエ ラ・キュヴェ NV(187ml)

澄んだゴールドの色が美しいシャンパンで、柑橘系、白い花のような香りを楽しめます。同ワイナリーが掲げるスタイルである「フレッシュさ」と「エレガントさ」「バランスの良さ」が実現された逸品です。こちらは187mlと少量タイプのため、一人でシャンパンを嗜みたい方におすすめです。
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スパークリングワイン
ローラン・ペリエ ラ・キュヴェ NV(187ml) *
スパークリングワインフランス/シャンパーニュ通常価格2,937 円 (税込)通常価格単価 あたり残り21個
シャルドネ他 シャルドネ他
ローラン・ペリエ社のスタイル「フレッシュさ」「エレガントさ」「バランスの良さ」を表現したスタンダード・キュヴェ
【12%】アルフレッド・グラシアン ブリュット NV

約30村のぶどうをブレンド。ドサージュ9g/l。VDR=約40%。生産量278,000本。瓶熟48ヶ月間以上。規定の2倍以上の熟成期間。”Cuvée Paradis Brut”を造らない年は、すべてこのシャンパンに使用。
ぶどう農家、そして畑ごとに発酵を行います。20~23℃にて約15日間旧樽にて発酵、その後6ヶ月間シュール・リーの状態で樽で寝かせます。ただし、バトナージュ、および、マロラクティック発酵は一切行ないません。「キュヴェ」のみを使用するこだわりと、ソレラシステムで継ぎ足しながら熟成させたヴァン・ド・レゼルヴを40%アッサンブラージュすることで安定した味わいを造りだしています。スタンダード・キュヴェでも4年以上瓶内熟成させることで深い味わいとなり、常に素晴らしい品質を保っているシャンパーニュです。
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スパークリングワイン
アルフレッド・グラシアン ブリュット NV
スパークリングワインフランス/シャンパーニュ通常価格10,780 円 (税込)通常価格単価 あたり残り4個
シャルドネ他 シャルドネ他
スタンダード・キュヴェでも4年以上瓶内熟成で深い味わい
シャルル・エドシック ブリュット・レゼルヴ NV

シャルル・エドシックの特徴が最も反映されたフラッグシップワイン。 焼き立てのブリオッシュやトーストのニュアンス、マンゴーやアプリコットなど陽射しをいっぱいに浴びた果実がピスタチオやアーモンド、ドライフルーツと組み合わさっています。
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スパークリングワイン
シャルル・エドシック ブリュット・レゼルヴ NV
スパークリングワインフランス/シャンパーニュ通常価格11,550 円 (税込)通常価格単価 あたり残り6個
ピノ・ノワール他 ピノ・ノワール他
世界中の紳士に愛される、英国王室御用達メゾン
ルイナール ロゼ ブリュット セカンドスキン NV

さまざまな種類のブドウ、畑、収穫年が織り成すコクと多彩な味わいが引き出され、ブレンディングはシャルドネの比率の高さが特徴である、ルイナールのスタイルを存分に表現しています。サンゴのような気品あるゴールデンピンクの色合いで、しっかりとしたコクがあり、バランスがとれたなめらかでフルーティーなロゼ。夕食の食前酒として最適です。
ポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴ NV

エペルネで最も深く温度が低い地下セラーで最低でも3年間熟成。
力強さとフィネスのバランスが取れた味わいが特徴です。シンプルでダイナミックなアタックの後に美しいハーモニーと心地よいフレッシュ感が広がります。アペリティフはもちろん、食事にも最適で多目的に楽しめるシャンパーニュです。ドザージュ8g/L。
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スパークリングワイン
ポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴ NV
スパークリングワインフランス/シャンパーニュ通常価格11,000 円 (税込)通常価格単価 あたり残り11個
ピノ・ノワール他 ピノ・ノワール他
アサンブラージュはポル・ロジェ家とセラーマスターだけが携わるというフラッグシップのシャンパーニュ
7. まとめ
シャンパンのアルコール度数は11度以上とAOC(AOP)法で規定されています。シャンパンを飲む際には色・香り・味わいの順に楽しむと、そのシャンパンならではの特徴を感じられます。シャンパンに興味を持った方がいましたら、THE CELLAR online storeで自分にあったシャンパンを見つけてみてはいかがでしょうか。