TOP/特集・読み物/わたし流。いまイチオシのワインたち/【スタッフ体験レポート】ヴィニョーブル・デ・カボット 生産者ランチ

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【スタッフ体験レポート】ヴィニョーブル・デ・カボット 生産者ランチ
【スタッフ体験レポート】ヴィニョーブル・デ・カボット 生産者ランチ

人見 裕介

統括マネージャー

セミナー開催日 : 2026年9月某日 ・公開日 :

セミナー開催日 : 2026年9月某日 ・公開日 :

今回の、体験をレポートするのは

人見 裕介

統括マネージャー

ワイン業界に入り17年となりました。ワインの面白さ、楽しさ、奥深さを日々感じながら、これからも勉強、鍛錬?に励んで参ります。国産ワインのことでわからないことがあれば、ご一報ください。

【スタッフ体験レポート】ヴィニョーブル・デ・カボット 生産者ランチ

徹底した品質へのこだわりを感じる、ヴィニョーブル・デ・カボット副社長のセミナー。

「ヴィニョーブル・デ・カボットって何?」

今回ヴィニョーブル・デ・カボットについてお話しいただいたのはこちらの方

【セミナー講師】ヴィクトール・ペパン氏ヴィニョーブル・デ・カボット副社長

2026年にアルテミス・ドメーヌが、コート・ド・ボーヌの秀逸な畑を集結した「ヴィニョーブル・デ・カボット」を創設。「ランファン・ジェズュ」や「ヴォルネイ レ・カイユレ」、「モンラッシェ」をはじめとした、コート・ド・ボーヌを代表するトップキュヴェの生産に特化しています。

ヴィクトール・ペパン氏

ヴィクトール・ペパン氏は2007年にブシャール・ペール・エ・フィス & ウイリアム・フェーブルに入社。 スカンジナビアエリアの輸出マネージャー、アジア太平洋地域の輸出ダイレクターとして、ブシャールを含むメゾン・エ・ドメーヌ・アンリオの全ポートフォリオを担当。 2023年、アルテミス・ドメーヌとの合併後、コマーシャル & マーケティング ダイレクターを務めました。

2026年1月、「ヴィニョーブル・デ・カボット」発足に伴い、副社長に就任し活躍を続けています。

生産者ランチの様子

まずは設立の経緯からお話しいただきます。

ブシャール・ペール・エ・フィスから ヴィニョーブル・デ・カボットの設立へ

  1. ワイン商としてヴォルネイで創業

  2. 相続によりヴォルネイ・レ・カイユレの畑を取得
    以後、フランス革命後に次々と畑を取得し、大ドメーヌ・ネゴシアンとなる

  3. 最盛期

    自社畑130haを所有し、ネゴシアン部門と合わせて年間300万本以上を生産

  4. アルテミス・ドメーヌの傘下に入り、ネゴシアン業を廃業
    コート・ド・ニュイの自社畑を同グループのドメーヌ・デュ・ジェニーに移管し、生産量を65万本まで絞る

  5. ヴィニョーブル・デ・カボットを設立し、自社畑のうち約35haを分割
    ブシャールにはボーヌ・デュ・シャトーやモンテリーなどの村名の畑(約60ha)を残し、手ごろで良質なワイン造りを継続

2023年ヴィンテージより、カボットとブシャールそれぞれのワインがリリース

ヴィニョーブル・デ・カボット設立の経緯

【1】ネゴシアン業廃止
  • アルテミス・ドメーヌのコンセプトとの不一致(土からワインを造るという想い)
  • ネゴシアン業継続の困難さ(買いブドウの入手・コスト・品質管理の難しさ)
【2】南北に広い自社畑の管理の難しさ
  • 自社畑の南北の距離は最大45km
  • 130haの自社畑でも高品質だったが、膨大かつ綿密なロジスティクスと人手による管理
  • コート・ド・ニュイの自社畑を同グループのドメーヌ・デュ・ジェニーに移管
  • コート・ド・ボーヌの自社畑もさらに細分化→ブシャール約60ha、カボット約35ha
  • シャトー・ド・ピュリニーモンラッシェを購入し、ブドウ畑と醸造施設の移動距離を短縮
  • →2028年ヴィンテージよりカボットのワインを醸造予定
【3】ブルゴーニュ最高峰のワインへのチャレンジ

自社畑のグランクリュやプルミエクリュの上位ワインに、さらなるケアを実施し、土地の個性を引き出す。そのためには・・・

  • より多くの人手による細やかな畑仕事の実現
  • 高品質な設備、樽などの資材、そして時間をかける
  • 今までのワイン造りとは目指す世界が異なるため、ブシャールとのブランド分割が必要

つまり生産量を絞り、より手間をかけて高品質なワインを造っていくという非常に高みを目指したプロジェクトということですね!

ヴィニョーブル・デ・カボットの所有畑

ヴィニョーブル・デ・カボットの所有畑35haの内訳:グランクリュ10ha、プルミエクリュ22ha、村名3ha

所有畑 合計35ha

グランクリュ
10ha
プルミエクリュ
22ha
村名
3ha(ムルソー・レ・クルのみ)

2つのモノポール(クロ・サン・ランドリー、クロ・ド・ラ・ムース)

白ワインのクリマ:13

赤ワインのクリマ:8

平均樹齢:35年

植替え中の畑:10%(2~3年植樹せず、畑を休ませる)

他の一般的なドメーヌは1名あたり2.5~3haを管理しているけど、ヴィニョーブル・デ・カボットでは2023年は1名当たり1.6ha。2025年は1.3haと、よりきめ細かい畑仕事ができるように対応しているとのこと。

以前から変わった畑のポイントとして3つ

  • 畑は現在100%ビオロジック。2029年に100%ビオディナミに移行予定
  • 植替え前の休耕期間の延長とマサルセレクション
  • より厳しい選果(最新の機材と多くの人員)

特に3つ目の選果のところは強調していました。畑での選果、醸造前のセラーでの選果については、特に厳密にしているとのことでした。

醸造&熟成

各区画最高のブドウだけを使って、それぞれの区画ごとの細やかなワイン造りを目指している。

以前のブシャールは長期熟成をするためにタンニンも強く抽出した造りをしていたが、より厳格(何回も言っていました)にテロワールを表現するようになったのが大きな造りの違い、とのこと。また、熟成についても樽材と樽会社の全面的な見直しを実施。高品質・少量生産のメーカーを積極導入している。

より細かい木目、内側の焦がし方もよりライトに設定。ワインの香りと味わいに清涼感をもたらし、瑞々しさを保つために新樽率を増加している。さらに樽熟成期間を延長しており、ブシャール時代は平均して14~16ヵ月の熟成後に出荷だったものが、カボットは20~22ヵ月。樽から出して瓶詰め後も自社のセラーで1年程度瓶熟成。

ラベルについて

ワインのラベルと裏ラベル

アルテミス・グループのオーナー、フランソワ・ピノー氏はモダンアートが好きとのことで、ラベルも非常にモダンでシンプル。裏ラベルもすっきりとしたデザインになっていますが、標高や土壌、斜面の向きなどの情報はしっかりと記載しています。是非ご一読ください。

モンラッシェ・グランクリュ2023の裏ラベル
裏ラベルの記載例(モンラッシェ・グランクリュ 2023)畑の面積:0.89ha / 標高:260m 土壌:粘土・泥灰土 / 斜面の向き:東・南東

コルクについて

白はディアム、つまりブショネが出ないように加工された合成コルクを使っています。一方で赤は、上質な天然コルクを使用。白は酸素の透過性が低い合成コルク、赤は逆に透過性のある天然コルクにしているとのことです。

ワインのコルク

今回テイスティングしたワイン

当日のテイスティングワイン

2023年ヴィンテージについて

  • ✅乾燥した天候ののち水不足の暖冬
  • ✅芽吹きはやや早め(4月9日~12日)
  • ✅ブドウの迅速かつ均一な成長から6月6日ごろに開花=花の量が多い
  • ✅特に暑く晴天が続いた6月+シャルドネにおいて軽度の水分ストレス
  • ✅暑く、十分な降雨があった7月と、比較的涼しい8月
  • ✅シーズンの終わりには2度の猛暑(8月下旬と9月)と落雷を伴う嵐
  • ✅大雨が降る前の9月4日から12日にかけて収穫→13日から大雨☔
  • ✅暑さに敏感なピノ・ノワールを最優先で収穫
  • ✅グリーンハーベストと収穫時の厳格な選果→収量制限をしっかりしたため良いブドウになった
  • ✅グリーンハーベストは6月の段階で40人雇って、一気に50%落とした
    ★これがこの年のキーとなった!

2023年はカボットにとってクオリティを維持できた、優良ヴィンテージ!(ちなみに2026年は8月13日から収穫スタート、、、)

次は試飲ワインの特徴と、実際に飲んで感じたことをご紹介!

当日の料理
合わせたお食事

テイスティングしたワインをご紹介

※価格はすべて税込表示です。

White Wineヴィニョーブル・デ・カボット コルトン・シャルルマーニュ 2023
コルトン・シャルルマーニュ 2023

¥74,800 税込¥88,000

10月13日までの期間限定15%OFF価格

コルトンの丘の標高の高い位置にあり、東向きのクリマ「ル・コルトン」に位置しています。このクリマにはピノ・ノワールとシャルドネのどちらも植えることができるという、珍しい特徴があります。
柑橘類や白い花々の香りを放つ気品のあるブーケ。口当たりは、フレッシュさとレモンの風味を合わせ持った美しい広がりを見せます。長く爽やか、そして塩味を感じるフィニッシュが印象的です。

畑・醸造のデータ

畑の取得年
1909年
面積
3.98ha
標高
340m
土壌
石灰質の母岩上の層の薄い泥灰質
日照条件
東/南東向き
収穫日
2023年9月5日―7日&8日
新樽率
35%
熟成期間
22ヵ月
アミューズ 3種のスナック
アミューズ 3種のスナック
White Wineヴィニョーブル・デ・カボット シュヴァリエ・モンラッシェ 2023
シュヴァリエ・モンラッシェ 2023

¥149,600 税込¥176,000

10月13日までの期間限定15%OFF価格

十字軍へと旅立った若き騎士、モンラッシェ領主の息子(シュヴァリエ)にその名が由来すると言われています。
非常に痩せた石灰質土壌の4つのテラスに広がるこのテロワールは、妥協のない、非常に純粋で真っ直ぐ、伸びやかなワインを生み出します。フローラル(バラ、菩提樹)の香り、柑橘類やヴェルヴェーヌのアロマを伴う、繊細でエレガントなトップノーズ。気品がありシトラスの風味を感じさせる口当たりは、豊潤でありながら非常に真っ直ぐで、非常に長い塩気のあるフィニッシュへと続きます。表現力豊かなワインです。

畑・醸造のデータ

畑の取得年
1838年
面積
2.33ha(最大所有者、全体の約30%がヴィニョーブル・デ・カボット)
標高
280m
土壌
非常に痩せた泥灰・石灰質(やや粘土もある)
日照条件
東/南東向き
収穫日
2023年9月4日
新樽率
35%
熟成期間
20ヵ月
タコとバジルのサラダ
タコとバジルのサラダ
Red Wineヴィニョーブル・デ・カボット ボーヌ レ・グレーヴ ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ 2023
ボーヌ レ・グレーヴ ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ 2023

¥43,945 税込¥51,700

10月13日までの期間限定15%OFF価格

「ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ」はコート・ドールが誇る最高峰の区画の一つ。1791年にブシャール家によって取得されたボーヌ・レ・グレーヴのアペラシオンの中心に位置するこの3.92haの区画は、ヴィニョーブル・デ・カボットの単独所有です。

野イチゴ、野生の木イチゴ、甘いスパイス、フレッシュなレザーのニュアンスを伴う、密度が高くエレガントで非常に香り豊かなブーケ。アタックはフレッシュで、美しい広がりを見せる中盤の味わいからは、フローラル、煮詰めた果実、スパイスのアロマが現れます。バランスの取れた気品のあるワインです。

畑・醸造のデータ

畑の取得年
1791年
面積
3.92ha
標高
240m
土壌
砂質の粘土・石灰質
日照条件
東/南東向き
収穫日
2023年9月4日-7日&8日
全房発酵率
25%
新樽率
40%
熟成期間
20ヵ月
北海道産伝助穴子のベニエ
北海道産伝助穴子のベニエ
Red Wineヴィニョーブル・デ・カボット ヴォルネイ レ・カイユレ アンシェンヌ・キュヴェ・カルノ 2023
ヴォルネイ レ・カイユレ アンシェンヌ・キュヴェ・カルノ 2023

¥25,245 税込¥29,700

10月13日までの期間限定15%OFF価格

「カイユレを持たざる者は、ヴォルネイを語ることなかれ」。石(カイユ)が多く、痩せた土壌から生まれるものの、格別のエレガンスを湛えたワインを生み出します。
黒系果実やフローラルなノートに、木のニュアンスが重なる表現力豊かなブーケ。口当たりはジューシーで美しいストラクチャーを備えており、黒系果実(野生の木イチゴ)のアロマと塩味を感じるフィニッシュへと続きます。見事な熟成の可能性を秘めたワインです。

畑・醸造のデータ

畑の取得年
1775年→カルノ家から取得、リスペクトを込めてキュヴェ名に残している。最も古くから持っている畑。
面積
3.09ha
標高
260m
土壌
石灰質の母岩上の粘土・石灰質
日照条件
東/南東向き
収穫日
2023年9月4日&8日
全房発酵率
40%
新樽率
40%
熟成期間
20ヵ月
Red Wineヴィニョーブル・デ・カボット コルトン ル・コルトン 2023
コルトン ル・コルトン 2023

¥40,205 税込¥47,300

10月13日までの期間限定15%OFF価格

コート・ド・ボーヌ唯一の赤のグランクリュであるコルトンは、コート・ドールでクリマ名称がラベルに併記できるグランクリュでもあります。カボットのコルトン「ル・コルトン」は日の出の方向である東を向いており、非常に素晴らしいフィネスを備えたワインを生み出します。
甘いスパイス、花、リキュールのニュアンスを伴う力強い香り。深く繊細な口当たりで、フィニッシュにはスパイスやチェリーリキュールの余韻をもたらします。力強く見事な熟成の可能性を秘めたワインです。

畑・醸造のデータ

畑の取得年
1909年
面積
3.2ha
標高
320m
土壌
鉄分を含む粘土・石灰質
日照条件
東向き
収穫日
2023年9月7日&8日
全房発酵率
40%
新樽率
40%
熟成期間
20ヵ月
鶏むね肉のロースト
鶏むね肉のロースト

THE CELLAR online storeでは、今回の来日ランチセミナーでテイスティングしていないワインも販売中です!

10月13日まで期間限定15%OFFでお買い求めいただけます。少量での販売となりますので、是非お早めにご確認くださいませ。

次回の試飲会イベントで
お待ちしております。

ワインショップでは定期的にこのような試飲イベントを開催しております。
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