TOP/特集・読み物/わたし流。いまイチオシのワインたち/【スタッフ体験レポート】ドメーヌ・ペロ・ミノ 生産者ディナー

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【スタッフ体験レポート】ドメーヌ・ペロ・ミノ 生産者ディナー
【スタッフ体験レポート】ドメーヌ・ペロ・ミノ 生産者ディナー

本名 凌人

統括マネージャー|THE CELLAR online store ストアマネージャー

セミナー開催日 : 2026年6月4日 ・公開日 :

セミナー開催日 : 2026年6月4日 ・公開日 :

今回の、体験をレポートするのは

本名 凌人

統括マネージャー|THE CELLAR online store ストアマネージャー

「美味い!」「美味くない!」と頭を柔らかく、純粋にワインを楽しむことが好きです。
気づいたらこの業界も10年。ヴィンテージが切り替わるたびに、時の流れ早さに驚かされています。主に福袋職人として活動。虎ノ門本店ではブルゴーニュのバイヤーもしております。お越しいただいた際には、ぜひお声がけください。

【スタッフ体験レポート】ドメーヌ・ペロ・ミノ 生産者ディナー

価格への印象が一変。生産者ディナーで知る、今のペロ・ミノ。

生産者ディナーの概要

こんにちは。

株式会社ファインズ社主催のブルゴーニュ「ドメーヌ・ペロ・ミノ」の生産者ディナーに先日参加しましたので、内容を一部ご紹介します!

ペロ・ミノは20年ヴィンテージ頃のかなり強気な値上げを受け、一気に試飲機会がなくなり、高くて買えなくなってしまった造り手の一人、という印象でした。アルマン・ルソー並みの価格になっていたので、その値段なら他のドメーヌ買うよね・・・と私でも思っていました。

しかし、この晩でその考えが覆りました。

「最近のペロ・ミノ、
絶対に飲んだ方がいいです!」

クリストフ・ペロ・ミノ氏とは?

【生産者】 クリストフ・ペロ・ミノ氏 醸造責任者・12代目当主

現当主であり12代目のクリストフ氏は、1980年代にパリでファッションデザインを学んだ後、クルティエの仕事を経て、1993年に実家であるドメーヌを引き継ぐことになりました。

そして現在はベタンヌ+ドゥソーヴ5つ星、ル・ギード・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス3つ星という高い評価を獲得するまでに至っています。

クリストフ・ペロ・ミノ氏

スタイリストとして働いていたことから、ディティールを極めるということにこだわりをもつクリストフ氏。華やかで繊細な作業というものの基礎となりました。星付きのレストランと同じような感覚でワイン造りにあたっています。

ドメーヌのこだわり・哲学

高樹齢
高樹齢

畑の多くは樹齢が高く、平均で約70年に達します。
これらの古樹は、ワインの個性と奥行きを形づくる重要な基盤の一つです。

徹底した選果

「量より質」を選び、各テロワールの個性を誠実かつ精密に表現する、繊細で純粋、エレガントで洗練されたワインを造ることを志してきました。

徹底した選果

畑での作業は非常に緻密で、収穫時のブドウ選果も同様に徹底しています。畑での一次選果の後、ブドウはセラーで二重選果(手作業の後に光学選別)を行い、最良の粒だけを残します。

この厳格さゆえに時に大きなロスが出ることもありますが、それも哲学の不可欠な一部です。特に選果については、父アンリ氏とは考え方が異なっており、しばしば対立することもあったそう。

ビオディナミ カレンダー

畑でもセラーでも、自然のリズム、とりわけ月のカレンダーを重視し、栽培作業にも瓶詰にもそれを反映させています。

ビオディナミ カレンダー

バレルテイスティングの段階で、このワインに対して「もっとテンションを上げたい」場合は花の日に、「もっと丸みを与えたい」場合は果実の日に、瓶詰の日を決定するそうです。

そして、ディナーイベントの時はなんと「果実の日」。

そりゃ、こだわりがあるもの、旨いわけだ!

クリストフ氏の格言

「月の満ち欠けで自分の味の感じ方が変わるのか、ワインの味が変わっているのかは正直わからない。ただ何かしら月の影響はある。」

今回、特に印象に残ったこと

こだわりのあるコルク

こだわりのあるコルクの写真
コルクのアイコン

2023年ヴィンテージのコルクは、良いものだと3.7ユーロもします。
コルクを含めて全てのものにこだわりが。面がするっとしていて、きめ細かいです。

本日のお食事

BEIGE Alain Ducasse Tokyo さんでのディナー会でした。
素晴らしいお料理の数々。特にオマールブルーのクールブイヨンは、ペロ・ミノにぴったりの一皿でした。

本日のお食事

当日のラインナップ

超豪華です。

当日のラインナップ

テイスティングしたワインをご紹介

ここからはペロ・ミノのワインの特徴と、実際に飲んで感じたことをご紹介!

Red Wine モレ・サン・ドニ ラ・リュ・ド・ヴェルジィ 2015

ドメーヌ本拠地、クロ・ド・タールの斜面上部に位置する畑

モレ・サン・ドニ ラ・リュ・ド・ヴェルジィ 2015

グラン・クリュ、クロ・ド・タールの斜面上部に位置している畑で、なだらかなコート・ドールの丘陵が見渡せる美しい展望ポイント。

表土が薄く、岩石が転がる痩せた土壌のため非常にミネラルに富んだテロワール。
所有畑の面積は1.48ha、1974年植樹のブドウ。

残念ながら在庫なし
輸入元参考価格
56,100円

【コメント】

ほんの少しだけ熟成の香りが出ている。骨格はあるけども非常に柔らかい、余韻も長く鉄分も感じる味わい。
暑い年こそ選果が非常に重要!!

Red Wine ドメーヌ・ペロ・ミノ シャンボール・ミュジニー ヴィエイユ・ヴィーニュ 2023

村名の域を軽く超えたワイン

ドメーヌ・ペロ・ミノ シャンボール・ミュジニー ヴィエイユ・ヴィーニュ 2023

レ・ビュシエールとレ・ドラゼの2つの区画の樹齢100年を超えるブドウをブレンドして造られます。非常に樹齢の高いブドウから造られるこのワインはテクスチャーの深みが際立ち、並みはずれた密度と豊かさが楽しめます。

樹齢が高いため香りにも味わいにも濃密さが感じられますが、特に味わいの濃密さや絶妙なテクスチャーは村名ワインとは思えないレベルです。

【醸造について】

40%全房発酵、新樽20%(80%は1~2年樽使用)

【コメント】

驚きました。23年赤は個人的に時間がかかるイメージがありました。(フィネスが強くて果実味がまだのっていない印象)

しかしこのワインは19年や22年のような果実の丸みが印象的でした。赤黒系果実のジューシーかつチャーミングな味わいが特徴的。やわらかくて硬さがない。今飲んで非常に美味しいワインでした。

【読者のみの秘密情報】

ペロ・ミノにはシャンボール・ミュジニー コンブ・ドルヴォー キュヴェ・ユルトラという20万近いドメーヌを代表するワインがありますが、なんとユルトラに選ばれていないコンブ・ドルヴォーのワインが入っているそうです。

Red Wine ドメーヌ・ペロ・ミノ モレ・サン・ドニ ラ・リオット ヴィエイユ・ヴィーニュ 2011

エレガントでストレートな味わいとスパイシーな余韻

ドメーヌ・ペロ・ミノ モレ・サン・ドニ ラ・リオット ヴィエイユ・ヴィーニュ 2011

畑の脇を細い道「リュオット(Ruotte)」が通っていることから命名されたと言われており、ドメーヌから歩いていける至近距離。所有している畑の面積は0.5haで樹齢は55年ほど。砂利混じりの泥灰質土壌です。

エレガントでストレートな味わいとスパイシーな余韻が特徴的なワインです。

【コメント】

土と熟成チーズのような複雑な香り。線は11年ヴィンテージらしく細いけど、かたさは全くないし、果実もしっかり華やか。

【クリストフの小話】

アンリ・ジャイエは若くて美味しいワインはいつ飲んでも美味しいと言っていた。良い熟成に必要なのはタンニンの「量」ではなく、「質」です。

Red Wine ドメーヌ・ペロ・ミノ ニュイ・サン・ジョルジュ ラ・リシュモーヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ キュヴェ・ユルトラ 2015 ※現在販売中の2011年ヴィンテージをご案内しています。

力強さと優しさを兼ね備えた名品

ニュイ・サン・ジョルジュ ラ・リシュモーヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ キュヴェ・ユルトラ 2011

キュヴェ・ユルトラに使われているのはラ・リシュモーヌの最も南に位置している1902年に植えられた区画。110年を超える樹齢に加え、粘土・石灰質の土壌には多くの小石が含まれているため水はけが良い土壌です。

根が地中深くまで伸びたブドウのまるみやフレッシュさ、スパイスの香りが際立ちます。見事に凝縮味あふれ、タンニンもきめ細かくシルキー。力強さと優しさを兼ね備えた名品です。

【コメント】

超エネルギッシュ、エネルギーが満ち溢れている。
余韻が永遠に続くのではないかと感じるワイン。
今回一番時間のかかったワインでした。しかし硬いわけではない。エネルギーがすごいワイン。

【裏話】

ユルトラはコードネームみたいなものだった。
2013年からリシュモーヌはユルトラのみ(もともとユルトラなしのリシュモーヌがありました)。ユルトラ以外のリシュモーヌはデクラセして、「ニュイ・サン・ジョルジュ ミュルジェ・デ・クラ」にブレンドしているそうです!!

Red Wine ドメーヌ・ペロ・ミノ マゾワイエール・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 2007

ユルトラと並び、クリストフ氏の思い入れのあるワイン

ドメーヌ・ペロ・ミノ マゾワイエール・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 2007

石灰質の砂利混じりの褐色~淡い黄褐色の粘土石灰質の浅い土壌。1957年に植樹。

この区画からは、エレガントで輪郭がシャープ、非常にフレッシュでありながら密度の高いワインが生まれます。

シャルム・シャンベルタンは「果実」「フェミニン」

マゾワイエール・シャンベルタンは「フレッシュな血」「ミント」

フレッシュさやハリのあるタンニンを持った力強いワインです。シャルム・シャンベルタンを名乗れますが、味わいの違いを的確に表現するため敢えて「マゾワイエール・シャンベルタン」として瓶詰めされています。

【コメント】

やや黒系果実で、酸味も高く、余韻が非常に長いワイン。
エネルギーは熟成により抑え気味だが、タンニンの柔らかさ、スムースさのレベルが違う。今飲んで非常に美味しいワイン。

THE CELLAR online storeでは今回イベントでテイスティングしていないワインも販売中です!

少量での販売となりますので、是非お早めにご確認くださいませ。

次回の試飲会イベントで
お待ちしております。

ワインショップでは定期的にこのような試飲イベントを開催しております。
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