2026.07.06 更新

鳥取・北条ワイン醸造所

鳥取・北条ワイン醸造所

株式会社北条ワイン醸造所

代表取締役 山田 和弘氏、栽培部 部長 田村 まなみ氏、醸造部・営業部 坂本 芳治氏

幾多の厳しい時代を乗り越えた強さがある!中四国最古のワイナリーは今日も一歩前進する

日本ワインコラム | 北条ワイン醸造所

「中四国最古のワイナリー」と聞いて、どこを思い浮かべるだろうか?フルーツ王国と言われる岡山県?温暖な瀬戸内から冷涼な中北部まで産地が広がる広島県?驚くなかれ、答えは鳥取県。しかも、日本海に沿って発達した北条砂丘にあるのだ! 砂丘という言葉を聞くと、風で砂が動いて描かれるさざ波状の茶色い模様が思い起こされ、ブドウなどの果樹や作物が育つイメージはないのではないだろうか。そんなステレオタイプを払拭してくれたのが、今回の訪問先である北条ワイン醸造所(以下、北条ワイン)の皆さん。不毛な砂丘でブドウ栽培することになった経緯、また、なぜ北条ワインがワイン造りを始めたのかを伺うと、厳しい時代を生き抜いた人々の歴史が垣間見えてくる。そして、その歴史を受け継ぎ、次の世代にバトンを繋ぐべく奮闘する皆さんの姿も浮かび上がるのだ。

どこか懐かしさを覚える看板。色合いが優しく、ほっこりした気分にさせてくれる。 ▲ どこか懐かしさを覚える看板。色合いが優しく、ほっこりした気分にさせてくれる。

過酷な労働を経て得た砂丘農地

鳥取県の中央部に位置する北条砂丘は、日本海に沿って発達した海岸砂丘で、東西10km、南北1.5kmに広がる。同じ鳥取県の東部にある鳥取砂丘は観光地として有名だが、北条砂丘は開墾されて農業地帯として利用されているのが特徴で、その歴史は江戸時代まで遡る。慢性的な食糧不足を解消すべく鳥取藩による開拓が進められたが、水はけが良すぎる砂地での潅水は想像を絶する激務。浜井戸を掘り、そこから湧き出る水を女性がくみ上げ、水桶を担いで何往復も運んでいたそうで、あまりの過酷な労働から「嫁殺し」と言われたほど。歯を食いしばって耐えてきた女性がいたのかと思うと頭が下がるし、そのやるせなさを思うと涙が出てくる。
ブドウ栽培もそんな江戸時代の末期に始まる。北条町の豪農に出入りしていた植木屋が甲斐の国(山梨県)から持ってきた甲州ブドウの苗木1本を庭先に植えたのがきっかけと言われている。砂地の環境に合っていたのだろう、明治時代に入ると一大産地になるほど栽培が広がった。昭和に入ると、デラウェアやネオマスカット、巨峰、ピオーネなどのブドウの栽培が増え、県内一のブドウ産地になったのだ。

現在は、自動制御のスプリンクラーで散水される農地が広がり、長芋(ねばりっこ)、らっきょ、長ネギなどの野菜や桑の実が栽培されている。昔は葉タバコも多く栽培されていたそうだが、今は栽培者が減っている。逆に増えているのが芝栽培。写真は北条ワインのブドウ畑の隣で栽培中の芝。砂地で剥がしやすいというメリットがあるそう。 ▲ 現在は、自動制御のスプリンクラーで散水される農地が広がり、長芋(ねばりっこ)、らっきょ、長ネギなどの野菜や桑の実が栽培されている。昔は葉タバコも多く栽培されていたそうだが、今は栽培者が減っている。逆に増えているのが芝栽培。写真は北条ワインのブドウ畑の隣で栽培中の芝。砂地で剥がしやすいというメリットがあるそう。

酒石酸を得るためのワイン造り

北条ワインは1944年創業で、80年以上の歴史を誇る。実は、ワイン造りはその前から行われていたが、その目的はワインそのものではなく、醸造の過程で副産物として生成される少量の酒石酸にあった。酒石酸を精製するとロッシェル塩(酒石酸カリウムナトリウム)という結晶体ができる。ロッシェル塩は音波を即座に捉えられることから、音波防御レーダーとして艦船に装備し、潜水艦や魚雷に対抗する兵器として用いられていたのだ。
ブドウ産地だったことに目を付けた軍からの要請を受け、北条ワインは地元の農家から甲州ブドウを集めワインを造ることになる。「何を造っているか聞かされていなかったようですから、悶々としながら醸造しては酒石酸を取り出して、ワインを垂れ流していたのだと思います」と、3代目の山田さんは遠い目をした。尚、当時は山梨県のワイナリー「サドヤ」が国内で唯一ロッシェル塩の精製技術を有していたことから、日本全国から酒石酸が集められていたそうだ。

創業当時から変わらない蔵の中に立つ北条ワイン3代目の山田代表。 ▲ 創業当時から変わらない蔵の中に立つ北条ワイン3代目の山田代表。

1944年に入ると軍からの要請がパタッと途絶えた。「恐らく、戦局が非常に厳しくなっていたのでしょう。軍からの酒石酸の需要がないのであれば本体のワインを造ろう、と切り替えたことが今に繋がります。この様な経緯から創業は1944年としています」と山田さんは語ってくれた。軍事目的のためにワインが造られていたという歴史があったとは…。知らず知らずのうちに戦争に巻き込まれていく恐ろしさを感じるが、軍の要請がなくなった直後にはワイン造りを決めていたという人々の逞しさに救いを見出す。

砂丘ならではの環境が質の高いブドウに繋がる

一本の甲州ブドウから地域全体に広がったブドウ栽培。栽培が増えたのは、砂丘という環境がブドウ栽培に適していたからだろう。その秘訣を紐解いていこう。

砂地がもたらす水はけのよさと反射熱の効果

北条砂丘という名前が表す通り、土壌はさらさらの砂地。よって、水はけは非常にいい。取材前日から直前まで雨が降っていたにも関わらず、畑の土壌はぬかるみ一つなかった。水分があっという間に土壌に吸い込まれていったのが良く分かる。程よい水分ストレスがかかったブドウは果実の凝縮感が増し、雨が多い日本でも根腐れが起こりにくいので、ブドウ栽培において強みとなる。また、砂地は水分に加えて養分も蓄えにくいので、ブドウはゆっくり育つ。樹勢が抑えられて果実の成熟とのバランスが取りやすいという側面もある。

雨の後とは思えない程、ぬかるみのない土壌。 ▲ 雨の後とは思えない程、ぬかるみのない土壌。
北条ワインのインスタ投稿より。雨が降っていない時は白っぽいさらさらの土壌なのがよく分かる。 ▲ 北条ワインのインスタ投稿より。雨が降っていない時は白っぽいさらさらの土壌なのがよく分かる。

海岸から700-800m程にある自社畑では、メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンが育つ。2018年に植樹し8年目を迎えるが、全体的にブドウ樹は細め。ゆっくりと成長しているのがよく分かる。

砂地は比熱が小さく地温が上がりやすい。そのため春先の早いタイミングから根が活動し、ブドウの成長期間を長く取ることが出来る。また、北条砂丘の砂は白いので反射熱があり、光合成やブドウの成熟に寄与する。但し、夏場の表面温度は危険な程高くなるそうで、栽培部長の田村さん曰く、「靴底にインソールをしっかり入れないと火傷してしまうほど」だそう。温暖化により夏場の気温が上がりやすく、日焼けや縮果症といった負の影響も出てきているそうで、「垣根栽培をしている品種の場合、地面とブドウの主枝の距離は70-80cm程度ですが、新規に植えるものについては110cm程度にするようにしています」と、田村さんは対策を教えてくれた。

栽培部長の田村さん。小柄で可憐な印象だが、炎天下など何のそのと言わんばかりのタフさがある! ▲ 栽培部長の田村さん。小柄で可憐な印象だが、炎天下など何のそのと言わんばかりのタフさがある!

海風が湿気を取り除き塩味を与える

北条ワインのすぐ近くには北条砂丘風力発電所があり、海岸沿いに風車が立ち並ぶ。発電に用いられるほど強い海風が吹く場所なのだ。常時海風が畑を通るので、湿気が溜まらずブドウは病気になりにくい。ただ、強すぎる海風は害にもなる。畑を守る形で海岸沿いに防風林の松が植えられているが、それでも強風に見舞われることもある。特に春先の風はやっかいで、新芽が折れることもあるそう。

畑の向こうに風車が見える。 ▲ 畑の向こうに風車が見える。

それでも、「海抜高度が4mと低いこともあって、ワインに鉱物的なミネラル感を感じることはあまりないですが、潮風の影響で、特に白ワインに塩味を感じるのがうちのワインの特徴だと考えています」、と山田さんは教えてくれた。海がこれだけ近く、潮風が常時ブドウに当たっているのだから、納得の言葉だ。

▲ 海岸から近い畑。防風林としての役割のある松の木の奥に甲州とマスカット・ベーリーAが植わっている。

夜温が下がるので酸味が残り着色が進む

夜に吹く海風は夜温を下げてくれる効果もある。また、砂地特有の性質により、夜間は放射冷却が効きやすく夜温がぐっと下がる。この寒暖差により、日中ブドウが糖分を生成しつつ、夜間は温度が下がるので酸味が維持され、アントシアニンの生成によるブドウの着色も進むのだ。

しっかり実をつけているブドウ樹が綺麗に整列している。もう少ししたら色付き始めるだろう。
しっかり実をつけているブドウ樹が綺麗に整列している。もう少ししたら色付き始めるだろう。
▲ しっかり実をつけているブドウ樹が綺麗に整列している。もう少ししたら色付き始めるだろう。

「昔はものすごく夜温が下がるイメージだったが、近年は温暖化の影響でそうでもない」と山田さんは危機感を表しつつ、「それでも夜は23~25℃くらいには下がる」とのことだったので、他産地に比べるとかなり夜温が下がると言える。この点もブドウ栽培において強い味方となっているのだ。

栽培環境に合わせた管理手法

北条ワインの自社畑は32ヶ所に点在する形で計10haの広さを誇る。試験栽培や幼木用の畑も含まれるため、正圃場として稼働しているのは15ヶ所、3haだそう。点在する広大な畑をスタッフ5名で対応しているというのだから、目の回る忙しさに違いないが、「今ある畑の面積で質と量を上げていきたい」と田村さんは前向きだ。砂地土壌で有機物が少ないため、畑は除草剤を撒かずに刈った草を畑に戻したり、鶏糞堆肥や藁などの有機物を少しずつ畑に戻したりする作業を根気よく継続して土壌改良を行う。垣根栽培する品種についてはフルーツゾーンに雨除けを行った上で定期防除を行い、病気の蔓延を抑えている。棚栽培の甲州については、果実の傷みを減らして質と量を上げるべく、袋掛けを行う予定とのこと。かなりの労力と時間を取られる作業だが、「選果の手間が減る」とポジティブだ。しかも、「海が近くて山から距離がある分、イノシシといった害獣の被害はないのでとっても有難い」と田村さんは付け加える。この前向きパワーがあるから、ブドウも美味しく育ってくれるのだろう。

除草剤なしで栽培する畑。有機物を土に返すことで土壌改良を行っている。 ▲ 除草剤なしで栽培する畑。有機物を土に返すことで土壌改良を行っている。
袋掛けを予定している甲州ブドウの畑の様子。 ▲ 袋掛けを予定している甲州ブドウの畑の様子。

砂地に合うブドウ品種を求めて

北条ワインでは、甲州、マスカット・ベーリーAなど、もともと生食用として地元で長く栽培してきた品種に加え、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、モンドブリエ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー、タナ、甲斐ノワールといったワイン用ブドウを栽培している。甲州やマスカット・ベーリーAなど、栽培の歴史が長い品種については砂地との相性がいいことは分かっていたが、ワイン用ブドウ品種は試験栽培を通じて砂地との相性を見極めてきたそう。因みに、シラー、やソーヴィニヨン・ブラン、モンドブリエは試験栽培を経て、最近本格栽培を決めた品種だ。

畑の向こうには風力発電の風車が。空も広く、写真を見るだけで風を感じる。 ▲ 畑の向こうには風力発電の風車が。空も広く、写真を見るだけで風を感じる。

試験栽培は今も継続中だ。「ここ最近の温暖化の影響は顕著で、栽培中の品種が今後も安泰かと言うと決してそういうことではなく、暑さに強い品種に切り替えていく必要がある」と山田さんは言う。その観点で、タナには期待を寄せているそうで、黒ブドウではサンジョヴェーゼも試験栽培中とのこと。また、「今後は白ワインのラインナップをもっと増やしていきたい」と山田さんは計画していて、温暖化の影響も考えアルバリーニョや山ブドウ系の白ブドウ品種にも注目しているそう。今後のラインナップに期待していきたい。

柔らかいスタイルのワインを目指して

海沿いの畑からすぐそばにあるのが歴史を感じる醸造所で、1944年の創業当時から変わらない佇まい。土壁が用いられており、温度の変化が少ないことから夏場でも20℃程度に保たれるそうだ。歴史を感じさせるアイテムは他にも。戦後、物資がない中で清酒メーカーから譲り受けたというホーロータンクの数々が発酵用ステンレスタンクと共に並んでいる。今も、修理をしながら現役で使われているそうだ。

醸造所の外観。 ▲ 醸造所の外観。
一歩中に足を踏み入れるとひんやりした空気が流れている。 ▲ 一歩中に足を踏み入れるとひんやりした空気が流れている。

「個人的に酸味が苦手でして…笑」と、ざっくばらんに教えてくれた山田さん。北条ワインでは山田さんの好みを反映し、背筋が伸びるような酸味のあるワインではなく、まろやかで柔らかいスタイルを目指しているそうだ。まず、酸味を穏やかにするために、全品種でマロラクティック発酵させ、鋭いリンゴ酸をまろやかな乳酸に変化させ口当たりを良くしている。また、青臭いタンニンはご法度という指令が栽培部にも行き渡っており、「梗と種がしっかり熟してから収穫して欲しいと言われていて、必ずブドウを食べて収穫期を見極めるようにしています」と田村さんは明かしてくれた。更に、北条ワインでは角の取れたまろやかな味わいになるよう、古樽を用いた樽熟成を行っている。欧州系品種の赤ワインであれば2年ほど樽熟成させるそうで、比較的期間が長いのが分かる。マスカット・ベーリーAも質がいい年はしっかりと樽熟成させるそうだ。白ワインも樽熟成、タンク熟成、一升瓶熟成など、様々な方法で熟成させている。

清酒メーカーから譲り受けたというホーロータンクが並ぶ様子。 ▲ 清酒メーカーから譲り受けたというホーロータンクが並ぶ様子。
樽熟成は古樽メインで行う。 ▲ 樽熟成は古樽メインで行う。

脅威の長期熟成スパークリングワイン

上段の通り、北条ワインの赤ワインは比較的長めに樽熟成がかけられているが、それを超えた長期熟成を誇るのが瓶内二次発酵のスパークリングワインだ。取材時にピュピトル台で澱下げ作業をしていたのは、2014年ヴィンテージの甲州。10年以上瓶内熟成された代物だ。因みに、現在販売中の甲州スパークリングワインの瓶内熟成期間は脅威の13年!スパークリングワインの王様、シャンパーニュであっても、ノン・ヴィンテージの熟成期間は最低15ヶ月、ヴィンテージでも最低3年となっているので、北条ワインが如何に規格外なのかがよく分かるだろう。長期熟成に耐えられる高品質ワインでなければできないし、ワインを保管しておくスペースも必要になれば、すぐにキャッシュ化できないので財政的にも体力がいるのだ。

ピュピトル台で澱下げ中のワイン。瓶の頭に澱が溜まっているのが分かる。
ピュピトル台で澱下げ中のワイン。瓶の頭に澱が溜まっているのが分かる。
▲ ピュピトル台で澱下げ中のワイン。瓶の頭に澱が溜まっているのが分かる。

しかし、なぜそれ程までの長期熟成を選んだのだろう。「当時から、北条ワインのスタイルとして長期熟成が売りだったというのもありますが、スパークリングワインもしっかり熟成させるべく、造るときに『10年は寝かせようや』と言ってスタートしました」と山田さんは振り返る。「あと、当時は契約農家さんがたくさんいて、原料となる甲州も沢山あったという側面もあると思います」と坂本さんは付け加える。原料がたくさんあるからこそ、思い切ったチャレンジができたのだろう。それにしても、最初から10年後を目指すというのはロマンを感じる。ぜひ、澱のニュアンスをしっかり感じる超・長期熟成のスパークリングワインを読者の皆さまにもご堪能頂きたい!

原料確保が最大の課題

超・長期熟成のスパークリングワインを造ろうと決めた時から変わったのが、契約農家の数だ。「子供の頃は、潰しきれない甲州ブドウが列をなして並んでいました。契約農家さんから『自分たちがブドウを造るから、あなた達はワイン造りに専念しなさい』と言われていたような時代」と、山田さんは懐かしい風景を語ってくれた。時は進み、ブドウ栽培を辞める農家が増え、現在はJAを経由する契約農家は2軒のみ、残りはスポットベースで町内の農家からブドウを仕入れるだけとなった。
「原料確保が弊社の最大の課題です」と、山田さんは苦しい胸の内を吐露した。契約農家が多くいた時代の自社畑の広さは4ha程度だったが、これでは間に合わないと判断し、徐々に畑を広げ今は10haになっている。それでも、農家の高齢化が進む中、今後10年で更に仕入れるブドウの量は減ってしまう。頭が痛い問題なのだ。

醸造所内にある販売所では、沢山のワインが並ぶ。 ▲ 醸造所内にある販売所では、沢山のワインが並ぶ。

明るい兆しが全くないわけではない。ブドウ農家となるべく、現在研修中の若者もいるそうだ。生食用のブドウ栽培から始めるようだが、ワイン用ブドウ栽培も視野に入れているそう。農家にとっても販売先が確保されている状況は有難いに違いない。若い力の流入で、事態が少しでも好転することを祈るばかりだ。

長い歴史がある北条ワインだからこそ、今までにも何度も存続の危機はあった。特に2016年に発生した鳥取県中部地震では、震度6弱の揺れに見舞われ、約5万本のワインが破損するなど、大きな被害を受けた。しかも、山田さん曰く「2016年ヴィンテージはこれまでで一番出来のいい年だった」そうで、その衝撃の大きさは計り知れない。あまりの被害の大きさに廃業も頭によぎったが、全国のファンからの暖かい言葉で思いとどまったそうだ。

容量100mlのパウチ商品も!グラス1杯分の容量で、お出かけの際や一人飲みにも気軽に楽しめる。 ▲ 容量100mlのパウチ商品も!グラス1杯分の容量で、お出かけの際や一人飲みにも気軽に楽しめる。

少量だけ残った2016年のワインはどうしたのか聞いてみたところ、「社員みんなでBBQして飲んだ」とのこと。苦しい出来事を受け入れた上で、社員全員で前に進むための活力に繋がるような楽しい思い出を盛り込む。この平然さや気風の良さが備わっていることが、ワイン造りが代々続く秘訣なのかもしれない。「原料確保」という最大の課題はなかなか解決が難しい問題ではあるが、続けている中でどこかで道筋が見えてくるはず。そういう心強さを感じさせられた取材だった。

笑顔が素敵な山田さんと田村さん。 ▲ 笑顔が素敵な山田さんと田村さん。

笑顔が素敵な山田さんと田村さん。坂本さんも含め、取材に応じて下さった皆さんは本当に朗らかで、優しい空気が流れた。貴重なお話の数々、ありがとうございました!!

Writer : 山本  /  Photographer : 大石悠貴  /  訪問日 :  2026年7月6日

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