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白ワインの種類とは?
白ワインの種類とは?

THE CELLAR JOURNAL --- writer : Toru Takamatsu

白ワインは、赤ワインが持つようなタンニン特有の渋みが無いため、ワインを飲みなれていない方にも親しみやすいワインです。すっきりとした辛口の白ワインは家庭料理にも馴染みやすく、食前酒としても楽しめます。
しかし、白ワインといってもさまざまな国で造られているため、選ぶ時に迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
本記事では白ワインの基礎知識や選ぶ時のポイントなどを解説しながら、おすすめの白ワインも紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
白ワインは、赤ワインが持つようなタンニン特有の渋みが無いため、ワインを飲みなれていない方にも親しみやすいワインです。すっきりとした辛口の白ワインは家庭料理にも馴染みやすく、食前酒としても楽しめます。
しかし、白ワインといってもさまざまな国で造られているため、選ぶ時に迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
本記事では白ワインの基礎知識や選ぶ時のポイントなどを解説しながら、おすすめの白ワインも紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。

白ワインの種類とは?基礎知識や選ぶ時のポイントなどをわかりやすく解説

基礎知識や選ぶ時のポイントなどをわかりやすく解説
2026.03.26

1. 白ワインの基礎知識

白ワインとは、ブドウ果汁の色味に近い「淡い黄色」をしたワインの総称です。
原料となるブドウは白ブトウのみを使用します。皮や種を除き、果汁のみを使ってワインを造るため色素が抽出されず、色味が薄くなります。出来上がるワインは淡い黄色~透明なものが多いです。ブドウの皮に多く含まれる苦み成分であるタンニンも抽出されないので、赤ワインのような渋みもありません。

白ワインのブドウ品種と代表的な産地

品種 特徴 産地
シャルドネ 白ワインの代表的なブドウ品種、酸味とコクのバランスがとれている ブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方、ロワール地方、カリフォルニア、オーストラリア
リースリング ドイツの白ワインを代表するブドウ品種、甘みと酸味のバランスが産地ごとに違う ドイツ、アルザス地方、オーストラリア
ソーヴィニヨン・ブラン 酸味がやや強く、フルーティーな味わいの白ワインが造られる ロワール地方、ボルドー地方、ニュージーランド
セミヨン 酸味の少ないワインが多く、甘口~辛口まである ボルドー地方、オーストラリア
シュナン・ブラン 酸味が強く、繊細さやエレガントな味わいが楽しめる ロワール地方、南アフリカ
ミュスカ マスカット・ブドウのことで、主に甘口ワインの材料となる アルザス地方、コート・デュ・ローヌ地方、南フランス、イタリア

白ワインの味わい

白ワインの味わいは「味の濃さ」「甘辛度」「酸味」の 3 つによって決まります。

味の濃さ

「しっかり」「スッキリ」などの表現で示すことが多く、辛口で酸のあるワインの方がスッキリとした印象をもちやすいです。

甘辛度

発酵時の残糖度で、発酵を途中で止めると甘口になり、糖分がなくなるまで発酵させると辛口に仕上がります。ドイツのリースリングの「Kabinett」などが発酵を途中で止めて甘口に仕上がっているスタイルの代表と言えます。

酸味

ブドウ自体の酸味や、収穫年ごとの天候、発酵の度合いによって酸味は変化します。

白ワインの飲み頃の温度

ワインは温度によって味の感じ方が異なります。
基本的には、甘口は 5℃~8℃が、辛口は 7℃~14℃が理想的です。
温度調整が可能なワインセラーがない場合は、氷水で 20 分程、冷蔵庫なら 2時間~4 時間冷やしてからの抜栓をおすすめします。

白ワインの飲み頃の温度

各国の白ワインの特徴

  • フランスブルゴーニュは伝統的な高級白ワインの名産地。アルザスやロワールなどフランス北部の冷涼産地でも白ワインが多く造られている。
  • ドイツリースリングという品種の甘口白ワインが高く評価されている。ザクセン地方をはじめ、大半の地方が白ブドウを栽培している。
  • チリ温暖な気候により果実味が豊か。フレッシュさも特徴で、安価で早飲みを楽しめる。
  • オーストラリア気候や土壌が多様な為、オーストラリア国内でも地域によってかなり味わいが違う。品種はシャルドネが多い。

白ワインの造り方

白ワインの一般的な造り方として下記をご参照ください。

白ワインの造り方
STEP 01

収穫

白ブドウの収穫。タイミングは生産者によって異なる。手摘みや機械摘みがある。

STEP 02

選果

粒を選ぶ作業

STEP 03

除梗・破砕

房から果梗を取り除き、果皮を破く作業

STEP 04

圧搾

果汁を絞る作業。白ワインは果汁のみを絞る

STEP 05

主発酵

樽やタンクを使用して果汁のみを発酵させる作業

STEP 06

マロラクティック発酵(MLF)

ワインの酸味を柔らかな印象に変える作業。ワイナリーによっては行わない場合も。

STEP 07

熟成

木樽やタンクを使用してワインを熟成。樽やタンクによって白ワインの仕上がりが違う

STEP 08

滓引き

樽やタンクの底に酵母や果肉片が沈殿するため、上澄みを移し替える作業

STEP 09

清澄・濾過

清涼剤を加えて滓を取り除く作業

STEP 10

瓶詰

ボトルに詰めてラベルを貼る作業

ワイナリーによって醸造法は異なるため、こちらは一例となります。調べてみるとより知識が深まりますよ。

2. 白ワインと赤ワインの違い

白ワインと赤ワインの違い

白ワインと赤ワインの違いは大きく二つあります。

①ブドウの種類

〖白ワイン〗
皮が白に近い緑色の「白ブドウ」を使用。
〖赤ワイン〗
皮が黒っぽい赤色の「黒ブドウ」を使用。それぞれのブドウの果皮の色がワインの色に反映されます。

②製造方法

〖白ワイン〗
皮や種を取り除いた状態の果実をすりつぶして果汁のみを発酵。皮や種の色素が染み出ないため、ブドウの果実の色がそのままワインの色となり、皮に含まれるタンニンの量が少ないため、すっきりとした果実味が感じられる味に。
〖赤ワイン〗
果実を皮や種ごとすりつぶして発酵。皮や種の色素がワインに染み出すため、色が赤くなる。皮や種に含まれているタンニンが染み出すため、渋みが感じられる味に。

なお、黒ブドウを使用して白ワインの製法で造ったワインは白ワインになります。

白ワインと赤ワインの違いは大きく二つあります

3. 白ワインを選ぶ時のポイント

白ワインを選ぶ時のポイント

白ワインを選ぶ時には以下の3つがポイントとなります。
①味の好み(甘口・辛口)
②ブドウの種類
③産地

それぞれのポイントを以下で解説します。

味の好み(甘口・辛口)

白ワインは残糖度によって甘口と辛口に分かれています。
甘口は果汁のフルーティーな味わいが、辛口はキリっとした飲みごたえが魅力です。
最初に甘口と辛口のどちらが飲みたいのかを決めておくと、選びやすくなります。

ブドウの品種

ブドウの品種によっても味わいが異なります。

  • シャルドネ
  • リースリング
  • ソーヴィニヨンブラン
  • セミヨン
  • シュナンブラン
  • ミュスカ

上記以外に、日本の「甲州」のような地物の白ブドウもあります。 気になる白ワインがあれば購入して品種の特徴を少しずつ覚えていくのも楽しいですよ。

産地

白ワインで迷ったら、有名な産地から選ぶ方法もあります。

  • フランス/ボルドー辛口のボルドーブランのほか、極甘口の貴腐ワインも造られる。
  • フランス/ブルゴーニュシャルドネのみで造られる歴史的な高級ワインの産地。
  • フランス/アルザス辛口のリースリングが有名。細身のボトルが特徴的。
  • イタリア/トスカーナ比較的安価で日常的に飲める白ワインの産地。

4. 白ワインに合う料理

白ワインに合う料理

白ワインはさっぱりとした酸味が特徴で、野菜・魚介全般、お肉は鶏・豚肉に合う傾向があります。

軽めの白ワインは、さっぱり仕上げた料理、前菜全般に合います。浅漬けやカルパッチョ、貝類の酒蒸し、おでん、バンバンジーなど。
中程度の白ワインにはクリスプさのある天ぷらや、脂の乗った白身(カマスなど)のお寿司などが合います。また、マヨネーズのコクと酸味もワインによく合いますので、エビマヨやポテトサラダなど如何でしょうか。
重めの白ワインは同じく重厚に仕上げたメイン料理で、生クリームを使ったチキンフリカッセ、バターをたっぷり使ったムニエル、チーズのコクがあるカルボナーラなどがおすすめです。

5. おすすめの白ワイン3選

おすすめの白ワイン3選を順番に紹介させていただきます。

コルテ・アダミ ソアーヴェ 2022

コルテ・アダミ ソアーヴェ 2022

リンゴや柑橘系の香りがあり、直線的でシャープな味わいが楽しめます。
酸味はやや強いが、ブドウ果実の熟度を感じさせるほどよい凝縮感があり価格も抑えられるので、白ワインを初めて飲む人におすすめです。

チェレット アルネイス・ブランジェ 2023

チェレット アルネイス・ブランジェ 2023

ビオロジック農法で造られる自社畑のブドウを使用し、ステンレスタンクで発酵、熟成。発酵時に発生するCO2を少し残してすっきりした口当たりを表現しています。 イタリアの白ワインの歴史を変えたといわれるワインです。白い花のような香り、土壌由来の塩っぽいニュアンスが感じられる、すがすがしい清涼感があります。

ジャン・シャルトロン ピュリニー・モンラッシェ レ・フォラティエール 2022

ジャン・シャルトロン ピュリニー・モンラッシェ レ・フォラティエール 2022

「レ・フォラティエール」はピュリニー・モンラッシェ村の中心に位置している1級畑です。樽(新樽率30%)で発酵、樽で12ヶ月、タンクで4か月熟成させます。 モモや柑橘果実、ジャスミンやアーモンドクリームのような豊かな香り。石灰質なテロワールとシャルドネの絶妙な組み合わせにより、グラン・クリュに匹敵するほどの圧倒的な余韻をもちます。

6. まとめ

白ワインとは、白ブドウの果汁のみを発酵させ、熟成させたワインです。
ブドウの種類や産地、熟成方法などによって味わいが異なるため、色々と飲み比べてみるのも楽しいと思います。

好みの白ワインに出会える確率はどこでワインを買うかによって変わります。
下記のリンクからTHE CELLAR online storeにアクセスできますので是非、自分好みのワインを探してみてください。

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高松 亨

CMS認定 マスターソムリエ

オーストラリア・シドニー出身。当時24歳にして世界最難関とも呼ばれるマスターソムリエに最年少、日本人として初めて合格。
現在は地域おこし協力隊として北海道・余市のドメーヌ・タカヒコにて研修中。

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